宮城県議会議員選挙 自民過半数割れ 共産は倍増

2015-10-26 13:13:44 | 宮城県

■宮城県議選 自民過半数割れ 共産は倍増

任期満了に伴う宮城県議会議員選挙は、25日、投票が行われ、自民党は、選挙前から4議席減らして27議席で、無所属の推薦候補2人を加えても過半数に届きませんでした。一方、共産党は、選挙前の4議席を倍増させて、これまでで最も多い8議席を獲得し、第2党になりました。
宮城県議会議員選挙は、59人の定員に86人が立候補し、25日、投票が行われました。

開票の結果、無投票での当選を含めると、自民党は、選挙前から4議席減らして27議席で、無所属の推薦候補2人を加えても、過半数の30議席に届きませんでした。

民主党は、選挙前から2議席減らして5議席、公明党は、選挙前と同じ4議席、維新の党は、選挙前から1議席減らして1議席でした。

一方、共産党は、選挙前の4議席を倍増させて、これまでで最も多い8議席を獲得し、第2党になりました。

社民党は、選挙前から3議席減らして1議席、日本を元気にする会は、議席を獲得できませんでした。このほか、無所属が13議席でした。

女性は11人が立候補し、7人が当選しました。

投票率は40.03%で、これまでで最も低かった前回・4年前より1.66ポイント下回り、過去最低を更新しました。


■宮城県議選で共産党が議席倍増 TPP批判が押し上げ

25日投開票された宮城県議選(定数59)で、共産党が改選前の4議席から8議席(現職3、新人5)に倍増した。9月の国会で成立した安全保障関連法や、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の大筋合意などへの批判が、共産党の議席を押し上げた格好だ。

改選前に28議席だった自民党は、石巻・牡鹿選挙区(定数5、石巻市、女川町)や加美選挙区(定数1、色麻、加美町)で現職が落選。公明党は4議席を維持した。

共産党は仙台市内の5選挙区全てに候補を擁立するなど、前回より2人多い9人を擁立。与野党5党が争った宮城野区(定数4)のほか、最多10人による激戦となった泉区(同5)、自民と社民の現職が引退した若林区(同3)などで新人が当選するなど、市内5選挙区すべてで当選した。これまで議席のなかった米どころの大崎選挙区(同4)でも新人が当選を決めた。

宮城県では、8月の仙台市議選でも共産党が5選挙区中3選挙区でトップ当選し、得票率を3ポイント余伸ばした。

■共産党が第二会派に

任期満了に伴う宮城県議選(定数59)は25日、投開票が行われ、共産党が8議席を獲得した。4議席から倍増した。同党によると、現在、全43県下で最多の長野県議会の同党議席数と並び、宮城県政史上初めて第2会派に躍進する。

今回は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉の大筋合意後初の大型地方選挙で、各政党幹部が選挙応援のため宮城県入りしていた。

共産党は前回より2人多い9人を擁立。17日には小池晃副委員長が仙台市で応援演説し、安全保障関連法廃止や原発再稼働反対を訴えて支持を広げた。同党は8月の仙台市議選でも3選挙区でトップ当選を果たしていた。



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