10月6日(水)
現地時間の4日夜、
ベルギーでのアジア欧州会議(ASEM)首脳会合の後、
菅直人首相と温家宝・中国首相とが会談した。
合終了後にたまたま廊下で出会い、
そのまま長椅子に両者が座っての会談であった。
時間にして25分間。
これを外務省的に言えば「立ち話」という。
結果的には両国首脳は、
その場で戦略的互恵関係の原点に立ち返ることを合意した。
この戦略的互恵関係というのは、
日中両国は国際社会に対して重い責任を担うとの認識のもと、
世界に貢献するなかで共通の利益を拡大していく関係を構築しようというもの。
尖閣諸島をめぐる双方の立場は変わったわけではない。
埋まらない溝は溝とした上で、
激変する世界を前に、
日中が二国間の問題にかかりっきりではいけない、
との現実的な認識が共有されたということである。
主権や領土がからんだ問題・対立は、
時に国民感情に多大な影響を及ぼすもの。
今回のような事件が起きた時にこそ、
この戦略的互恵の精神に基づいて冷静な対応が求められる。
これを機に、その意義を再確認したいと思う。
そして、早急に類似事件の再発防止策を講じないといけない。
会場保安当局間の協議・連携を急ぐところから始めるべきだと思う。
こうした総論しか述べられないのをご理解いただきたい。
とにかく直接的に国益に結びつく問題なので、
役職上、慎重な物言いしかできない。
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その対策が難しいですね。
http://政治ブログ.佐藤健.com/