豚の真相

私の住む地域は養豚がさかんです。伝染病予防の為、出入りは厳しく制限されているのですが、子供の頃はそんなのお構い無しで見に行っていました。

子豚はとにかく可愛いです。今はいろんな品種がいてブランド豚で色とりどりだったりするみたいですが、見ていたのはピンク色の可愛い子豚でした。

臭いはなれれば平気です。オス豚はでかくて怖かったです。死んだ鶏を食わせていたことがあり、すごい牙でびっくりしました。

よく動物愛護団体が虐待されているとわめき散らしますがそんなことはなく、愛情を持って育てていました。興味のある方は求人が時折出ておりますのでわが県にお越しくださいませ。大歓迎です。

そして今。ミニブタが流行っているようですね。行きつけのペットショップでも一度入荷がありました。小さくて黒で可愛かったです。５人の取り合いだったそうです。あっというまに売れてしまいました。

でも・・・。そう簡単に飼える動物ではないんですよね。例えば去勢をどうするか。予防注射をどうするか。オスなら牙を処理しないと危険です。いくらミニといってもチワワサイズではないんです。都会だと、犬猫しか診れない獣医さんがほとんど。さあどうしましょう。わが県では恐らく普通の豚を診ている獣医さんが対応可能だと思うんですが定かではありません。というのも豚は経済動物で、いかに利潤が出るかが問われます。つまり病気を治すことより見切りをつける時期を判断する事の方が求められるのです。かたやペットはどこまで健康で長生きさせることが出来るか。難しいです。

ミニブタはもともと実験動物として活躍していた過去があるので専用の餌まであります。でもミニブタもピンきりですごく大きくなってしまう子もいます。研究所から純血の子を譲ってもらえば確実ですが、今は自称ブリーダーが供給している状態です。

それでも可愛がってあげられる人にはよきパートナーとなってくれるでしょう。あの子は今頃元気かな・・・。