文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

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埼玉県川口市見沼田んぼ 柴川第一調整池 ⑷

2015-04-10 12:23:26 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

柴川第一調整池(4)
ここは、今後関東地方における大型水鳥たちの一大生息圏として、居間から注目をしていく価値があります。
そのために本格的な基礎調査から、継続的なモニタリングが出来ていける仕組みの構築も必要となります。
出来れば、地域の方々と一緒になって、全域での地道な生態系保全活動を考えたい。池内さんなどの参加もいただいて、改めて継続的な行動スケジュールを

ところでいくつかの調査しておくべき課題がある。
1 なぜ、ここにウミネコが、観察しただけで6羽が。
 まず、このウミネコであるが、本来この時期に、このような場所に飛来する鳥ではないと思う。
 そこで考えられるのは上野不忍池の周辺で、かれこれ15年前ごろから前から繁殖をはじめたウミネコ個体群の一部ではないかという仮説。上野動物園で放鳥して野生化したいわくつきのウミネコがある。周辺の小型のビルの屋上で間で繁殖を繰り返している問題の個体群だ)
 かってのカワウ野放鳥→関東圏への拡散の現場であるに次いで、2例目と揶揄されるゆえんもある。いずれにせよカワウとセットになっているように感じられ、ここではすでにかなりのカワウも繁殖しているということから、ウミネコの繁殖開始(すでに始まっている可能性も)が危惧される。
2 同時にユリカモメも飛来していた。したがって、カワウ、ウミネコ、ユリカモメと並べると、明らかにここの南東に位置する上野不忍池との親和性を考慮しておく必要性が高いと思う。

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埼玉県川口市見沼田んぼ 柴川第一調整池⑴

2015-04-10 12:12:05 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

本日(12/9)、友人2人と一緒に埼玉県の柴川第一調整池の現地調査に1日をかけて調査に行きました。見沼田んぼの最も南にあり、見沼代用水東縁、西縁に挟まれた、今まで工事中で立ち入れなかった未知の調整池と認識しています。
 JR浦和駅を下車して東口よりバス「01系」で20分ほど。念仏橋下車。そこから10分程度を1級河川柴川沿いに歩くと、ありました。幸いにも好天で風もなく、寒くもなく幸いでした。
 ほぼ完成した柴川調整池。約90haの大きさで500万トンの水を収容できる規模です。3人で3時間ほどをかけて1周できるコースを一回りしました。各種現地調査と聞き取りを行いました。いろいろな課題を抱え、大きな成果を感じ取って帰宅しました。今後何度かの訪問観察が必要な個所と認識しました。
 まずそのレポートとして掲載します。この巨大さをご覧ください。

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埼玉県川口市見沼田んぼ 柴川第一調整池(5)

2015-04-10 12:03:58 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

柴川第一調整池(5)
ガン類、ハクチョウ類、カモ類に関する情報として、聞き取り情報です。
1 ガン類はマガンが数年前に一度11月頃に飛来した(新聞記事もあり)
2 ハクチョウ類は3.11大震災前までは、2月~3月頃にかけて、コハクチョウが
 毎年飛来して定着していた。3.11当日、20羽ほどが驚いて舞い上がりそのまま
 北帰。以降翌年から半減。10羽如何に減少しているが、昨年も渡来していた。
 オオハクチョウは昨年4羽ほどが一時期渡来していた。いずれも中心部のあたり で、ホップアップして採餌をしていた。
3 今年は、現在のところ昨年同時期と比較して水面を80cmほど高くなっている
 理由は、葦の花粉が、この周辺のマンションの住民の皆様から気になるというクレームが生じていて、その対策として葦の繁茂を押さえるために、今年は水面を高くしたらしいとの意見が地域の方々から指摘された。
 これに関しては、同行した環境コンサルタントの方からは、水面下に隠れた堤防が構築されている。これでは葦は育たないとの指摘。たしかに布団かごなどの土木工事の所在がありあり。(裸地に丸いふくらみがあり、それが隠れ堤防の現場)

4 ガン類、ハクチョウ類、カモ類の主食となるのはマコモであります。ここの中心部の浅瀬にはマコモの若干繁殖の可能性がるが、それも意図的に水面を80cmも上げたらコハクチョウやオオハクチョウも採餌ができない可能性が高い。
マコモは上から葦(ヨシ)、ガマ、そして順番に沖に向かってマコモが繁茂する箇所はやや深いところとなる。
 これからガン類、ハクチョウ類、カモ類を増やしたいのであれば、まずマコモの増殖に力を入れ、同時に水面の高さ管理が大切と話題。また葦の花粉に関しての対策は秋に葦狩りを工夫することによって、市民活動によってできるとの話も。
 要は、地域全体で、ここの価値を共有して、協力し合える関係が築いていけるのか、また土地の整備構築に行政側との連携がどこまで実現できるかに関わる。

