11月24日(火)
22日の日曜日には田島一成環境副大臣が、
栗東市のRDエンジニアリング跡地を視察し、
その後には地域住民の方々との意見交換を行った。
私は3~4回ほど現地を見ているが、
政権交代後は初めてとなるし、
政府の人間の訪問も初めてとなる。
何度訪れようと状況は「ひどい」の一言。
問題発覚後10年になるものの、
今だに異臭を放つところもあるくらいだ。
田島副大臣は住民との意見交換会のなかで、
3年後に期限の切れる産廃特別措置法の期限延長も視野に入れる旨の発言をした。
現在、県の示す案と住民が求める解決策との間に距離があり、
県の案が採算性や合理性を追求するあまり、
安全性が軽視されているのではとする意見がある。
田島副大臣の発言を受けて、
県も従来の案に固執する必要もなくなるわけであり、
より柔軟に住民との交渉のテーブルに着きやすくなったのではないかと思う。
このRD問題は長年にわたり膠着状態が続いてきた。
政権交代によって新しい局面が開かれた好例だと思う。
ちなみに、意見交換会では傍聴を自由としたため、
自民党県議や市議の出席もあった。
当然、彼らは苦虫を噛み潰したような表情をしていた。