on the rise

日本初のプロバスケリーグ
「bjリーグ」と日本のバスケを
それとなく応援するブログ。

我、思う。

2006-10-27 13:09:25 | Weblog
ブレーキをかけたままでは、いくらアクセル吹かしても
車は一向に進まない。
そのうち壊れる。

一部に協会への攻撃をやめろという声がある。
とにかく応援すればいいという声がある。

ここで、当ブログとしてのスタンスを再度示しておこうと思う。

現幹部、特に「暗黒四天王」は、速やかに排除されなければならない。
彼らがいる限り、日本のバスケに明日はない。
責任を取り、職を辞し、二度とバスケに関わらないようにしなければならない。
同時に、バスケ協会の組織そのものを刷新しなければならない。
腐敗を生み出した原因は組織自体にもある。
そのためにも、この惨憺たる有様を、内外、特にバスケに興味のない層に
訴えなければならない。
膿を出すには、針を刺したり切開したりしないといけない。
放置して、壊死し、毒が回り、死に至るよりはましだ。

批判すべきものは批判しなければならない。
協会も、代表も、bjも、JBLも。

応援するのは、私に言わせれば「当たり前」です。
それだけでは足りないと、ジェリコは言っていたのです。
インタビューの、特にその3をお読みください。

そして、批判覚悟で言います。
外国人選手の帰化を、強化手段の第一に考えるような協会はいらない。
金がかからない、自分の子飼いであるという理由だけで、
国内リーグの1チームの監督を代表監督に兼任で任命する、
そんな強化部長はいらない。
国内最高の選手を使うよりも、気心知れた自分のチームの選手を使うほうが
世界で通用すると言い切る、そんな代表監督はいらない。
世界レベルを目指す為の厳しい練習に耐えられない代表候補はいらない。

そして、今の代表に、傷だらけの佐古はいらない。
年老いたマッカーサーもいらない。
PGをする渡邉拓馬もいらない。
やる気のない、動けない青野もいらない。

彼らからトッププレイヤーの座を奪えないほかの選手は、
もっといらないのかもしれないが、彼らにはまだ未来がある。

bjのトップクラスの選手たちは、JBLに劣っているだろうか?
bjとJBLをバランスよく観て、公平な立場で判断した人間が、
何人いるだろうか?

そして選り好みしていられるほど、日本のバスケは層が厚いのだろうか?
色々な事情があるだろうが、海外にいるプレイヤーは選考の対象にならないのだろうか?
日本のバスケを強くする為に、万難を廃し邁進しなければならない。
今、日本バスケ自体ががけっぷちなのだから。

恩返し

2006-10-26 12:42:29 | Weblog
先に謝っておきます。
S-MOVEさん無断転載してすいません。
tmpmh@mail.goo.ne.jpまで直接メールをいただければ
すぐ削除させていただきます。

ジェリコHCのインタビューが、
日本のバスケ界の、特にブロガーたちに大きな反響をもたらした。
こんなに大きな動きは初めてかもしれません。

みーんな取り上げている。
みーんな嘆いている。
みーんな怒っている。

(ここで気づいたんですが、誰も協会擁護しないのねw
 それ以前に、誰もジェリコHCの発言内容を疑わないのねw
 これがどういうことか、協会にはよーく考えて欲しい。)

でもね、私も含めて、みんな同罪だとも思うのですよ。
四大暗黒神の怠慢と暴走を止められなかったのは、
日本バスケにあまり興味を示さなかった我々の責任でもある。

(我々、という言い方はあまり使いたくなかったんですが、あえて使います。)

bjリーグ発足、というか河内氏の決起がなければ、
もっと後になるまで気づかなかったのではあるまいか。

さあ、声を挙げましょう。
マイアミのファンも、フェニックスのファンも、
スパカンのファンも、サンロッカーズファンも、
クラヤ三星堂のファンも、エクセレンスのファンも、
能代工業のファンも、慶応のファンも、
レジェンドのファンも、マッカビ・テルアビブのファンも、
エヴェッサのファンも、アパッチのファンも、
田臥のファンも五十嵐のファンも、
波多野のファンもアイザックのファンも、
そんなのは一切関係ない。

日本のバスケにほんの少しでも関心があるなら、
立ち上がりましょう。

仕事をしないじいさんたちを食わせるために、登録料を払ってるわけじゃない。
しかもこのじいさんたちは、もともと金は持ってるから、
死ぬまで食うに困らずに暮らしていける。
このじいさんたちが君臨している限り、日本のバスケに明日はない。

何ができる!?
まず、日本のバスケに金を出そう。
金を払って観にいこう。タダ券買わずに、金を払って観に行こう。
バスケが「金になる」ことを示そう。
金にならないと思われたから、TBSの扱いはあんな程度で、
bj各チームのスポンサーもなかなかつかない。(理由はそればかりではないが)
金になるコンテンツであることを示せば、
少なくとも現状は改善される。

「知っている人」は「知らない人」に伝えよう。
バスケの面白さを伝えよう。ついでに現状を伝えよう。

協会幹部は選任されている。
選ぶのは各県の協会の代表のはず。
つまり協会員である競技者たちが直接選べるわけではない。
ならば世論を動かすしかない。

使途不明金は間違いなくあるはずだ。
さあて、沈黙してるヒマはなさそうだ。
ジェリコは我々に、こんな日本バスケ界に、惜別と愛を残してくれた。
そして協会には警告と爆弾を。

そんな我々は、ジェリコにどんな恩返しができるだろうか。
日本のバスケが世界で通用するようになる為には、どうすればいい?
できないというのはとっても簡単。
どうすればできるか、を考えましょう。


世バスに現れた勇者は、横断幕で訴えた。
協会に手紙で突撃をかけた勇者は、いくつかの言質を取った。
アメリカで学ぶ勇者は、とにかく学ぶことを選びました。
私は、数は少ないけど試合を観ます。そしてブログで訴えます。
さまざまなコネを使って、訴えていきます。

意外とやれることは多いんじゃないか、と
ちょっと驚いています。




ジェリコインタビューその3

2006-10-24 12:52:06 | Weblog
s-moveより転載。
・・・しかし、退任した外国人監督が、ここまでチームを思ってくれる、
なんてことは、めったにないと思います。

世界選手権で日本に足りなかったもの
-この世界選手権と、それまでの4年間で成し遂げたことを、
日本はどう生かしていくべきでしょうか。

 今の周りの雰囲気や環境を見れば、
日本のバスケットボール界が損をするような状況が生み出されています。
その責任は協会の上に立っている数人の責任です。
本来は、日本代表チームがやったことに対して誇りとプライドを持つべきです。
先ほども言いましたが、このチームは歴史に入ったチームです。
日本のチームが次にこれだけいい内容と成績を取ったら連絡してほしいです。
その時がすごく楽しみです。
ですが、今のバスケット界では、ドイツと10点差のゲームは当たり前なこと、
パナマに20点差で勝つことも当たり前なこと、
そしてニュージーランドに負けたのは許されないことという空気が流れています。
しかも後半ばかり細かく分析されています。
先ほども言いましたが、前半で18点のリードを得たのは誰でしょうか。
文句を言われている人達か、それとも違う人達が取ったのでしょうか。
世界の中では、日本はバスケットボール的に全く相手にされていない国です。
ニュージーランド戦の記者会見で、ニュージーランドのボールドウィンHコーチは
「日本が素晴らしいパフォーマンスをして驚いた。
私達は経験といい運のおかげで最後救われた」といった発言をしていました。
世界は今初めて日本を認めるようになりました。
でも、国内ではそれをいい刺激としてバスケットボールを盛り上げさらに発展させる
-それをやるべき理由は過去の代表はこんなことを成し遂げたことがないからです-
代わりに逆に、全て否定して、どんどんまた日本のバスケットボールを沈ませています。今の協会の態度を見れば、世界選手権の成績は不十分というわけです。
ということはカタールでの次の大会(アジア大会)は、決勝にあがらない限り
だめということでしょう。
シリアやヨルダン、イラン、レバノンなどは全て相手ではないというわけです。
ニュージーランドに勝たないといけないということは、
それらのチームが相手ではないと言うのと同じです。
それが、私が1番残念に思っていることです。
今の代表チームこそ、この世界選手権に出たチームの中でも1番伸びたチームです。
1番成長したけれど、でもリミットもあります。
全試合20点差で負けてもおかしくなかった。
それこそが日本の実力、現状です。日本には誰がいますか。
世界の舞台で価値のある選手は誰ですか。
アメリカ代表にさえ起きることが、桜井や竹内兄弟、古田に起きたら
いけないことでしょうか。
日本にはヤオ・ミンやジノビリがいますか。
ガソルもいるわけではありません。
だからもっとリアルに考えて現状をよく理解することが必要です。
現状を見ずに高い所ばかり見て、高い目標だけでやっていたら
もうどんどん落ちていく一方です。