5 また、ダイサギ、アオサギの特にダイサギの個体数の多さから、かって見沼田んぼのシンボルであった鷺山のことについても、議論を交わした。 

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埼玉県川口市見沼田んぼ柴川第一調整池 ⑵

2015-04-09 04:39:27 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

 柴川第一調整池(2)
 一回りする途中では10人ほどのカメラマンの方々と会いました。やはり猛禽類を写真どりする目的の方々が多いようです。チュウヒ⑴、ハヤブサ⑴、ミサゴ⑴大きなボラを捕獲。を確認。相当数のカワウが生息し、繁殖もしているようです。地元の人はここにはボラが多いというごとく、カワウが盛んに群れをなして追い込み漁?を行っていましたよ。ダイサギが多く、アオサギも少し。コサギはわずかに。カンムリカイツブリ、ミミカイツブリは少々。気になったのはカモ類の少なさ。マガモ、カルガモ、キンクロが少々。そしてオオバンの多さ。
 個人的な感想としては、3方面に高くそびえる高圧線、そしてそこから池面を見下ろす猛禽類の存在も、カモ類にはとてもとても重圧になっているだろうなと感じたこと。まだ整備が終わったばかりもあるとは思うが、水草、特にマコモ等の繁殖が感じられない状況で、カモ類には餌資源が不足なのだろうとも感じた。

荒尾 稔さんの写真
荒尾 稔さんの写真
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埼玉県川口市見沼田んぼ柴川第一調整池(3)

2015-04-09 04:37:28 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

柴川第一調整池(3)
 今回この箇所の調査にはいくつかの複合した目的があるが、しっかりとした市民活動団体による、自立した活動として、荒尾の個人的な意見としてはこの箇所及び埼玉県の大宮以北まで継続する見沼田んぼの全域を対象とした利根川・荒川下流域での水鳥の大規模越冬地形成プラン構築及び実施への願望がある。
 ご存知のごとく、蕪栗沼周辺は、伊豆沼から化女沼まで連綿とした、かっての氾濫原を水田耕作地帯にするための干拓によって、辛うじて残った3湖沼を、市民活動の大きな流れが、現在のごとく3湖のラムサール条約登録湖沼として、絶滅危惧種のガン類で或るマガンやヒシクイ、カリガネ(100羽に達する群れが観察されている)を復活させ、一度絶滅してしまったシジュウガラガン(0から何と1,000羽)ハクガン(0から120羽)まで復活させる大きな力となっている。
 しかし現在、マガンがかっての5,000羽程度から何と20万羽にまで回復し、亜種ヒシクイや亜種オオヒシクイ、そしてシジュウガラカンなど、有る面では過密な状況となりつつあり、また、鳥インフル等の集団蔓延などの危険性も指摘されだしている。
 本来江戸時代から昭和30年代までは、利根川や荒川の下流域こそが日本で一番の
ガンカモの越冬地であったことは知られている。
 具体的なイメージとしては
 いままでも利根川下流域の印旛沼周辺域を中心にしてコツコツと環境形成を友人たちと連携して進めてきているが、すでにそれなりに印西市・佐倉市・栄町の一帯に本埜地区のコハクチョウ群の形成。しっかりとしたねぐらと餌場の確保、
 そして印旛沼流域での亜種ヒシクイの個体群形成も含め、千葉ニュータウン中核地の戸神川防災調節池でのオオハクチョウ個体群の形成など、拠点形成が形を成しつつあり、あらたにコリドーとして、埼玉県の芝崎第一調整池・見沼田んぼの存在と地形学的な位置付けに注目していること。
 何といっても柴川第一調整池+見沼田んぼ周辺域が、第2の越冬地形成として如何なものかを考え始めているところです。
 先日、見沼自然公園周辺を調査し、今回芝崎第一調整池を調査に行った次第。
感覚的には、宮城県の蕪栗沼及びその周辺域水田の構造評価で、純農村地帯にある蕪栗沼と、まさに都心部に隣接した見沼田んぼという違いはあっても、十分に生態系復活のための諸環境としては、いける!という確信を持つことができた。

