~想いをかたちにするために~
天然木を使った、オルゴール作家
新作と注文と
今年は他にも季節のおるごーる作るので
それも大張り切りです。(笑)
大変ねとみんな言われますけど
大好きなおるごーる作れるので幸せなんです。
さあてどうしようか?とか。
フルで色々つくれること
幸せなことだと本当に想います。
他に何がどうこうじゃなくて
本気で作る気持ちに火がついたと言うことですね。
夢の中で
作りたかった作品の概要が現れた。
これまでは暗くて見えなかった。
このシリーズは最近夢の中に出てき出した。
今朝の夢の中では
私はどこかの画廊の端に布団を敷いて寝ていた。
起きて
布団片付けて暗い中掃除機をかけていると
たくさんの松の盆栽模型を壊してしまった。
そこで私は
その盆栽模型を一つずつ
植木鉢の上に再現して
枝ぶりを元に戻し
台の上に乱雑に置かれていたものを
美しく飾り直した。
そこにある紳士が現れ
隣の画廊を好きに使えと言われたので
私は持ち込んでいた作品たちを箱から出して
壁にかけた。
まだライトつけてない薄暗い画廊の壁に
一つずつかけていた。
ぼんやりした中で
段々と概要が浮かびだしました。
ああ、これらか。
キャプションまでうっすら見えた。
嬉しくて嬉しくてたまらなくなる。
作品のはっきりしたシルエットが浮かんだ。
へえ。こんなおるごーる見たことない。
頭の中にその作り方が浮かんだ。
わかった。
と、私は呟いた。
表に飛び出して振り返り
石畳の表通りからその画廊の入り口を見た。
石造りみたいな建物。
3階建ての、古い建物。
一階が画廊。
ここは何処なんだ?
そう想ってもう一度中に入ると
何とスポットに灯りがついて
フワーッと
たくさんのおるごーるたちが浮かび上がった。
私は泣いた。
これらか。
すごい形だな。
その立体感と存在感に圧倒された。
今まで見たことないおるごーるたちが並んでいた。
これは誰の作品なのだろう?
私のおるごーるなのだろうか?
こんなの作れるのだろうか?
昔の夢の作品に、近いものを今作りだしていますが
次の課題はとうとう現れたのだと
目を覚まして私は反芻していました。
夢の中に現れた画廊の壁にかけた作品たちは
これから私の作る作品なのだなと
自分の心に刻み込んだ。はっきりとはっきりと。
キャプションには
面白い言葉が踊っていた。
現代方舟
転換展
軌跡を曲げる
慣れない壁
それらが読み取れた。
何だこのキャプションは?
そう想った。
目が覚めてから
すごい興奮状態で
たまらない。
ああ
またすごくエンジンかかったなあ。
寒さとか暑さより勝るものが降りてきた気がします。
作れるかなあ?
つくりたい。
創りたい。
その時
その瞬間想いました。
何処に作品掛けるかとか
いつ掛けるかとか
私は本当はあまり考えてなくて
ただ創りたいんだな。
それだけで
他はあまり考えられないんだなと
改めて気づいた。
生きるの下手かもしれないけど
私の作品掛けてくださるなら
どこでも飾るのだろうな。
けれどもそれでは現実の世界では生きていけないから
がんばるのだよと
自分に言い聞かせるように
呟き笑いました。
いい歳をしてますが
心の中は
少女のまんまみたいな
笑える状態。(笑)
ただ表現したいです。
表現する機会を与えてもらえてることが
本気で嬉しい。
そう想いました。
あれらの作品つくりたいので
土台の木がほしい
そう想いました。
やり方わかってる。
道具は手道具でほとんどできる。
ただ、ムーブメントと土台の木がないよ。
やはりがんばらなきゃ。
作るために。