-くしくも、カタールでのアジア大会での目標は“優勝”と言われています。
先ほど、バスケットが詳しくない人には何も言えないとおっしゃいましたが、
では、バスケットのことをわかっているはずの関係者に
なかなか現状を見ることができない人がいるのは、なぜだと思いますか?

なかなかいい質問ですね。
今の段階になって1つ言わないといけないことは、
昨年のマカオでの東アジア競技大会でのことです。
その大会に向けて、すごく積極的な準備をする代表がいます。
例えば台湾(優勝チーム)です。
彼らは何ヶ月も合宿をやって臨みました。
それに対して、私は1度も「私は魔法使いだ」と言ったことはなく、
3日間の合宿で成績を取れと言われても不可能です。
その状況で、強化部長は、大会中に監督を変えるべきだ、
他の選手を入れるべきだなどと選手が聞こえる前で言っていました。
それは大会期間中はやったらいけないことだと私は思っています。
大会前に言うことや大会後に決めることはどのチームでも自由なことです。
今も新しいコーチになって、私の仕事は世界選手権で終わったわけで
何も問題はありません。
何も怒ったり悔しがったりしていないわけです。
でも試合中、大会中にああいう発言をしたら、他の国だったら即首になります。
そういう悪い雰囲気を彼が作らなければ優勝できました。
もう1つ、世界選手権やその後の話をすれば、
この4年間でこのチームが果たしたこと、
先ほど話した2つのキリンカップ優勝などの結果が全て当たり前になっているからこそ、今、次の監督が要求されていることはもう最悪な状況です。
アジア大会では1位、2位、まぁ3位以内には入らないといけないわけです、
この世界選手権が納得できる結果ではないのなら。
ここを目指す、と言うのは簡単ですよ。でもやるのは大変です。

-バックアップする協会が日本の現状をわからないといけないということが
日本の課題ということでしょうか。

私は3年間毎回、どう思っているかを言い続けました。
何をやるべきかを言い続けたつもりです。
世界選手権でもそのことが通用すると証明できました。
皆さんがどれぐらい気付いているかわかりませんが、
1人の無名な桜井が、柏木が、
学生でサイズのあるプレーヤーとシーズン中に試合をやるチャンスがない竹内達が、
あのレベルの相手とあのレベルでの試合ができたことは
どれだけの意味があるでしょうか。
これ以上の大会は存在していないんです。
まず何を直すべきかと課題を言い始めると、
私は3月の強化委員会の会議に呼ばれませんでした。
私だろうが誰だろうが、監督の立場として呼ばれるのは当たり前だと思います。
そして、監督の私に一言もなく候補者リストが発表されました。
それは世界のどの国でもあり得ない話です。
なぜなら、大会の責任が誰にあるかといえば私でしょう。
責任は監督にあるからこそ、監督がメンバーを選ぶのです。
強化委員会が候補者を付け加える権利はあります。
でも私が選んだメンバーをなぜ外したのか。それは私にはいまだに理解できません。
それに、4月19日の記者会見で3人目のアシスタントコーチが入ることが
発表されましたが、その連絡がきたのは前日の夜でした。
もちろん彼は素晴らしい人で仕事をよくやってくれて何も問題ではないのですが、
でもプロの組織がそういうことをやりますか?
別のスタッフは強化部長にことあるごとに首にすると言われ続けていましたが、
それで彼が仕事をしやすい環境でしょうか。
ニュージーランド戦の時も、同じ強化部長が後ろに座っていて、
私はその発言は聞こえなかったけれど、
あとで聞いた話によると試合の切羽詰っている時に
“ここに他のセンターがいれば違う”と言っていたそうですが、
試合中にそんなことを言うべきでしょうか。
その中での選手達のモチベーションはどうなるのか。
そういう課題があると、当然日本のバスケットボールは前に進まないわけです。
私はそういうのをもう気にもしていませんでした。
でも、それは1人の強化部長がやるべき仕事とは違うものだと言えます。
監督をバックアップするのが強化部長の仕事です。
それか、首にするのか。思う通りに私を首にすることができなかったから、
ずっと足を引っ張り続けるのは私に言わせればあり得ないことです。
ニュージーランド戦の3点の理由はそこにないとは誰も言い切れません。

-そのようなことがあって、コーチはどう感じましたか?
強化委員会に呼ばれず候補者リストが発表されるような状況なら、
もう辞めて帰ろうと思ったのですが、
それは私を信じている選手達を裏切る行為になると思って、残りました。
私は3年間皆がやってきたことを、今年に入って裏切ることはできなかったのです。
私はまた、協会の何人かの関係者にはとても感謝しています。
いいアドバイスをもらいました。

-確かに世界選手権を通して、
選手が本当にコーチを信頼しているのが伝わってきました。

 それが1番、私が嬉しいことで、
逆に言うと選手がコーチを信頼していない限り仕事もできません。
1つわかってもらいたいのは、私は外国人でもそういう若い人達と
信頼関係を作ることができました。
また、古田選手や折茂選手のように、経験があり過去に色々見てきた選手が
あれだけいいことを言ってくれるとそれはとても重みがあります。
例えば節政選手はそんなにプレータイムがあったわけではありません。
でも色々な面でこのチームを支え、手伝ってきました。
そういう選手達がやってきたこと全てがこの世界選手権で出せたクオリティに
つながったのです。
そういう気持ちを考慮せず、クオリティだけで見れば、
日本には世界選手権で出せたまでのクオリティはありません。
世界のレベルでは当然ない。アジアの中でも頂点に立つクオリティはないのです。
また、カタールには毎年新しい選手が来ますが、
それは出来上がった帰化した選手です。
私達はそういうことをせずに全ての選手を練習させて作り、
ここまで来られたこと、それこそが日本の成功ではないでしょうか。
石川さんも、「このチームの選手達の力を最大限に引き出した」と評価してくれました。皆さんに理解してほしいのは、クラブも作るものですが、
代表はさらに作らないといけないものなのです。
必要なポジションの選手を作らなければなりませんが、
そのプロセスは長い時間がかかるものです。
そういう意味ではフィジカル的に外国より弱く、身長もないしガタイもない日本で、
3年間でここまでできたことは奇跡です。

-世界ではどのように代表チームを作っているのでしょうか。
もちろん、皆若い時から選手を作っていきます。
例えばスペインは2001年のヤングメン(21歳以下)のメンバー表を見れば
今来ている選手がいます。
アルゼンチンもギリシャも、皆ジュニアからやってきているメンバーです。
スロベニアもそうだし、どの国もそうです。
逆に言うと、それが世界で通用する唯一の方法です。
ヨルダンの話をすると、アンゴラの前ヘッドコーチが監督になり、
同じポルトガルからアシスタントコーチを連れて行きました。
アシスタントコーチは指導を一貫するため若手育成プログラムを任されています。
ヨルダンの指導者教育も2人でやっています。