 意図を明確に言えば、あくまでも市民活動をベースにして、こつこつと第2の大規模越冬地形成運動として、蕪栗沼での事例をモデルとしながら、
埼玉県芝崎第一調整池・見沼田んぼ周辺+印旛沼周辺を、伊豆沼+蕪栗沼+化女沼湖沼群と対比しながら取り組んでいくことにあります。
 多様なハクチョウ類+ガン類+カモ類の越冬地形成を、地域を改めて創生していくシンボルとして。もちろん対極としての猛禽るの存在をも含めてです。
 今回その活動を、組織形成をしっかりと開始する準備を始めていくこととします。

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ガン類・カモ類・ハクチョウ類は集月前後がもっと移動しやすいらしい

2015-04-08 20:15:50 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

 同様に、蕪栗沼、伊豆沼周辺域が厳寒の時、やはり元旦から15日頃一斉にガン類の南下が何度か生じている。多くは新潟方面への移動となる。が大体は仙台平野南部までが多く、仙台市上空をマガン群が朝晩移動するパターン。もっと厳しくなると仙台周辺に湖沼にねぐらを形成する。さらに300羽~500羽程度だが関東周辺の涸沼や菅生沼に渡来して半月程度。その後全部が渡良瀬遊水地に移動するパターンが観察されている。ことしはどうか。可能性は高いと思う。
 しかし、関東方面は数年に一度の渡来で、しかも翌年以降も継続したためしがない。かっての日本最大の越冬地であった利根川下流域にはほとんど姿も見せない。よほい気に入らない悪条件があるものと推察している。

 
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日本に本格的な寒波が飛来して

2015-04-08 20:14:44 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

 今回の寒波による凍結で心配なことは、宮城県化女沼周辺に・越冬している新参のシジュウガラガンである。大豆という食材を得て順調に個体数を伸ばしてきているが、絶滅復活から日が浅く、危機対応策をマスターできているかは疑問。仮説であるが、今回化女沼周辺等の凍結で1,000羽以上のシジュウガラガンが移動する先として考えられるのは、新潟県新潟市阿賀野川河川敷が候補地の一つと思う。あるいは福島潟。先年100羽以上が越冬した箇所であるから。でも緊急避難先のレベル。しかもいずれも採餌地が雪に覆われしかも凍結している可能性が高く、定着が可能かは不明。

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日本に越冬のために飛来するマガンというガン類野個体数変異は、早くも200,000羽を達成して 

2015-04-08 20:12:14 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

 一説であるが多くの科学者が、今後地球は寒冷化すると発表している。地球温暖化と相反するのではなく、それが同時並行的に表現される時代。天候が極端から極端にぶれるという現象は大いにあり得る。
 そろそろ宮城県伊豆沼・蕪栗沼・化女沼周辺域のガン類の今後を真剣に検討する時期に。マガンが超短時間で20万羽に達する現状から、一次関数で増加しているとしか考えられない。それこそ30万~50万羽への増加も時間の問題に。地域で支えられるには餌資源宇\や環境負荷、そして鳥インフルなどの危険性を考えると限界だと思う。
 マガンは本来の日本の越冬地であった利根川下流域域に、この一部を移動分散させることも考慮すべき。シジュウガラガンで成功したがごとく、捕獲した幼鳥を選んで関東圏に運び放鳥することはいかが。候補地としては、ハクチョウ類の大量渡来越冬地である印西市の本埜地区から栄町四谷地区、九十九里方面では庄和町夏目の堰周辺、いすみ市周辺など。
 餌資源は十分あり、問題はねぐらであるが、ハクチョウ類が大量渡来している箇所は、宮城県栗原市の伊豆沼もかって55年前に、全国的な白鳥調査では何も渡来していないという現地からのアンケート調査報告でした。私は福島県や北海道には複数会長さない行きましたが、宮城県にはどこにも行っていません。伊豆沼周辺では、その後ハクチョウ類の越冬個体増加とともに、その陰に隠れた形でマガンやヒシクイが増えだした事例があります。そこで利根川下流域でも伊豆沼同様にしてガン類も落ち着いて生活できるはずです。
 幼鳥を選抜することは、渡りのルートを学習させること。越冬地として故郷とさせて親になったら子供を同行して飛来することを狙いとします。

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宮城県などでのガン類野個体数増加は驚異的です。 2015-2-12

