この秋の、あらたな現象として、全国的に、野生動物と地域環境との関連から生じた課題や解決策を探るためのシンポジウムが急増しています。
2005年5月開催の、第2回里山シンポジウムで、14分科会の内に、残土・産廃と野生動物の2分科会が開催されました。野生動物は本年度から発足しています。
全国的に、野生の生き物と地域住民との、あつれきが放置出来ないまでに急激に悪化してきているという実感です。一面では、山の中での突然の遭遇による偶発的な事件の急増があります典型的には、ツキノワグマとの、思っても見ない箇所での出現です。次いで、アライグマやキョン、台湾ザル等外来種の激増です。いずれも、中山間地での、農作物被害が深刻です。
この話しと、必ずセットになる話しが、実は残土・産廃の話しです。いたる所で、残土・産廃の突然遭遇します。被害は甚大ですが、問題解決はとんでもなく困難な状態です。裏と表どころか、広範囲に捉えて、里山そのものの、これが現実だと思います。
日本の自然は、適当に人の攪乱があってはじめて機能する場所として、過去数千年の歴史を刻んできています。そこを日本人はやおよろずの神が宿る場所として、尊重してきた歴史があります。その仕組み全体が壊れかけて(あるいは既に壊れて、野生動物が跋扈し、残土・産廃がはびこる)、様な無惨な箇所に変わってきているとしか、言いようがありません。
一言で言って、
(1) 人がいない、なぜって里山ではお金が稼げないために若者が立ち去る。
(2) 地域への投資がされない。なぜって、バブルの後遺症で大企業が虫食いのママで購入した土地を、もてあまして放置している等のケースが多い。
(3) 本来、手入れすれば、価値の高まる森林が、価格下落で価値を無くし、山を持っているだけで、赤字を産んでしまう状態に。
(4) 里山も谷津田も、お米を作る立場では採算が取れない。安易に海外からの輸入品で間に合わせてしまう生活習慣が定着して、都市と農村部の相互信頼関係までもが。おかしくなってきています。
行政組織が、どのようにこの現実を理解しようとしているのか。あるいは、手をこまねいてしまっているのか。現実が先に走ってしまい、現場を見ていないまま理解が及ばす、何事にも対処が出来にくくなっている、まさにそこが最大の課題であり、問題点です。
2005年5月開催の、第2回里山シンポジウムで、14分科会の内に、残土・産廃と野生動物の2分科会が開催されました。野生動物は本年度から発足しています。
全国的に、野生の生き物と地域住民との、あつれきが放置出来ないまでに急激に悪化してきているという実感です。一面では、山の中での突然の遭遇による偶発的な事件の急増があります典型的には、ツキノワグマとの、思っても見ない箇所での出現です。次いで、アライグマやキョン、台湾ザル等外来種の激増です。いずれも、中山間地での、農作物被害が深刻です。
この話しと、必ずセットになる話しが、実は残土・産廃の話しです。いたる所で、残土・産廃の突然遭遇します。被害は甚大ですが、問題解決はとんでもなく困難な状態です。裏と表どころか、広範囲に捉えて、里山そのものの、これが現実だと思います。
日本の自然は、適当に人の攪乱があってはじめて機能する場所として、過去数千年の歴史を刻んできています。そこを日本人はやおよろずの神が宿る場所として、尊重してきた歴史があります。その仕組み全体が壊れかけて(あるいは既に壊れて、野生動物が跋扈し、残土・産廃がはびこる)、様な無惨な箇所に変わってきているとしか、言いようがありません。
一言で言って、
(1) 人がいない、なぜって里山ではお金が稼げないために若者が立ち去る。
(2) 地域への投資がされない。なぜって、バブルの後遺症で大企業が虫食いのママで購入した土地を、もてあまして放置している等のケースが多い。
(3) 本来、手入れすれば、価値の高まる森林が、価格下落で価値を無くし、山を持っているだけで、赤字を産んでしまう状態に。
(4) 里山も谷津田も、お米を作る立場では採算が取れない。安易に海外からの輸入品で間に合わせてしまう生活習慣が定着して、都市と農村部の相互信頼関係までもが。おかしくなってきています。
行政組織が、どのようにこの現実を理解しようとしているのか。あるいは、手をこまねいてしまっているのか。現実が先に走ってしまい、現場を見ていないまま理解が及ばす、何事にも対処が出来にくくなっている、まさにそこが最大の課題であり、問題点です。
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