-その国々と戦うために、日本には何が必要ですか?
ヨルダンのようなやり方をしろとまでは言いませんが、
ビジョンを持ち、継続性を持って世界を知るべきです。
私は、アシスタントコーチは日本の協会の方で決めて下さいと言っていました。
強化を継続させるためですが、彼らを外してしまったのでは何も意味がありません。
 日本は今の段階では、このチームが世界選手権で見せた以上は見せられません。
またこのクオリティの試合をいつ見せられるかもわかりません。
それが間違っていると証明されたなら私が1番喜びます。
次の代表がさらにいい成績を取れば、私が1番嬉しい。
新しい監督にも、また新しく入ったメンバーにも、
もう全員に幸運といい成績を願っています。
私は別に、自分の仕事が終わった後、次のチームに何か悪いことが起きることを
願っているわけでは全くありません。
でも、私が見てきた中では日本は過去に戻っているだけです。
前に進んでいない。アメリカのような態度を示しています。
この選手とこの選手をとって、で終わりです。
ですから、先ほどの質問の答え、
日本のバスケットボール界の課題を直すには多くのことをやらないといけませんが、
1番いいのはそんなに世界のことをよく知っている強化部長に聞くことです。
彼こそ日本のバスケットボールの未来を決めました。
それが未来と呼べるものであれば。
言葉が厳しいかもしれませんが、私が話したのは全て事実です。


パブリセビッチ氏の今後
-今後どうされるか決めていますか? できればまだ日本にいてほしいですが…
私は世界選手権のために日本に来ました。
はじめに4年分の契約にまとめてサインし、
それに対して私は責任を持ち義務がありました。
しかし、強化部長が変わらない限り、私は日本代表チームの監督を続けるつもりは
全くありませんでした。
そういう人がいることはモチベーション的にはいいのですが、
あのポジションにいることだけは問題です。
あの立場にいる人ならあの柵の向こうまで見えていないといけませんが、
その木(テーブル沿いの植え込み)すら見えておらず、
このグラス(手元のコップ)までしか見えていません。
それでアジア大会で優勝することは、世界選手権でベスト16に入るくらい奇跡でしょう。北京五輪も、私が続けていたならリアルに行けたと思いますが、
(インタビューの後)1ヶ月ほどしたら、私はクロアチアに帰ります。
いくつかオファーもあります。
でもそこに行くかどうかはまた別に考えなければなりません。

-4年間過ごした日本のファンに、メッセージを下さいませんか?
今日、こうして問題点を言った理由は、また今後起きないためです。
世界選手権中と、世界選手権前には雰囲気を悪くしたくなかったからこそ、
誰にも言わなかったのです。
また、これも私は絶対最後に言うべきことだと思っていたのですが、
日本の大きな問題の1つは、皆が知っていても黙っていることです。
世間的に何も言わない。
マカオで起きていたことに対して、スペインやギリシャだったら
世間が即首にするよう圧力をかけます。
大会が終わってから、満足だ、満足ではないと言うのは自由です。
何も、誰も。でも大会中にあってはいけません。
だから、こうして改めて私の方から言います。
グループラウンド最後の日に、選手だけでなく
メディアの皆さんも何人かが見せてくれた気持ちはどのお金でも買えないものです。
ロッカールームでは半分が泣いていて、
それはチームが大きな家族のように4年間一生懸命やってきて、
いい雰囲気の中で努力してきたからこそ起きたことです。
埼玉では会場から帰る途中に長い間囲まれて、
サインや写真やで1箇所から動けない状況でした。
皆、良かったとかお疲れ様とか、ありがたい言葉を贈ってくれました。
私はそういうファンの皆さんの気持ちのためにスポーツをやってきました。

-もう会えないかと思うと、話が終えられません。
私もちょっと残念だと思います。スポーツは事務作業ではありませんからね。
エモーション、気持ちを入れない限り成功は不可能です。
このチームにはそういう気合、気持ち、やる気がありました。
皆が一緒に努力してやってきて、皆さんもそういうのを見て下さり応援してくれました。

私の1人の友達が、私にこう言いました。「さよならとは言わない。また会おう」と。
先のことはわかりません。
数年前に、「日本に数年後に行くよ」と言われても私は信じなかったと思います。
それと同じことです。そういうことで、また会えるかもしれませんよ!

転載終了。
分かるのは、ジェリコは日本を愛してくれていた。
そして今でも愛してくれているということです。

地方協会のみなさん。
あなたたちが選んでしまった協会の上層部は、
着実に日本のバスケを腐らせていますよ。
読んでいる人がいるかわかりませんが。

ジェリコインタヴューその2

2006-10-24 12:34:52 | Weblog
s-moveより転載。

世界選手権・グループBでの戦いの軌跡
-世界選手権に話を移します。ドイツ戦の善戦は、
日本のその後にどういう意味がありましたか?
 
当然チームにとって大きな刺激になりました。
世界のあのレベルのチームと過去の日本はいつ戦えたと思いますか?
そして試合前に10点差で終わると予想できたでしょうか。
ドイツは全力でかかってきていたし、ドイツの監督は10点だけの差で終わったことに
試合後すごく怒っていました。
つまり、すごくクオリティの高い試合で日本の実力以上の出来だったんです。
ゲームを通して本来どおりの内容を見せました。
ただ、ノビツキーが最初のシュート6本中5本を決めると、
日本にはもうなすすべがありません。

-2戦目のアンゴラ戦ですが、大会前に“アンゴラとパナマがターゲット”と
コーチがおっしゃっていたこともあって周囲はそれほど力の差はないのだろうと
思っており、その分大敗して落胆していました。

そういう、バスケットボールにあまり詳しくない人に対して私は何も言えません。
アンゴラに関して正しい判断をする―それができるよう導くのは
メディアの役割ですが―ためには、アンゴラはどういうチームなのか、
どう機能していてなぜ連続してアフリカで優勝しているのかを
理解しないといけません。
はっきり言いますが、クオリティ的に日本は世界のベスト16に入るチームでは
ありません。それが実状です。
カタール(アジア3位)は1勝もできず、レバノン(アジア2位)もベスト16から外れ、
中国は最後の逆転シュート1本によってベスト16に入りました。
そして、次の決勝トーナメント1回戦でギリシャに30点差で敗れたわけです。
ヤオ・ミンとワン・ジジがいるチームで、です。
それに対して、アフリカ大陸はバスケットだけではなく世界のスポーツの未来です。
前のモチベーションの話にも関わってきますが、
あのチームと戦うには最低走らないといけません。
走ることさえできないのであれば、試合になりません。

-そのチームに、なぜ“勝つ”と言っていたのですか?
ニュージーランドは世界で4位のチームですよ。
アメリカが6位だった前回の世界選手権で4位に入った時と
同じメンバーで来ていました。
ペロ・キャメロン(ニュージーランド#11)、
結局私達を負かすシュートを決めた彼はその時ベスト5に選ばれており、
ということはあのポジションで1番いい選手です。
そういうことを総合して考えてみれば、当たり前のことです。

-次のパナマ戦は、初勝利をあげましたが
終盤日本の選手が焦っていたようにも見えました。

 私はそうはとらえませんでしたが、逆に言うとそれも当たり前のことです。
私が日本に来た時、いろいろな関係者から次のように言われました。
“日本チームの特徴は、落ち始めたら最後まで落ちる”。それは確かでした。
そう考えると、私達はチームの精神力をよくすることができました。
選手達が焦ってしまうのは、それだけ勝ちたい気持ちがあることの証なんです。
何年間もそのためにやってきたわけですから。
その焦りはさらに多くニュージーランド戦で見えました。
それはスポーツ界に存在している、「勝つことがこわい」心理です。
もう目の前に勝利がある。それでその勝利について深く考え過ぎる。
それでどんどん最悪なパターンを考えて落ちていく。
自分が次にこういうプレーをするべきだというのを考えずに、
勝つことだけで頭がいっぱいになるんです。

