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ニキビ菌で皮膚がん抑制 マウス実験で確認 三重大が世界初

2011-12-25 | 日記
 三重大(津市栗真町屋町)は二十二日、皮膚がんの一種、悪性黒色腫にアクネ菌(ニキビ菌)を注射することで、がんの増殖を抑えられることが、マウス実験で分かったと発表した。現時点では人間に応用することはできないが、新薬の開発などにつながる可能性がある。同大によると、世界初の成果という。

 同大医学部付属病院皮膚科の山中恵一講師(42)と津田憲志朗医師(35)のグループが約一年前から、研究を進めていた。

 悪性黒色腫は、国内では年間十万人当たり一・五―二人の割合で発症しているとされ、発症後の十年生存率は最悪の場合10%と低くなっている。切除や抗がん剤による化学療法などの治療が一般的だが、命を落とす患者が多いという。

 研究では、腫瘍内にアクネ菌を直接打ち込むことで、アクネ菌を消滅させるために集まった「肉芽」が、がんの抑制に効果があるとされる「インターフェロン」を放出。がん細胞を消滅させる効果が表れた。約一カ月間のマウス実験では、腫瘍の大きさを半減させた上、ほとんどのがん細胞を消滅させた。

 山中講師は「菌体を人間に打ち込むことは不可能だが、アクネ菌のどの成分が効果をもたらしたのかを研究し、新薬の開発などにつなげたい」と話している。

 素晴らしい開発ですね。



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