不正送金する原因ウイルス対策 警察庁が駆除ソフトを公表

2012-11-04 21:49:56 | 報道

インターネットバンキングのホームページ(HP)に表示された偽の画面に暗証番号などを入力した顧客の口座から現金が不正送金された事件で、警察庁は4日、複数の顧客パソコン(PC)から、原因とみられるコンピューターウイルスを検出したと発表した。同庁はウイルスの検体を民間セキュリティー会社に提供。3種類の対策ソフトを使えばウイルスを検知、駆除できるとしている。

 警察庁によると、同庁の不正プログラム解析センターが、偽の画面が表示された複数の顧客のPCを解析し、IDやパスワードを盗み取る機能をもつ共通のウイルスを検出した。

 偽画面を表示させる新種のウイルスとみて分析するとともに、感染ルートの特定を進めている。

 同庁が検体を提供した結果、問題のウイルスを検知、駆除できるとしている対策ソフトは▽マカフィー社「トータルプロテクション」▽シマンテック社「ノートンインターネットセキュリティ」▽カスペルスキー社「アンチウイルス」−−の各最新版。いずれも各社のHPから無料でダウンロードでき、一定期間は無料利用できるという。



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