-それは、中1日で修正できるようなものではなかったのでしょうか。
他の試合を考えてみてほしいんです。アメリカが準決勝でギリシャと対戦した時、
2Q半ばで12点リードしていたのに、3Qの残り5分にはもう14点負けていたんです。
2つのQ、時間にすれば10分ほどで25点差をつけられたんですね。
ドウェイン・ウェイド、レブロン・ジェームスなどがいて、です。
ギリシャとスペインの決勝戦も23点差です。
実力的にはほとんど差はありません。でもどのチームでも、そういう日があります。
イタリアが2秒で5本のフリースローを外したこと
(決勝トーナメント1回戦・リトアニア戦)はどう説明しますか。
世界的なプレーヤーで、世界的なシューターであるジノビリが
3位決定戦でフィールドゴール2/9だったことはどうしたら説明できますか。
長年代表でプレーし続け、色々な所で結果を残している素晴らしい選手でも
そういう時があるわけです。
スポーツと緊張感は、当たり前のように存在しているものなのです。


大一番・ニュージーランド戦
-勝てば自力で決勝トーナメントが決まる試合だったニュージーランド戦について
聞かせてください。まず前半はいかがでしたか?

 あのニュージーランド戦の前半は、この4年間で最も良かった前半です。
ディフェンスが素晴らしかった。
ニュージーランドの過去の成績を調べてみれば、
前半で20点しか決められない試合は長年なかったと思います。
経験があり、ヨーロッパで活躍するプレーヤーもいて、
この大会までは正式に4位だったチームを私達は前半20点に抑えることができました。
日本のチームが、ですよ。
ニュージーランドはコンタクトがある中でしかシュートを狙うことができず、
それを決められませんでした。それであの点差になりました。

-その状態から一転流れが変わってしまった後半は、何が起こっていたのでしょうか。

 私は選手達に前半が終わってこう言いました。「0-0だと思え」。
18点のリードも、相手が1分で2本の3ポイントシュートを決めれば12点差になります。
12点差は3分あれば逆転可能なのです。
そして3Q開始3、4分目のタイムアウトの時には、
選手達に「このまま続ければ負けるかもしれない」と言いました。
もうその段階で、選手達は勝つことがこわくなって
必要のない焦りを見せ始めたからです。
クオリティの高いチームはリードした分自信が大きくなっていきますが、
私達はすごく勝利が近い状況で逆に走ってしまったのです。
と言っても一気に落ちたわけではなく、4Qに入る時も12点リードしていました。
でも徐々にリズムを落としながら、ドリブルをスティールされたり、
パスをカットされたりするなどいくつかのばかなミスをしてしまいました。
その中で、ニュージーランドのキャメロンは70%(後半5/7)の3点シュートを決めました。それは結構運が悪かったと思います。
相手が唯一リードしたのは最後の勝ち越しシュートだけだったのですから。
でも、それがスポーツです。

-その焦りを沈めるために、どうしましたか?
後半、タイムアウトは取りませんでしたね。

 テレビタイムアウトを含めると、
タイムアウトの数は後半だけで最大9個になりました。
この世界選手権でタイムアウトの意味が完全になくなりました。
毎回テレビタイムアウトが入るので効果がないのです。
だからそのタイムアウトの時に言うことを言って、あとは交代しかありません。
でもどうなるかわからないからこそスポーツはおもしろいのです。

-その交代ですが、ベテランガードの節政選手を投入することも考えていましたか?
確かに節を入れることは可能でした。柏木の代わりに入って、
落ち着かせることができたかもしれません。
でも逆に、パナマ戦での柏木のプレーがどうだったかを考えてほしいのです。
私としては、あれだけ素晴らしいプレーをパナマ戦でしたのであれば、
このニュージーランド戦でも必要なことをやってくれるだろうと思いました。
その、節を入れるべきかどうかというのは、私も全体的に考えれば同感です。
入れるべきだったかもしれません。
でも、私達のニュージーランド戦で最も課題になったことは
点を決めることだったんです。
後半に入ってから点を全然決められない状況でした。
いくつかオープンシュートもありましたが、それを決めないと逆転されてしまいます。
出ていない選手が出ていれば勝てたというのは
どのゲームのどの負け試合でもいつも誰かが言い出すことで、
そういう経験のある選手がいれば最後勝ち越すことができたという説もありますが、
逆に私から聞きたいのはそもそも誰が18点のリードを作ったのでしょうか。
今文句を言われているその選手達でなければ
そのチャンスさえ手に入らなかったでしょう。

-では、得点をとるためにどういう指示を出しましたか。
例えば折茂選手にボールを集めよう、といった指示はありましたか。

 私達は1人の選手に全てをかけるスタイルではありません。
当然相手チームのコーチも素人ではないので、
折茂のシュート力や彼がどういうプレーヤーかをよくわかっています。
そして、相手チームのプレーを見ればすぐに、
彼らが完全にシューターを止める作戦だったことがわかります。
だからこそインサイドの選手がオープンシュートを打てる状況になったのです。
206cmのクレイグ・ブラッドショー(ニュージーランド#14)が
折茂についている状況で、それを超えてシュートを打てるわけはありません。
ただそういうことは全て予想できて、日本にチャンスがなかったわけではなく、
シュートまで来ていたけれど外してしまったのです。
もう1度言いますが、あれだけ高いレベルのチーム相手に、
1つでもレイアップを外してしまえばそれで負けがほぼ決まりです。
でも、逆に言えば古田こそあそこまでこられた理由です。
皆、生身の人間ですから素晴らしいことをたくさんしても1つのミスも起こるわけです。

-ニュージーランド戦のことばかり聞いて申し訳ありませんが、
忘れてはいけないのでもう少し聞かせてください。

 それはメディアとして当たり前のことですが、
でも皆さんの質問は前半ではなく全て後半のことです。
スペインほどのバスケットのクオリティのある国ならそれも当然です。
でも、日本はまだそのレベルではありません。それは事実です。
日本は基本的なこととの戦いなのです。
パスミスをしなかったら、ドリブルでスティールされなかったら嬉しい、
無意味にボールを失わなければ嬉しいくらいです。
でも、後から色々なコメントを聞くと、
ニュージーランド戦はリードもせずに20点差で負けた方が皆
「まぁ、それくらい差があるから」と納得してゆっくり寝られるような状況です。

-では、コーチとしてはこの試合の結果をどう思っていますか?

