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補助金使ったことに…市職員が虚偽書類作成指示

2012-09-15 | 事件・ニュース
 大阪府吹田市の子育て支援室の男性主査(41)が、補助金8万円を返還しようとした市民団体の申し出を断り、「補助金を使い切ったことにしてほしい」として虚偽の会計書類を作成させていたことがわかった。

 上司の男性参事(55)も関与しており、市は14日の記者会見で「不適切な会計処理をして、申し訳ない」と陳謝し、2人の処分を検討する。

 市によると、市民団体は育児相談などの施設を運営しているが、5月14日、2011年度中に受給した補助金332万円のうち、余った8万円の返還を申請。応対した主査は参事と相談し、11年度中の会計処理の期限が5月末だったため、「今から補助金を返還するのは難しい」と拒否。「子どものおもちゃや本を買ったらどうか」と補助金を全額使ったように申請書類の書き換えを求め、同団体もこれに従い、書類を出し直した。

 市はすでに補助金の返還を受けている。市の調査に対し、主査は「補助金を返還されると事務が煩雑になり、期限に間に合わなくなると思った」と話しているという。

 いわゆるお役所仕事ですか。