文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

日本雁を保護する会「ふゆみずたんぼ」愛知万博「愛・地球」環境技術100選

2005-06-20 09:12:58 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 冬の田んぼに水を張りましょうという、それによって生態系の保全と、活性化したイトミミズ等の力を借りて、抑草効果を発揮し、無肥料・無農薬農法を実現し、同時に大量に生き物を発生させる生態系の力を付ける、ふゆみずたんぼの手法が
愛知万博の「愛・地球」環境に貢献する世界の技術100選に選ばれました。
大変喜ばしいことで、ますます、この農法の普及に弾みをつけたい考えています。

景観生態学会のエクスカーション参加、我孫子谷津ミュージアム

2005-06-20 07:53:07 | 里山に託す私たちの未来-再生策を探る
5/19朝、景観生態学会のエクスカーションとして
我孫子市が、オカホットと呼ぶ谷津ミュージアム観察会のプログラムがあり、成田線東我孫子で下車して、参加してまいりました。
 全国から生態学関連の大学の先生方や学生、アセス会社の方まど多数が参加。昨日は、東京都の経堂にある東京農業大学でシンポジウムでした。
 事業主体は我孫子市手賀沼課で、大畑さんがご案内役でした。莫大な費用と20年以上という長期計画で構築中の里山と谷津田との事です。景観生態学会の幹事でもある、千葉県立中央博物館の中村俊彦副館長が、この谷津ミュージアム構想でも、現実化でも中心的な役割りを担われました。
景観生態学会での方向性と、谷津ミュージアム構想とはとは、その観点から連動もしていることが明確になったと感じました。
 昭和30年代の柏や我孫子にふんだんにあった野っぱら(野原)が、まずたくさんありました。大型のアゲハチョウ類や白蝶類がたくさんで、原風景を懐かしく味わえました。この箇所にキリギリスやトノサマバッタ等大型バッタ類が復活すれば本物でしょう。でもそこはかっては田んぼであった箇所です。複雑な心境です
 ここは、意外に奥も深く多様な環境が観察出来ました。栗の花が咲き、大きな空間が開けたところには、やはり、本格的なゼフイルス(ミドリシジミ属)の飛翔も見られ、感激しました。
ヘイケホタルも復活してきているそうです。ザリガニはたくさんいましたが、まだクチボソ(モツゴ)は見いだされていないそうです。竹が斜面林に遠慮無く侵入したまま放置され、クヌギ等も
老木化して、全域の斜面林はうっそうとして暗く、手入れの必要性を感じました
 まだまだ、スタートして初期的な段階と言うことで、大畑さんも、もっぱら全国からのお客さんから意見を聞き出すのに必死との印象でした。 拝見しても、まだまだ手つかずの課題がたくさん感じられもしました。
 でも、我孫子市在住のボランティアの方々が、それこそ野良着で、田んぼの草取りを大変良い顔をして、張り切ってされていました。
 我孫子市では、この箇所の管理を考えて、すでに3期に分けて30名以上が卒業ボランティア教育を行っており、皆さん教育を終えられた方々とのことでした。
 我孫子市のその革新性と、長期計画をもって、ここに限らず多数の案件を取り組んでいられる姿に、感銘を受けています。 この谷津ミュージアムは、千葉県立中央博物館の中村俊彦さんが、あらゆる面で深く関わってこられていると聞いています。
 本日午前の見学で、色々な面で、納得出来、これからの可能性を認識しました


景観生態学会15周年大会に参加しました

2005-06-20 07:39:33 | 冬期湛水不耕起栽培の現状とこれからの課題
 15年も前から、景観都生態学を結び付けた学会があったとは驚きでした。全国から多様な大学の教授や学生、アセス会社の社員、市民達が集まって、シンポジウムが開催されました。場所は東京経堂にある東京農業大学の公会堂。ランドサットでデジタル化された日本の各地を年度別変化という形で、多面的な解析手法がいくつか紹介されました。
 景観と言うことで、一つの分野に限定されず、学問で言えばあらゆる情報が、人の生活動態を中心にして横断的に語られる、そのユニークさと明確さがポイントかなと感じました。
 話しも、都市部の鳥相が大阪市と京都市でどれだけ異なるかという話し。都市の衰退が始まったという話し(東京圏での)など、景観という概念では全ての縦割りな要素が横断的に連動する必然性が語られました。まだまだ考え方がまとめきれない学会だなとの意見も。参加者に若手が多く、これから世の中を引っ張っていく力になる学会との印象でした。

ちば里山センターの総会に参加して

2005-06-12 21:24:58 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 本日、設立2年目を迎えた、ちば里山センターにて、総会が開催されました
JR長浦駅から歩いて10分。うっそうとした森に囲まれて事務所があり、30名ほどの規模で、開催。
昨年度の催しの実績と、本年度の起案がなされました。淡々と行われました。
 予算が430万円ほどで、それも殆ど人件費と印刷費に、消える。
 最後に、NPOによる里山保全活動の中で、最も緊急な課題が、大幅にアップした傷害保険の件
イベントでの傷害保険と異なり、チエンソー等機械を利用する里山での作業は危険性が高く、1日
1人350円を要するほど保険費が高騰。これを県として対応策を検討して欲しいとの意見が。
 1npoで30~40万円にもなる積算とのこと。子の面から運動停滞のきらいが指摘された。
 出席した、桜宮自然公園の所英亮さんが、クチボソを持ち込んで、議論沸騰。すでに何処にも見られなくなったとの話しで、ドキッ。本当らしい。
 早速、ビオトープに放したいと、引く手あまたでした。またまた、最もありふれた生き物がいなくなった話しでした。