 カタールの話をすると、グループラウンドのギリシャ戦で、
最終的には20点差で負けましたが前半には最大16点リードしました。
カタールのメディアを見れば“歴史的なカタールの前半。素晴らしかった”という
評価です。
世界選手権のレベルをわかっているからこそ、そういうコメントをされるのです。
今回、地上波のテレビ放送がなかったのは非常に残念です。
アメリカのジェリー・コランジェロさんもそのことに1番驚いていました。
多くの人は知りませんが、私は日本に来て、
選手達にドリブル・ピボット・パス、そういうところから教えないといけない状況で、
はっきり言いますがほとんど代表監督がやるべき仕事以前のことをやっていました。
レベルの高いことにはほとんどたどりつかなかったのです。
だから私達は戦術で試合に負けたのではなく、
ドリブルミスやスティールといったことで試合の負けが決まったのです。

更なる衝撃。
これを大会直後には口にしなかったジェリコの身中いかばかりか。
まだ続きます。

ジェリコインタビュー

2006-10-24 12:22:20 | Weblog
反則覚悟でs-moveから転載。
突っ込みなし。

パブリセビッチ氏から見た「日本」
-今、改めて4年間を振り返って、日本の印象を聞かせてください。
 日本に対しての印象はすごく素晴らしい。
観光ではなく仕事で来日する外国人の場合、慣れるか慣れないかで
日本が好きになるか嫌いになるか分かれます。
カルチャーショックを受け、慣れない人は1、2ヶ月もしないうちに
辞めて帰ってしまうでしょう。
私は、日本は素晴らしい文化と伝統を持った国だと思います。
スポーツ的ではなく人間として、多くのことが日本で学べました。
それらはヨーロッパの文化ではそこまで気が付かないようなものです。
この4年間に日本で経験したことのうち、99%はいい経験です。
中には良くなかった経験も当然ありますが、それは仕事に関することであって、
日本国とは関係ないことです。
私は4年間日本という素晴らしい国の代表チームの監督ができて
すごく誇り高く思っています。

-日本のバスケットについては今どう思っていますか?
日本のバスケットボールはまだまだやらないといけないことがあります。
確かに、多くのことは私がここに来てから変わってきています。
基本的なボールの持ち方からピボットの正しいやり方、
基礎体力、ゲームの中での体の使い方、
またもっと上のレベルの技術など色々やってきましたが、
言えばきりがありません。
そういう意味ではまだいくつかのことが私の後に残っています。
私達は現状を知っているからこそ満足しています。
次の人がもっと行けることを証明してくれないといけません。
高飛びの競技のように、今まで2mのところにハードルを置いていたのであれば、
次は2m5を飛び越えないといけません。
でも、中には皆が見えることが見えない人もいます。
それによって日本のバスケットボールが損をするのは残念なことです。

-日本のHコーチを引き受ける前の日本に対する印象はどんなものだったのでしょうか。
ヨーロッパの関係者皆に“そんなところに行くな”と言われ、
私のエージェントも日本に行くことを私が決めた後何ヶ月も
口も聞いてくれませんでした(笑)。
でも私はそういう新しい国で挑戦したいという気持ちがあったし、
自分がやる仕事を信じています。
以前に私が取材やその他で発言したことを見れば、
全て自分の信じる通りやってきたことがわかります。
それができたのは、長年この仕事をやってきた経験もあるし、
何を目指すべきかわかっているからなんです。
4年間の中で1つでも間違った判断をしていれば、
世界選手権には間に合っていません。
もちろん、全部正しい道を進んでも、何人かの選手にとっては
年齢的に世界選手権が早すぎたのは間違いありませんが、
実際日本には世界選手権に出たメンバー以外はいません。
周りの人は他の選手もいると勘違いしていますが。
それはまた近いうちに明らかになると思います。


代表チームとの4年間
-4年前、日本がどこからスタートしたのかをもう1度教えて下さい。
私は何をすべきか最初からわかっていて、それに向かってまっすぐな道を進みました。
でも私が日本に来てもらったものは、代表チームと言えるものではありませんでした。
チーム全体が(代表として世界と戦うには)身長も技術もなく、
フィジカル的に当たりが弱く、練習のきつさに慣れていない選手達で、
ポジションもはっきりしていませんでした。
忘れたらいけないのは、1年目のヨーロッパ遠征でクロアチアのザクレブという
国内で中位レベルのチーム、それもセカンドチームに39点差で負けていました。
ボスニア・ヘルツェゴビナのシロキ・ブリイェグというクラブのジュニアチームにも。
印象に残っているエピソードを1つ言えば、節(節政貴弘・東芝・34歳)と
マイケル(高橋マイケル・トヨタ自動車・32歳)は試合前にそのチームを見て、
「この子供達に負けたら引退する」と言ったんですよ。
でも2人とも引退してしまわず今もプレーし続けていてすごく良かったと思います(笑)。それがスタートでした。

-それを踏まえ、2年目からはどのようなことに取り組んだのでしょうか。
最も重要だったのは2年目です。
スポーツ界で最も重要なセレクションをやったのは2年目からだからです。
その結果、何人かの選手は練習をやる気はありませんでした。
考えは人それぞれですが、夏の休み、リーグがない期間に練習をやる気はないし、
そんな遠い旅(ヨーロッパ遠征)をする気もないのでしょう。
でも厳しい言い方をすれば、
私は、ダーク・ノビツキー(ドイツ)やエマニュエル・ジノビリ(アルゼンチン)、
パウ・ガソル(スペイン)ら世界の中でもトップスターが
代表の活動全てに参加できるのであれば、
彼らよりレベルが低く実際世界的に評価されていない選手も
全部に参加して何もおかしくないと思います。
日本が世界と戦う方法はフィジカル的に努力することのみです。
練習するしかない。それ以外のことは世間をごまかす行為でしかありません。
この言葉が本当か嘘なのかも近い未来に見えるでしょう。

-そのセレクションの結果、選手のやる気を引き出すよりも、
実績はないけれどやる気のある選手達でチームを作っていこうと思ったのはなぜですか。
誰に実績があるのか聞かせて下さい。どの実績ですか?
98年(世界選手権出場)はもう遠い過去なんです。
それに、2000年まではアジアの大会に中東のチームは出たり出なかったりでした。
私は思いつきでやっているわけではなく、
過去の代表の成績と試合の内容分析を全てやりました。
自分の国のために、自分の国で行われる世界選手権に向けて選手のモチベーションを
あげないといけない状況なのであれば、もうまずそこから間違っていると思います。
代表選手でいることは、プライドに関わる問題です。
ヨーロッパの監督が一番大変なのは、皆来たいから断らないといけないところなんです。日本と全く逆の状況ですね。
選手本人だけでなくチームからもこの選手も取れ、この選手も取れ…という状況です。
私はそこにも驚きました。
でも勘違いしてほしくないのは、
誰か戦力になる選手をそれで見逃したわけではないんです。
なぜなら何人かの選手はフィジカル的にいい準備をしない限り、
世界の大会でパフォーマンスできないからです。
アンゴラを見ましたか。どれだけの能力でしたか?
ドイツを見ましたか。身長、速さ。
パナマも、成績は良くなかったけれど、クオリティのある選手達が揃っていました。
それらのチームと戦うのに、練習をしなかった選手を連れて行っても
最初から負けが決まっています。
つまり、誰かが来ていないから代表チームが損をしたわけではないんです。
私はまずベースを作り、最後の年に必要な戦力になる選手を呼び戻すと言いました。
それは折茂と節(節政)だったんです。
彼らが必要だと私は判断しました。
去年のスーパーリーグで最も良かったポイントガードは五十嵐、次は節でした。
それはすごく簡単にわかります。
また折茂について言うと、私の彼と経験したこと全てが素晴らしかったです。

-そうして選ばれた選手達とともに、どのようにチーム作りを進めていったのですか?
チームとは生きているものです。
命があるもので、当然選手の成長や、逆に言えば成長しなかったことによって、
チームをうまく1つの方向に進めないといけません。
例えば、私は1年目に五十嵐があれだけ素晴らしい選手に成長するとは
予想できませんでした。
4年間トータルで見れば、彼がこの代表チームの1番いい選手でした。
それは誰が見ても当たり前にわかると思います。
彼のことはアジアの全ての国が尊敬し、注意しています。
このように、どの選手がどこまで伸びるかにチームの戦術その他を合わせるしか
ありません。
毎年練習の中身は変わっています。
毎日見ない限り、大体似たような感じに見えるかもしれませんが、
タッチポイントは毎回違いました。

