2月7日(木)
朝、党外交防衛部門会議。
『アエラ』スタッフライターで軍事評論家でもある
田岡俊次氏の「米軍駐留経費問題」についての講演を聞く。
日米地位協定には、
「日本国に合衆国軍隊を維持することに伴うすべての経費は、
2に規定するところにより、
日本国が負担すべきもの(基地地主への地代など)を除くほか、
・・・合衆国が負担することが合意される」とある。
にもかかわず、日本が駐留経費を負担することについて、
その根拠を記者会見で問われた当時の金丸信防衛庁長官は、
「知り合いがお金に困っている時、
思いやりの気持ちを持つことが大切でしょう」と真剣に答え、
記者たちが言葉を失ったとのこと。
以後、「思いやり予算」の名がついた。
田岡氏の主張は、
地位協定の中身はもちろんのこと、
実質上は日本の制空権・制海権とも自衛隊が守っていること、
日本に駐留する米軍は他国への進撃用であることなどから、
「思いやり予算」を負担することそのものに疑問を投げかけていた。
私自身、米軍が駐留することそのものが、
抑止力の一部との考えであったが、
今一度、冷静に勉強し直す必要があるように感じた。