宮城知事選立候補予定者の支援者会合 大崎市が会場予約
任期満了に伴う宮城県知事選(10日告示、27日投開票)への立候補を予定する無職属現職の村井嘉浩氏を支援する関係者が大崎市三本木総合支所で4日開いた知事選に向けた会合の会場を、市秘書広報課が予約していたことが分かった。
呼び掛け人となった市議の依頼を受けた伊藤康志市長が指示し、自身も会合に出席した。
同課は「県議や市長、市議有志の意見交換会と聞いていた」と説明するものの、一部市議は同日の市議会9月定例会で「地方公務員法に反するのではないか」と問題視した。
会合は4日昼、総合支所の会議室であった。呼び掛け人の自民党古川支部幹事長の佐藤清隆市議によると、選挙カーや街頭演説などで、他の市議らの協力を得る目的だったという。出席者は伊藤市長、地元県議3人、市議20人余りで、村井氏は参加していない。
会議室は2階にあり、建物の3、4階は市議会庁舎となっている。この日は定例会最終日で、共産党の小沢和悦市議が「市庁舎管理規則や地方公務員法を、市長自身が破るのか」と批判した。
佐藤市議は河北新報社の取材に「市長に『秘書広報課に言って部屋を取ってもらえないか』と頼んだ。私が軽率だった」と話した。
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