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男児白骨遺体 “子殺し”の父「懲役3年」で済む可能性!?

2014-06-05 | 事件・ニュース
 父親というより人間失格だろう。

 神奈川県厚木市のアパートで斎藤理玖ちゃん(当時5歳)とみられる白骨遺体が見つかり、保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された父親でトラック運転手の斎藤幸裕容疑者(36)。わが子が白骨化するまで7年もほったらかしておきながら、言うに事欠いて「(当時交際していた)彼女に心が傾き、養育を怠った」とは身勝手にも程がある。

 一方、05年春に家を出たまま行方不明だった理玖ちゃんの母親(32)は「夫(斎藤)のDVがひどくて家を出た。子どもが死んでいたのは報道で知った」と話しているという。

 わが子よりオンナ優先の肉欲DV男。そんな「下の下」の斎藤は、犯行がバレないようにアパートの部屋の窓をテープで目張りし、家賃6万円も払い続けていた。フツーの感覚では“子殺し”と思えるが、斎藤の「罪」は意外と軽く済む可能性もあるという。

 弁護士の紀藤正樹氏がこう言う。
「保護責任者遺棄致死は5年以下の懲役刑で、実際の判決は3年ぐらいが一般的。今回のケースは本来、死体遺棄で入ってもいい事案で、警察も殺人罪を視野に入れて捜査すると考えられます。ただ、殺人罪で起訴するには、父親の完全な自白はもちろん、暴行の痕など死因を特定する必要があります。白骨化してしまうと、それが難しい」

 実際、10年と11年に東京・大田区の民家の玄関先や公園に生まれたばかりの娘2人を立て続けに捨て、保護責任者遺棄で逮捕された30代夫婦に今年2月、東京地裁が下した判決は「実刑3年」だ。

 ところが、2010年に起きた大阪2児餓死事件では、育児放棄した20代の母親の殺意が認定され、殺人で懲役30年が確定。実に10倍の開きがある。

「大阪のケースのポイントは、遺体が発見されたのが死後約1カ月だったこと。友人らの証言を通して母親の状況を把握でき、客観的証拠がそろったのが大きかった。すでに死後7年経っている厚木の事件で、それは容易ではないでしょう」(紀藤正樹弁護士)

 わずか数年で子殺し男がシャバに出られたとしたら、モヤモヤが消えない事件だ。


 そんなもんなんですかね。