自民党兵庫県議4人に不自然な支出 議長も

2014-08-06 09:05:30 | 政治

兵庫県議4人に不自然な支出 市民団体が調査申し入れ

神戸新聞NEXT

 市民オンブズマン兵庫など3団体は5日、兵庫県議4人の政務活動費(政活費、2012年度以前は政務調査費)の収支報告書で不自然な支出があったとして、議会が調査するよう、梶谷忠修議長(76)=神戸市北区=宛てに申し入れ書を提出した。

 同オンブズマンの森池豊武代表によると、4議員はいずれも

自民党の岩谷英雄議員(69)=姫路市、梶谷議長、原吉三議員(72)=神戸市中央区、加茂忍議員(62)=川西市・川辺郡

 森池代表らが報告書などを分析したところ、添付されている領収書や購入した品目、出張内容などに不自然な点がみられたという。3団体は20日までに明確な回答を得られない場合、住民監査請求や刑事告発も検討するという。

 一方、4議員は5日、議会事務局を通じて3団体の指摘に対するコメントを発表した。

 また3団体は、収支報告書に添付された領収書もホームページで公開する▽出張報告書や年間活動報告書の提出を義務づける▽制度見直し時は県民の意見を聞く▽交付額は県民の理解が得られるよう大幅削減を早急に検討する‐などを提案した。議会は現在、「政務活動費のあり方検討会」を設置し、条例改正も含めた見直しを進めている。

 3団体は、政活費を使って不自然な支出を繰り返していた野々村竜太郎元県議に対し、詐欺容疑などで刑事告発している。(三木良太、岡西篤志)