11月6日(火)
結論から言えば、
小沢一郎氏は民主党代表職にとどまることとなった。
小沢氏自ら「恥をさらすよう」と表現したようだが、
元の鞘におさまったということか。
今日は午前中は党の会議などが通常通りに開催されたが、
午後は党関係の会議等はすべて中止となった。
午後の早い時間帯は衆議院で、
遅い時間帯は参議院で当選回数別の「期別懇談会」が開催され、
それぞれ意見を述べることとなった。
私が出席した「期別懇談会」では、
発言したほとんどの議員が、
小沢氏に代表にとどまるよう懇願する発言を行った。
私は、大連立を前提としない政策協議を行うことによって、
小沢代表を慰留すという役員会の決定に異を唱えるものではないこと。
だが、小沢代表が辞意表明の記者会見において、
民主党は政権担当能力がなく、
次の衆院選でも勝てないとの述べたことの真意を、
小沢氏自身の直接聞きたい旨を述べた。
次期衆院選を目指して、
政権交代を訴えて地べたを這いずり回っている、
新人候補や落選中の候補者からすれば、
党代表が「政権担当能力がない。
選挙で勝てない」と言ったのではたまらないではないか。
私たち議員からすれば、
小沢氏が参院選に勝って浮ついている党内を引き締めたいとの
気持ちも理解はする。
しかし、一般的には、
政権交代を諦めたというように受け止めるのが普通だと思う。
つまり、永田町のなかだけで片付けるのではなく、
国民に向かって何らかの機会を通じて、
その思いを率直に説明してほしいと言いたわけである。
幸い、出席された菅直人代表代行も頷いて聞いてくれた。
そして明日7日には、
両院議員総会が開催されることとなった。
(おそおらくTVカメラも入る形で)
明日7日、小沢氏がどのような言葉で私たち議員と国民に対し、
自らの真意を述べるのかにすべてがかかっていると思う。
今回のドタバタ劇の中身は新聞でもいろいろと書かれているが、
小沢氏が真摯に気を取り直して、
政権交代に向けて全力を挙げる旨の発言を行うかを注視したいと思う。
皆様からすれば、
「大山鳴動鼠一匹出ず」という感じかもしれない。
党の支持率も大幅に下がるだろう。
何としてでも「雨降って地固まる」ということでいきたいと思う。
もう解党したらどうか。
国民を馬鹿にした政治をするような政党はいらない。