ヤバイ M9地震起こす恐れ、房総沖に長大活断層×2

2012-03-26 17:47:06 | 報道
房総半島南端から南東に百数十キロ以上離れた太平洋の海底に、これまで存在が知られていなかった長大な2つの活断層が存在するとの調査結果を、広島大や名古屋大、海洋研究開発機構などの研究グループが25日までにまとめた。長さは160キロと300キロ以上で、1度にそれぞれの断層全体が動けば、いずれもマグニチュード(M)8~9の地震を起こす可能性があるという。

断層の北側には、1677年の延宝房総沖地震(推定M8・0)や1953年の房総沖地震(M7・4)の震源域があるが、これらは別の活断層が動いたとみられ、2つの活断層の歴史的な活動は分かっていない。

 歴史上、活動記録がない海底活断層を突き止めれば、次に地震が起こりそうな「空白域」が分かる。また活断層の位置や形から、地震の起きる場所や規模、津波の及ぶ範囲などもある程度は推定することが可能という。

 グループは昨年、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で動いたとみられる約500キロの海底活断層を日本海溝沿いで確認している。調査結果は29日に東京都内で開かれる「日本地理学会」で発表する。


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