「全く新しい原理の風車を開発した。3次元の形状を持つ「縦渦」を駆動力とした円柱翼風車である」。
長岡技術科学大学 技学研究院 機械創造工学専攻で教授を務める高橋勉氏の主張だ。同氏は、2017年1月12日に東京で開催された新技術説明会*1)において、「革新的風車動力理論『縦渦リニアドライブ』を用いた円柱翼風車・水車」を発表。動作原理や試作品について解説した。
現在、高橋氏は円柱翼風車の原理を解明した段階にある。翼の直径が数センチメートル(cm)から1メートル(m)までの風車も試作した(図1)。
システムとして最適化した場合、どの程度の効率が得られるのかよく分かっていないものの、高橋氏は一般の中小型風力発電システムと同等の効率を目標に置いている。これは効率20%程度に相当するという。
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