里山シンポジウム 野外体験 「手賀沼で水質を調べる」

2005-06-12 21:12:29 | 里山シンポジウム実行委員会のこれから
 第2回里山シンポジウムは、5/20我孫子市の中央学院大学にて、全体会を400名以上の参加を得て、無事開催出来ました。当日は全体会に先立って、6つの分科会がシンポジウム形式で開催されています。そのうちの2分科会(里山と水循環、里山と文化)の共催によって、シンポジウム+野外体験と言うことで、我孫子市側の全面的な吾支援を頂き、開催出来ました。
 水の館のある親水公園前から、我孫子市がチャーターしてくれた船に乗って、手賀沼を1週。
2ヶ所で水質を実際に採取して、検査を行いました。
 子ども達も、その親たちも参加して、大変和気藹々と良い企画でした。関係者の皆様ありがとうございました。
 ところで、平成12年度からの手賀沼導水によって、希薄効果で水がきれいになったとの解説。いままで3週間を要した手賀沼の水の入れ替えが5日程度に短縮されたとのこと。水質ワースト1が6番になったとのこと。
 でも、現状では仁摩即の浚渫や、膨大な利根川の導水によって、沼の河川化によるとの指摘もあります。手賀沼周辺での乾田化、ほ場整備と春に代かき水など問題が山積していて、水質浄化ですこし落ち着けるところで、長期的な抜本策を検討すべき時期に来ていると感じました。

ブログを取り巻く客観情報とは(2)

2005-06-04 22:36:44 | 組版プロの思考からXMLを考える
 デスクトップパブリシング(DTP)という環境があります。もともとパブリシングとはパブリック(公共)から生じた言葉です。
 元々が、公共物としての利用を促進するがために、世界的に普及してきたwindowsの世界は、元々が新聞社のシステムを構築することが目標として設計されてきています。
 (参考にデザイン支援から入った、MACとは設計思想が根本的に違を事の認識が必要です)
 すでにメディア(媒体)は、特定の貴族的な(!!)媒体としての存在から、市民や生産者等、庶民の生産財として、消費財として利用できるレベルになって来ています。
 今回の、「田んぼの生き物調査」とは、全ての生産の基礎素材を、生産者や市民の目で、再認識しよう、再構築しようと言う動き、そのものです。
 コンピュータの世界でも、デジタルの概念やデータを、田んぼの生き物調査で調査する「水や田んぼ」での調査のレベルを介して、再認識してみると何が見えてくるのか。
 私どもも、コンピュータの最も基礎的な素材から触れ直してみて、それを生産者・市民レベルで、生産財、コミュニケーション手段として利用出来るように、再構築しているのだと、段々分かってきています。
 まさに、田んぼの生き物調査と同様に、コンピュータメディアの利用情報調査にあたります。
いかにして、生産者や市民レベル達が、この新しいメディア環境を、観察し、理解し、自己実現のために、新しいコミュニケーション手段としても活用出来るようになれるのか、考えていけるのか。
 

ブログを取り巻く客観情報とは(2)

2005-06-04 22:26:49 | 組版プロの思考からXMLを考える
 いま、コンピュータのメディアに関わるハード部分や、
基本ソフトウェアの内容は、基礎素材として、どんどん公開されています。
 同時に市民は、使い方をマスターされた方々には、開発に優しく使え、
更にコンピュータを生産手段として考える方々には、手厚くサポートされ、
多くの場合に、実質的に、プログラムや開発環境が、ほとんど無償で利用が
できる時代に入ってきています。
 マイクロソフト社等では、数年先までの開発ターゲットと出荷開始時期まで
明示された、開発キットの配布が日常化しています
企業も行政側、研究者も、最新の技術が公開前に使え、また時間があるために、
製品として市場に出るときには、それに対応するプロダクトを事前に
準備しておけます。これが最近の傾向です。 

 まず現在、メーリングの世界も、まさしく公共物(パブリック)の新たな分野であり、
電話やラジオ、TV、video等と対比されられる公共に有益な分野だと認識しています。
次世代として、運用がはじめっているブログでも、広告付きブログが今後が
主流となって行くでしょう。
 
 現在のTVもラジオも民間版は無償利用であり(ただであり)、免許業者(運用会社)
は大企業であります。企業や行政等から、基本的には広告費等をもらい、各所の
著作物を販売を行い、その費用等で運用されています。

 だからこそ、時代の変化によって、新たなメディアを握ったインターネット関連企業が、
「ライブドア」とフジTVの争いが生じているように、旧媒体へ、TOB等を仕掛けたり、

明らかに世代交代の時期を迎えています。
 ラジオや電話やTVチャンネル等を、個人や1企業が独占的に使用出来る時代では
ありません。誰も考えたりしません。
 逆に、公共物だから、広告付きだから、その企業は、従業員や銀行や、関係した
利害者等や出資した株主への責任から必死になってウイルス等から顧客を
守ってくれています。
 ビジネスとして絶対に守って、維持していかなければならないからです。
 すでに、TVやラジオ、電話等と同じ、公共物をサポートする正しい感覚です。