2015-04-08 04:31:31 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成

 日本に渡来するガン類は、今年は特にすごいことになってきました。
2015年2月10日現在。「日本雁を保護する会」からの情報を基に荒尾が独自に組み立ててみました。

 シジュウガラガン 1700羽+ 秋田県八郎潟でカウント 最大値
 ハクガン     103羽      〃   〃

1 何がすごいといって、シジュウガラガンは昨年が800羽前後に増えて、すごい増え方と騒ぎました
 今年1月に1,000羽を超したと、宮城県野関係する方々はさらに舞いあがりました。ところが実は1,700+と、昨年の2倍以上がカウントされました。
 1年間で倍増した計算となります。
 数年以内に10,000羽を超すだろうと予想されています。
 主な越冬地は、蕪栗沼周辺、化女沼周辺域です。2月早々に八郎潟にほぼ全部移動を終えています。
 宮城県ではもっぱら高カロリー、高エネルギーの落ち大豆を選択的に食べています。栄養満点で、元気いっぱいだそうです。
 転作奨励金がでますので、宮城県では越冬地内には落ち大豆が膨大にあり、結果として餌資源は無限に近いし、餌も落穂主体のマガンとも餌が異なるようですので種間競争の話は聞きません。
 一昨年の1シーズン200羽ほどは、新潟市阿賀野川下流域の堤防内の畑で越冬をしました。ハクチョウ類は河川沿いに無数に近く生息して(6,000羽以上)場所の近くで、条件は良かったとも思われ次年度以降の定着が期待されましたが、結果として本年はぜろで渡来なしでした。
 理由は、猟区が近く鉄砲の音が絶え間なく響いていて、現地を見ている私も無理かなと思っていましたが、落ち大豆が十分にないことも重なって、
 さらに本年はなぜかほぼすべてが宮城県内の特定地に集まり、基本的に群れとして行動をしていました。つまり1群で固まってしまっています。その理由は餌の大豆がふんだんに食べたられるか、あるいはマガン群との対抗上かに関わっているようです。

2 マガンは昨年度20万羽 !! を早や超しました。
 シジュウガラガンの10,000羽突破は数年以内と予想されますが、その時にマガンが30万羽近くに激増している可能性もあり。やや緊張しています。
宮城県では伊豆沼・蕪栗沼を始め、マガンの日常的な生活圏が重なっています。そろそろ真剣に分散化を考えておかないと、警報レベルと考えています。

3 もう一つのハクガンは全身が真っ白で、優雅な大型ガンです。こちらはようやっと3桁を突破したところです。
 生活は亜種オオヒシクイに類似しています。主に、秋田県と新潟県を移動しています。

4 シジュウガラガン、マガンの激増に伴って、種間競争がそろそろ表に出てきていると思います。
 対象は亜種オオヒシクイ及び亜種ヒシクイ、そして小型のカリガネがはじき出される心配をしています。
 餌資源はうまく分けられているようですが、ねぐらをどんどん増える一方のマガンに奪われだしているようです。
 化女沼は亜種ヒシクイの存在でラムサール条約登録が成されたようなものですが、独占していた亜種ヒシクイがどウも様子を見ていると、やや追い出されだしているように感じます。結果宮城内では相当減少しているようで、それもあってか茨城県霞ヶ浦周辺に渡来している亜種オオヒシクイが、最低50羽台から、昨年今年と急増し、今年は3桁110羽程度となりました。
 こちらの餌は、もっぱらマコモの根っこです。
印旛沼周辺で観察される亜種ヒシクイは今年は6羽と減りました。最大16羽まで増加したのですが、残念です。

5 私はずっと利根川下流域域に。秋田県、宮城県のガン類・カモ類・ハクチョウ類、特にガン類のために、第2となる大規模越冬地形成に、関わっています。 

 でも、今のところマガン類が受け入れ目標なのですが、何が気に入らないのかが分からないまま、10年以上にわたって待ちぼうけの連続です。
 若いマガンやできればシジュウガラガンも、如何にしたら関東圏に魅力を発見して、群れで飛来してほしいと思っています。
 その時に、ガン類にここで子孫を残したいと思うまでの気に入ってもらえるための準備というか、それを怠ると、せっかく飛来してもらえても2度と来ないと、三行半を突きつけられないようにするにはどうしたら良いかを、日々考えています。

 若いマガンやシジュウガラガン、ヒシクイなどのご機嫌を取るということになってしまって、これで良いのかと疑問ですが、

 これからの地方創生の現場につながる話としてお聞きいただければ幸いです。男社会的で、上から目線の中央官庁の官僚に手におえない事態のこれが今後の参考になることかもしれません。

 下記の写真は、新幹線くりこま高原駅に隣接した田んぼにマガンが多数渡来して採餌中の風景。ここの群れは伊豆沼がねぐらで円周を描いて田んぼの落穂を食べていきます。時期が重なるとだんだん円弧が大きくなって、クリコマ高原駅も、周辺の市町村も円弧の中に入ってしまって、いたるところでマガンが観察可能になります。そしてお互いに存在を無視する関係から、いさかいにはなりません。まさに共生のモデル。
 

