とくなが久志●奮闘録

参議院議員・とくなが久志です。日々の活動で感じたこと、考えたことをご紹介しています。

■TPP 党の提言まとまる

2011年11月10日 | とくなが久志●奮闘録

11月10日(火)

 TPPについての党の結論が昨夜にまとまった。
午後5時半から始まった議論は延々と続き、
結論が了承されたのは午後11時前というロングランであった。

 党から政府へとあげられる「提言」には、
賛否両論がそれぞれ詳細に記載され、
党内の議論が中立に扱われたことが十分にうかがえる。

 そして、交渉参加の表明については、
「『時期尚早・表明すべきではない』『表明すべき』との賛否両論があったが、
前者の立場に立つ発言が多かった。
したがって政府には以上のことを十分に踏まえた上で、
慎重に判断することを提言する」とした。

 一見すると何だかよくわからないかもしれないが、
賛成派と反対・慎重派の双方に配慮し、
党の議論を政府にあげることを優先すると、
こういう書きぶりになってしまうのであろう。

 また、反対派が議論の過程で納得して賛成に転じる、
ということはありそうにない状況でもあり、
(当然、その逆もしかり)
党内の議論を中立的に総理にお伝えをし、
その最終的な政治決断に待つということしかなかった。

 今日の夕方までに総理の判断が下される予定であった。
しかし、どうやらその判断は明日に持ち越されるとの一報がはいった。

 党所属衆院議員5人が離党届を持って幹事長を訪れ、交渉参加表明阻止を嘆願するとの報道があった。これが理由の1つなのかは今のところわからない。

 党で議論して政府への提言をまとめ、
それにもとづき政府が判断するということを皆で了解していたはず。

 なのに、「離党カード」をちらつかせて、
自らの主張を総理に押し付けようという下品な手法にあきれてしまう。

 総理の考えは決してぶれないことを信じてやまない。

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。