女子児童への強制わいせつ容疑で書類送検の元教諭、不起訴に

　教え子の尻を触った疑いがあるとして県の教育委員会などから刑事告発され、書類送検されていた神奈川県藤沢市の小学校の元男性教諭について、横浜地検は嫌疑不十分の不起訴処分としました。

　藤沢市の市立小学校に教諭として勤務していた５９歳の男性は、２０１１年に担任をしていた小学３年生の女子児童に対して尻を触るなどした強制わいせつの疑いで県教育委員会などから今年８月に刑事告発され、その後、書類送検されていました。

　横浜地検は、１３日、この元男性教諭を起訴にたる十分な証拠はないとして、嫌疑不十分の不起訴処分としました。元教諭は、事実を否定していましたが、神奈川県の教育委員会は、先月、刑事処分を待たずに、児童たちへのわいせつ行為があったとしてこの男性を懲戒免職の処分としていました。不起訴処分を受け、元教諭は、記者会見し、処分の取り消しを求めました。

　「私の言葉をですね、信じていただき、やっと報われた気がします。教育委員会でも結果を重くみていただき、処分取り消しの正しい判断をして欲しいと心から願っております」（元教諭の男性）

　一方、県の教育委員会は「告発した事実はあったものと考えていることから、非常に残念な結果」としています。

　どうなんでしょうね。