-選手達は、コーチの練習にどのように応えてくれたと思いますか?
セレクションの後キリンカップで初優勝し、3年間で2回優勝することができました。
昨年カタールで行われたアジア選手権は、前の成績(2003年の6位)より
順位を1つ上げることができました。
昨年マカオで行われた東アジア競技大会では銀メダルを獲りました。
この3年間のうち、中国に数十年ぶりに、それも2回勝つことができました
(前出の東アジア競技大会とアジア選手権東アジア予選)。
そして世界選手権も、私達の実力以上のプレーができました。
ダーク・ノビツキーがいるドイツと10点差のゲームができるとは
誰も想像できなかったでしょう。
それも1Q以外の3つのQは日本が勝っているのです。
とても強いチームであるパナマに20点差で勝てるとも誰も想像できなかったと思うし、
アンゴラ戦はわかっている人にとっては想定内の試合です。
そしてこの大会までは世界で4位と認められていた国(2002年世界選手権4位)・
ニュージーランドにも、最後はちょっと運が悪かったけれど勝利までもう少しでした。
日本の代表史上でも最も良かった数試合なのは間違いありません。
広島で聞いた話では、日本が世界選手権の予選ラウンドで勝つのは
43年ぶりだそうですね。
若く才能のある選手が育ち、健康ないいチームになってくれました。
それ以上は4年間では無理だったと思います。
1つの意見として、私の練習のやり方と強度に納得しない人もいますが、
逆に言うと世界のほぼ全ての代表が私と同じ基準で選手を選び、
同じ基準で練習をやらせています。
だからその基準は一歩も引けませんでした。
ここまでこのチームができたのも、その基準を大切にしたからこそなんです。
基準を緩めていたらもうずっと前から台無しになっていました。

-世界選手権でベスト16に入ることはできませんでしたが、
成し遂げたことがたくさんありますね。
1年目の記者会見で言いましたが、当時の目標は世界と戦えること、
ベスト16を狙うことでした。
最近言われているベスト8の話は真っ赤な嘘で、くだらないくらいです。
世界の、アメリカ以外のどの代表でもベスト8に入るとは言い切れないのですから。
今回、ブラジルやプエルトリコでさえベスト16に入れませんでした。
そういった中で、様々な準備をしてここまでできたことは
本当に選手達と現場スタッフのおかげで、彼らは満足するべきだと思います。
皆一生懸命やりましたし、日本の歴史に残るようなことをいくつかやりました。
私はこのチームに対してすごくプライドを持っています。
将来的にこのチームを超えるチームが現れたら嬉しいですが、厳しいと思います。

まだまだ続きます。
正直、ショッキングな内容です。
でもぜひ、日本のバスケ選手・関係者全てが読むべき内容でしょう。

志ある若き選手たちよ!
私は、あなたたちを信じています。

オフィシャルガイドを買った

2006-10-23 04:03:33 | Weblog
わらわらで買った。(近いから・・・)
ちなみに開幕戦のチケットもわらわらで買いましたが、
ちゃんとシーズンチケットも勧められました。
富山ファンなので要りませんといったら、
富山出身とかと誤解されたのか、
「ブロンコスにも富山出身の選手がいますよ!」とかまで
プッシュされました。
えらいよね。大した営業努力。

まあそれはいいとして、オフィシャルブック買いました!
去年は買えなかったので、どんなんかなー、と。
オールカラーじゃん!
表紙のロゴはレリーフ仕上げ?
これ、儲けあるのかな?いくら広告が載ってるっていっても・・・
贅沢なつくりですよ?
しかもつい最近の新加入選手まで載ってる!
時期的に言うと、仙台のザウンがまだ載ってるくらい。
以下チラシの裏。

ナイナーズは胸ロゴスポンサーまだ?ティナかわいい。
アルビ、藤原が坊主なんですが・・・これ本物?
平岡ACの復帰希望。
アルビチアのユニフォーム、よく見るとセクスィー。
グラ、呉屋かっこいい。祐さん、寝癖?石橋選手かっこいい。腕太い。
で、最近気になるのが野尻選手。
只者じゃない気がする・・・
ブロンコスなんかみんな写真映り悪い。
東京、ポジションないぞ!なんかみんなさわやかに笑ってるぞ!
青木(大)がコブクロの大きい方に見える・・・
そしてヘリコが年下であることに気づき驚く。
ガムQのヘリコプターすげえ!
大阪、TKはもっとデカいと思ってました。元ガード?
波多野かっけー!しかし首の横のタトゥーは入れるとき痛くなかったのか?
そして・・・bt・・・ダンサーなのにナイスバディ過ぎ・・・
高松。喜多が只者じゃない気がする。ユニフォームの着こなしが難しそう。
大分。島袋、いい面構え。佐藤(博)イケメンじゃね?
ジョーがウィル・スミスに見える・・・
そのあとはいろいろ企画ページもあり、レフリーのページもあり、
かなり充実した内容。
bjに興味があるなら、買って損はない!お勧め。

私、グラブースターです。

2006-10-22 12:13:45 | Weblog
埼玉在住ですが、グラウジーズのファンです。
今期開幕戦、11・4所沢決戦VSブロンコス、初生観戦です。
生で観てないくせに偉そうに書くな!というツッコミは総スルーです。

生応援・・・
何年ぶりでしょうか。
高校時代の最終戦以来?(先日の世バスパブヴュー除く)
高校の応援って、だいたいパターンが決めてあるじゃないですか。
今回どうなんでしょう?

既存の六チームは応援あるんだろうけど、富山・高松は?
先日のプレシーズンのときは、若干静かになってしまったシーンもあったとか。

うわーどうしよう!
最強のブースター軍団・埼玉を相手に、どこまで応援できるか!?
好きにはやらせんぞ!・・・たぶん。

最初は、三線を持ち込もうと思っていたんですが、
(富山と沖縄は関係が深いのです。)
長モノは邪魔になる可能性があり、また持ち込み禁止の可能性もあるので断念。
なので、沖縄のカスタネット的小打楽器、三板にしようと思います。

ゲーフラも作りますよたぶん。
芸術的才能ゼロなんだけどね。

東京も観戦したいんですが、うーん今年はこの開幕戦だけかも・・・



ある勇者の武勲(長文です)

2006-10-18 23:09:20 | Weblog
ある勇者が、協会に手紙を書いた。
以下転載。珍しく本人の許可を得ています。

協会に手紙出しました。
返事を待ちます。


【質問状】

突然の手紙で申し訳ございません。
いくつかご説明頂きたいことがありますので、
質問させていただきます。



(1) 少なくとも2年前から、日本バスケットボール協会HPの
問い合わせフォームの欄がメンテナンス中となっていますが、
あとどのくらい待てばメンテナンスが終わりますでしょうか。

(2) 世界選手権埼玉大会終了後、何人かの方達が
「info@jabba.or.jp」宛てにメールを送っているはずですが、
あとどのくらい待てば返信いただけますでしょうか。

(3) ジェリコ前代表監督が更迭された(契約が改新されなかった)理由を
お聞かせください。
というのも、「4年前契約したさいに、ベスト8に入れるようにお願いしたが、
それが守られなかった」という理由を聞いたのですが、
当時アジアでも勝つことが難しかった日本が
たったの4年間でベスト8に進めるとは誰も思っていないはずなのです。
日本バスケットボール協会の方達がそこまで低能だと思いたくありません。

(4) 仮に本気で「日本がベスト8に進める」とお考えだったなら、
ベスト16にすら入れないという開催国史上最悪の結果を
監督だけの責任にするのはどうかと思います。
石川武常務理事や杉浦強化部長は責任を持って
辞任するお考えは無いのですか。

(5) スペイン戦が終わったあと、石川武常務理事が
「田臥がいれば勝てた」と発言したそうですが、
その真意をお聞かせください。
とてもひとつのスポーツのトップにいる人間が言ったセリフだとは思えません。


