廃熱「宅配」でCO2削減

2012-07-27 08:53:40 | 自然エネルギー

熱をコンテナで運ぶってスゴイ

奥羽クリーンテクノロジーでは、固体から液体に変わる時に蓄える熱が大きい性質を持つ甘味料、エリスリトールを使用。ボイラーから廃蒸気を送り込んだ熱交換器で油を約150度に温め、コンテナに通して蓄熱材を118度に加熱する。暖房などとしての利用に適している。

青森県八戸・廃棄物処理 奥羽クリーンテクノロジー 

◇廃熱「宅配」でCO2削減

 廃棄物を焼却した際に出る廃熱を特殊なコンテナで運び、離れた施設で暖房などに使う「トランスヒートコンテナ」というシステムを、青森県八戸市の廃棄物処理会社「奥羽クリーンテクノロジー」が08年、国内で初めて導入した。名付けて「熱の宅配便」。使い道がなく、空気中に放出するしかなかった廃熱を有効利用し、温室効果ガス削減を担う新しいシステムとして期待される。笹垣岳史社長(33)に話を聞いた。【酒造唯】

 −−導入した経緯を教えてください。

 この会社は、青森・岩手県境に不法投棄された大量の廃棄物を適正に処理するため05年に設立し、08年から処理工場を稼働させています。焼却で出る850度以上の高温廃熱でタービンを回し、自家発電もしていますが、タービンを回した後の200度以下の低温廃熱は、通常ならそのまま空気中に放出して捨てるしかありません。しかし、「新しい熱のリサイクルで地域貢献に取り組みたい」という思いがあり、青森県のエコタウン事業や国の構造改革特区、補助金などを活用し、工場稼働と同時に運用を始めました。

 −−どんな施設に熱を送っていますか

http://mainichi.jp/feature/news/20120724ddlk03040137000c.html



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