5月29日(金)
午後から参院本会議。
総額13兆9200億円という史上最大の補正予算案の採決。
参院では賛成少数で否決されたが、
憲法の規定により既に可決していた衆院の議決が優先され、
結果的に補正予算案は可決成立した。
私たちが反対の理由としては、
理念なき将来展望も欠いた「その場しのぎ」のバラマキ予算だからだ。
生活保護の母子加算手当200億円は全廃しておきながら、
自民党道路族の地元選挙区の道路建設に、
各地の箱モノ建設(例の「国営まんが喫茶」も含む)に大盤振る舞い。
廃止が決まった官僚の天下り法人にまで、
たっぷりと予算がつけられている。
3歳から5歳までの子どもに3万6千円を給付する「子育て応援特別手当」は、
今年限りの1回こっきりで将来不安の解消に何ら役立つものではない。
さらに、国会に補正予算案が提出される前に発生した新型インフルエンザ対策について、
今年秋以降に第2波が予想されているにもかかわらず、
まったく予算措置が講じられていない。
こうした「究極のムダ使い」「亡国の予算」を組んでおいて、
そのほとんどを借金を財源としておいて、
将来的に消費税率アップを喧伝するなど論外である。
私は毎日jp今日の論点!
『小沢代表vs麻生総理のどっちが辞める?』に号外第六号:麻生太郎日記でエントリーされたブログ・永人のひとごころ・を書いている吉野永人といいます。
徳永先生の益々のご活躍を祈念申し上げます。
人格・識見とも素晴らしい人たちがいる。
でも、幕末に江戸幕府が機能不全に陥っているなか、
勝海舟のような立派な人物がいるからといって、
幕府があの国難に十分に対応できただろうか。
江戸城の奥深くに将軍が鎮座ましまして、
全国に号令をかける政治では駄目だったのではないか。
薩長土肥という当時の野党に政権が移ってこそ、
国難を乗り切ることが出来たのではないだろうか。
勝海舟に類する人は自民党にも確かにいる。
しかし、である。やっぱり、政権交代でしか国は変わらない状況にあるのだ。