(6) 一度、「世界バスケ15億円赤字の見通し」との報道がありましたが、
9月20日の日刊スポーツでは「収支はトントン」でした。
この記事の中に、「観客総動員は総収容人員の75%」との記述があります。
各会場の観客動員をどのように計算したのか詳細を教えてください。

(7) 世界バスケのチケット発売時に、決勝トーナメントの組み合わせが
決まっていたのに、後になって突然
「トーナメントの組み合わせは決勝トーナメント進出チーム決定後に決定します」となってしまいました。
その他に田臥選手や佐古選手を無理やり代表候補に押し込むなど、
人気の無いチケットを客に買わせようという意図が見られました。
このことについてどう説明されますか。

(8) 9月23日にbjリーグプレシーズンゲームが
秋田県湯沢市でお行われましたが、
大会会場に秋田県バスケットボール協会会長の薪苗氏から電話があり、
「この大会を手伝った審判は教会を除名にする」と言ったらしいという
噂話が広がっています。本当でしょうか。
とても県協会会長がすることだとは思えません。

(9) 9月25日と9月27日に、「bj-KBLチャンピオンシップゲームズ」が
大阪とソウルでそれぞれ行われましたが、
この大会の前に、日本バスケットボール協会から
韓国バスケットボール協会宛てに「bjリーグとかかわるべきではない」
という内容のメッセージが送られてきたそうです。
このことについてどう説明されますか。とても正気とは思えません。

以上の質問に回答をお願いいたします。
また、質問内容と回答いただいた内容は、
そのままインターネット上で公開させていただきますのでご了承ください。
返信用の封筒も同封させていただきます。

引用終了・・・
まさか、この返信用の封筒に切手が貼っていなかったことが、
恐るべき事態を引き起こすとは・・・w

約一週間後、事態は大きく動く。

また転載。

手紙が届いているかどうかだけ確認しようと電話したんですが、
当初の計画の通りに進まず質問に関する回答を求める電話に
なってしまいました・・・。
日記にも書きましたがここにもその内容を公開いたします。



(1)(2) 日本バスケットボール協会HPの問い合わせ欄が
ずっとメンテナンス中なことについて。
また、メールや手紙を送っても返事が返ってこないことについて。

人手が足りないので対応できない。メールの返事に関しては、
冷やかし、行き過ぎた中傷など本来の「問い合わせ」的な問い合わせではない
内容が多いこと、問い合わせの件数が多くて対応できないので、
一方の質問には答えるのに一方には答えられないという状況になりかねず、
現在は機能していないらしい
(なんじゃそりゃ!「お答えできません」くらい言っておけ!)。
手紙に関しては、重複した質問などがあったり、
現段階では答えられないものも多かったので、
それを理由に対応を先送りにしていた印象を受けた。
ようするに、あのまま待っていても返事は来なかったということだと
自分は受け取った。
「手紙となるとやはり手間もかかりますし、
○○さん(手紙を送った勇者)はきちんとこちらの話も
聞いていただける方だとと思われます。
返信用封筒も入っていましたし・・・。
仮にもしも切手が貼ってあったら・・・(以下省略)」という感じで
協会の男性の長話に突入。
非常に回りくどくて何を言いたいのかさっぱり分からなかった。

(切手を貼れば返事が返ってきたかも知れない。惜しいな)
(つーか「協会事務局が質問に答えないでどうすんのw」とか言うべきだったorz)


(3) ジェリコ前監督に関する質問について。

新聞などで「監督更迭!」などと書きたてられることがあるが、
協会と監督との感情的な対立などは無い。
つい先日もジェリコ前監督の送別会を開いたが、
「日本のバスケを応援している」などの言葉をもらった。
外国人の監督なので契約の問題が先に来る。
契約金もそれなりにかかる。
契約期間が元々世界バスケまでだった。
ただ仮に埼玉スーパーアリーナまで進んでいたら、
契約の改新もあったかもしれない。
「少なくともベスト8という成績を基準に云々」というのは
考えていなかったと思いますよ。

(電話での質問にここまで言えるこの男性は誰なの?聞いとくべきだったorz)


(4) 協会上層部の辞任の可能性について

気が動転して聞くの忘れたorz


(5) 「田臥がいれば勝てた」発言について

「どのような場所で発言したんですか?」と聞かれるも、
自分は答えられずorz
石川さんは勝負に厳しい人間だから、
オフィシャルの場で彼がそのようなことを言うとは考えがたい。
しかし、仮に新聞記者が「田臥がいたら勝てたと思いますか?」と
聞いてきたならば、と対立する理由が無いので
「そうかもしれませんね、でも勝負事ですから」というふうには
答えたかもしれないですとのこと。

(だからこの男性は誰なの?聞いとくべきだったorz)


(6) 「世界バスケ15億円の赤字疑惑」について

世界バスケの組織委員会のほうで、1月か、ずれ込んでも2月中に
決算が出る予定なので、それまでは自分からは何もいえない。
基本的には「15億円の赤字というのはマスコミが勝手に言っていること、
決算も済んでいないのに分かるわけが無い」というスタンスのようだった。
「『横断幕事件』もありましたが・・・」とも言っていたので
この疑惑には当然否定的


(7) 世界バスケのチケット販売時に見られた不振な動きについて

時間の関係で聞けずorz


(8) 湯沢会場への圧力電話疑惑について

時間の関係で聞けずorz


(9) 韓国バスケットボール協会に「bjとかかわるべきでない」という趣旨のメッセージを送った疑惑について

メッセージを送ったのは事実とのこと。
FIBAの規定に、「FIBAに加盟するチームが加盟していないチームと
ゲームを行ってはいけない(って確か言ってた)」というものがあるそうで、
実際にも日韓の大学が毎年恒例の親善試合を行う際にも、
チームが協会に了承を得てから試合を行うとのこと。
ただ、規定を違反した場合の罰則については記載されていない。

周知の通りbjリーグのチームは協会(=FIBA管轄)に加盟しておらず、
KBLのチームがbjのチームと試合を行った場合、
何らかの罰則を受けるかもしれない。
日本バスケ協会としては韓国バスケ協会が
何らかの罰則を受けるかもしれないということを
相手方に知らせなければならない。
なのでそのことを韓国バスケ協会に伝えたとのこと。



電話の内容は以上。
手紙が届いているかどうか確認するだけのはずが何故か説明を受けた。
手紙での回答を求める予定だったのに。
文章ではないから何も形に残っていないし録音もしていない。
沢山あった質問の一部しか答えてもらえない。
ああ、そういえば自分は人と話すのが苦手でした。
全てにおいて完全に計算ミスだorz
あの男性はどのような役職だったんだろう。



つーことで自分のコミュニケーション能力の低さを
思い知らされる結果となってしまいましたorz

いやいや、勇者、お疲れ様でした。
とりあえずFIBAに問い合わせのメールを送ってみます。

北海道、動く

2006-10-16 18:03:08 | Weblog
ZAKZAKより。
()内はおいらのつっこみ。

来年10月に開幕予定の男子プロバスケットの新リーグ
「社団法人日本バスケットボールリーグ」(仮称)に参入する
北海道の新チームの運営会社が、
将来的に株式の上場を視野に入れていることが14日、分かった。
(まあ、面白い取り組みだとは思います。)

同リーグの設立委員会事務局も「上場しても問題はない」との立場を示している。
(・・・よく分かってないだけだな。間違いない。
もしくはあわよくば甘い蜜を頂こうと思ってるね。)

球団運営を本業とする企業が上場すれば、
事実上、プロ球団“初の上場ケース”になり、
スポーツ界から早くも熱い視線を浴びている。
(生暖かい視線で見てる、というのが99%かな。
あとはヤマ師みたいな胡散臭い連中ばっかりだろうね。)
新リーグに参入するのは、「ファンタジア・エンタテインメント」(札幌市)が
立ち上げるバスケットチーム。
(市民球団みたいな感じなら、まぁいけそうな気もするけど・・・)
同社の水澤佳寿子社長(43)は夕刊フジの取材に対し、
「(ファンタジアを)株式上場 できる優良企業にする」と意気込みを語り、
(あんまりいいうわさを聞かない、という声もあるが・・・)
「周囲からは(株式上場を)積極的に薦められている」と明かした。
(わ、これはヤバそうだぞ。キナくさい。現状でしきりに薦めるってのは、
つまり協会がどういうところか知らないってことだろ?)
同社は今年4月、プロバスケットチームの運営を主力事業として、
資本金8000万円で設立した。
(レッドファルコンズの惨劇の後なのにね。チャレンジャーだね・・・)
(中略)
スーパーリーグには現在、「トヨタ自動車アルバルク」「日立サンロッカーズ」など
7チームが所属し、ファンタジアのチームを加えた計8チームで
優勝を争うことになる。
(トレードとかどうなるの?よその社員をいきなりプロ選手に?
無理だろそれは・・・。実質プロ契約選手のみがトレード対象?)

