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千葉の里山と放射能下でのこれから (2)

2011-10-25 22:11:51 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る

 いろいろと楽観的な見方も出ているようですが、千葉の里山とは、地域の人がほとんど撤収してしまって、放りっぱなしということが現実の箇所です。すでに房総南部では、イノシシやサル、キョン、アライグマなどが、跳梁跋扈して、場所によっては作物をことごとく食べられてしまうために農民などが耕作放棄がひどくなっています。そこへ泣きっ面に蜂で、今度は放射能汚染です。

 里山一面が売り物にならない杉や雑木ばかりですから、所有者にとってもっとも有効な管理方法は、一切手をかけないでほったらかしにする、まさに里山の放棄が実態ですから、このまま里山全体が放射能に汚染されたまま放置され続けるという、まさに現実的なタイムスケジュールが最も現実的な見方でしょう。

 多くの里山の箇所には、人がまったくいません。したがって、森林内の除染などは、どうなのでしょうか。作業もされないと思います。落ち葉もほったらかし、水の落ち口もそのまま。

 したがって、今はまだ放射能の影響がぴんと来なくても、来年春頃には、濃縮された水の落ち口やたまり水、井戸などいたるところで、致命的なレベルの高濃度放射能が測定されて大騒ぎになるだろうと市民側では予測をしているのです。

 すでに、よくわかっているオーガニックに詳しい方々は、311の直後からどんどん移動を始めて、地域によっては立ち去って、すでにいません。まず、家族を沖縄や九州や外国に家族を移転させ、次に商売道具を撤収し、逃げも隠れもできない地域の方々や市民団体のメンバーが、当然下を向いて歩くという事態だと理解しています。

 

 


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