チームの運営会社やチームそのものの株式上場について、
新リーグ設立委員会事務局では、
「新リーグに加盟するクラブチームが上場しても問題はなく、
仮に全チームがそうなってもそれを拒むものではない」。
(今のところ邪魔はしませんよ、ってとこだろ?
徒手空拳で臨む北海道にノウハウを教えもせず放置、か。こりゃ大変だ。
まあ、ノウハウなんかないか。海の家の経営すらできないんだから。)

協約や規約の関係で、株式上場が事実上不可能となっている
プロ野球やJリーグとは違い、柔軟な見解を示している。
(なぜ事実上不可能になっているのか。理由などないとでも?
下手するとエラいことになる気がする・・・)

ファンタジアはチームを運営する会社で、
チームそのものが上場を目指すわけではないが、
チーム運営を本業とするファンタジアのような会社が上場した場合は、
プロ球団そのものが上場したのと同じ格好になる。
(これも暴論のような気がする・・・)
野球やサッカーのプロ球団やチーム運営会社で上場したケースはないことから、
ファンタジアの上場は日本初の“上場プロ球団の誕生”とみることができそうだ。
(それはどういうことなのか、という結論に欠ける。)

バスケ界に新たな光が!という気もしないでもないが、
どうにも胡散臭く聞こえてしまう・・・

ここが協会いんちきリーグに参加する意味がわからない。
bjじゃダメなんだろうか。
プロでやっていける見通しがある団体なら、
こんなあやふやなリーグに参加するメリットはない。
運営会社の株主や出資者にはどう説明するのだろう?

あと、できればチーム名はレラ・カムイで。かっこいいし。

未来はまだ見えないわけで

2006-10-11 01:35:20 | Weblog
毎日新聞ウェブ版より。カッコ内は管理人のつっこみ。

新しい波/215 変わる男子バスケットボール界/中
◇JBL新リーグ--プロ化ならず前途不安

日本バスケットボール協会傘下の
日本バスケットボールリーグ機構(JBL)が運営する
男子国内トップのスーパーリーグ(SL)は、
7日に「最後のシーズン」が開幕する。
旧日本リーグ時代の67年から続いた運営形態を刷新し、
(スリーグは、プロ化の前段階として立ち上げたんだよね・・・?)
来季から新リーグに移行。
JBLの蒔苗昭三郎会長は
「40年目の節目に歴史を変えて継承という大役を担う」と意気込む。
(言葉の意味も根拠も分からんが、とにかくすごい自信だ!)
新リーグに参戦するのは、
トヨタ自動車、オーエスジーなどSLで戦う七つの企業チームと、
公募で選ばれた北海道の新設チーム。
(いずれ劣らぬ大企業がひしめくわけだ。)
事業性重視への転換を目指し、リーグ機構は法人化。
(ノウハウだなんだってのが全くなしに、丸投げ。)
開催地の都道府県協会が持っていた試合の興行権も、
各チームに14試合ずつ委譲される。
(同上。)
試合数の増加や、外国選手の人数を減らし日本人の出場機会を増やすなど、
強化につながる変更も加えた。
(まあ、ここは、bj式と比べてどっちが効果あるかはわかんないけどね。)

しかし、最大の狙いだったはずのプロ化には踏み込めなかった。
(むしろ協会サイドも踏み込む気なかったでしょう?)
十数年前から何度も検討されては消え、
(00年~05年って、バスケ冬の時代だったよね・・・。
にもかかわらず、bjは何とかやっていけてる・・・)

昨年3月に日本協会が発表した新リーグ構想にも
「プロリーグ」を明記したがその後の議論で、
チームなどの賛同が得られず、プロという言葉は使われなくなった。
(あえて訂正とかおおっぴらにやらないから、ミスリードされている人は
多いようですね・・・。何度余計なお世話で訂正したことか。)
新リーグ設立準備委員会の杉浦良昭委員長は
「全選手がプロ的な契約のチームもあれば、正社員のところもある。
一概にプロとかアマという表現はできない」と説明する。
(本当に苦しいなこの言い訳・・・。同情するよある意味。)
あるチームの運営担当者は
「企業の力がなければ何もできないのに、
プロ化や地域重視と言われても賛同できない」と本音を明かす。
(この人の目にはbjが映らないらしい。
それともbjレベルじゃご不満なので?)
8チーム中5チームの母体企業は、
サッカーJリーグのクラブも実質的に経営。
(ここは微妙に違うが、本筋にはあんまり関係ないので触れない)
そこでは赤字補てんなどの負担を強いられながら、
企業名の露出が制約されていることへの不満がある。
(企業のエゴか・・・。ある程度は当然。度が過ぎると醜い。)
バスケットでは「同じ轍(てつ)を踏まない」と用心深い。
(一歩目すら踏みだす気がなければ、同じ轍を踏みたくても踏めないね。)
また、試合の興行など経験のない任務への不安も根強い。
(bj各チームは文字通り徒手空拳でそれに挑んだなあ。
まだまだ足りないけれども、それは置いといて。)
さまざまな思惑と問題を抱えながら、移行まであと1年となった。
(ひっそりと始まったねぇ。)
蒔苗会長は「新リーグは一つの大きなステップ。将来のプロ化へつなげたい」と
前向きに話している。
(自分でもこのままじゃ無理だとわかっているんだろ?)

とうとう沖縄か・・・

2006-10-05 14:02:52 | Weblog
ニッカンスポーツより。
◇bjリーグに沖縄のチーム新規加入決定

バスケットボールのbjリーグは5日、
2007-08年シーズンから沖縄県に本拠を置くチームが
新規加入すると発表した。
11月4日に開幕する06-07年シーズンは8チームで行うが、
07-08年シーズンからは参入が決まった沖縄のほか、
群馬、茨城、長野、福岡、奈良などの地域が新規加入を申請しており、
今月末をめどに審議を終えて新規加入について最終決定する予定。
新規加入する沖縄のチーム名は未定だが、
運営会社となる沖縄バスケットボール株式会社(仮称)を今月中には設立し、
離島を含む沖縄県全域をホームタウンとして試合を開催する。

心配なのは地元の経済力ですね・・・
いい選手は集まるだろうし、バスケを応援する素地もある。
しかし決定的に経済力が弱い・・・
他県ブースターが気軽に観にいけるかどうかも微妙。
でも、bjのスポンサーには航空会社がいるから、
少しは便宜を図ってもらえるかも。
ツアーなんか組んじゃったりしてね。
シーズンが冬~春だから、避寒も兼ねてセットツアーなんかやったら
なかなか面白そうだ。

大変だろうけど頑張って欲しいですね。