 

荒尾 稔さんの写真
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本年度の希少雁類の渡来 2009/1現在

2009-01-29 23:00:08 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2009/1/29
 関東地方では、千葉県印旛郡内に、今年も亜種ヒシクイ×4羽の渡来越冬が確認されました。この4羽はこれで6年連続となり、ともかく定着していることは確実です。
 昼間の観察が主体です。夜間のねぐらは不明ですが、可能性としては茨城県菅生沼近在も考えておく必要があります。
 先年度は、この4羽にさらに1派の「はぐれ亜種オオヒシクイ」がいりこんで5羽で行動をしていました。
 今年はどうでしょうか。
 この報告は、インターネットの検索で以下のBLOGを見出しました。
珍しい鳥2008年12月30日 (火曜日)
 珍しい冬の大型野鳥を見ようと車を県内のとある場所まで車を走らせました。珍しい野鳥とは、「ヒシクイ」です。(このヒシクイは、亜種オオヒシクイです。保護のため場所はお知らせできません。ご免なさい) 江戸時代には、沢山のヒシクイが県内にも渡って来たと言いますが、今ではほとんど来ることはありません。 定期的に来てくれるとうれしいのですが、今の環境ではなかなか難しいことなのでしょうか?
 との記載で、ばっちりと写真が掲載されていました。

 なお改めて申し上げますが、このヒシクイは4羽とも、亜種オオヒシクイではなく、亜種ヒシクイです。


 
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上野忍ばずの池 キンクロハジロばかり! なぜ

2009-01-29 09:56:53 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2009/1/29
 上野動物園分園内や、ボート池には、例年と変わらないほどのキンクロハジロが終結していました。しかも、ボート池のはずれにです。
 見てきた人が、オナガガモやほかのカモが一切いないけどどうしたのかという話になって、餌が足りなければ移動できるタイプのカモはほとんど移動してしまった。
 しかし、キンクロハジロだけは移動できないタイプ。しかも
ひそかに誰かが餌をあ立てている可能性が高いと思うよと回答しました。が、そういいながら、とても気になって、早速調査に行きました。
 結果はその話の通りでした。
 オナガガモ(圧倒的多数)、カルガモ、(少数)マガモ(20以下)、ハシビロガモ(100+)、ヒドリガモ(少数)は、少数のオナガガモを除いて全く見ることができませんでした。
 上野不忍池は、結構カモの個体数だけでなく、多様性に富んでいて、フイールド博物館としても意味がありましたが、
 蓮池側にはそれでも、オナガガモが最盛期の1/10程度の個体がのこって、キンクロハジロと一緒にいましたが。
 とても心配なことは、これから春の渡りのときなどに、餌不足で体力が落ちたままで、鳥インフルに汚染されたカモなどが、渡来してそれらと移動中に触れたりしたら。かえってインフルエンザによりかかりやすい状態であれば、かかりやすいのではないかと思います。
 その結果として、東京都等の環境対策課などが、観念的に鳥インフルが怖いということでとった対策が、逆に最悪の結果を招いてしまうことにならなければいいがなと思います。まさかそのようなことはないと念じつついます。

 でも、幸いなことに、ボート池でも早朝などにキチンと餌を与えてくれる方々が存在するようです。蓮池でも同様にして、最小限の餌の供給はされているようです。

 
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手賀沼の下流域のコブハクチョウの集団を調査

2008-02-23 20:59:56 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
 2008/2/20
 我孫子市手賀沼の下流域、利根川への合流点の近くの河川域の一部に、なぜかコブハクチョウの大群が定着している。その数は50羽に及ぶ。
 さらに、そこに傷病のコハクチョうが紛れ込んでいて、しかも混血の個体がいる様だとの地域の方からの情報を得て、急遽調査に伺いました。
 たしかに丁度50羽のコブハクチョウが居ました。また、たしかにふたまわりは小さい個体のコハクチョウも1羽がコブハクチョウの群れ内にとけこんだ状態で観察できました。
 幸いにも、見たところ混血を疑わせる個体は見出せませんでした。ほっとしました。

 現在、コブハクチョウは、本来日本には迷鳥として、そして沖縄方面では不定期に渡来している記録もありますが、外来種として位置付けするのが正しいのか、大いに迷うところです。したがって、2007年度だけでも、手賀沼周辺域で7番が、茨城県牛久沼でも5番い程度が、霞ヶ浦周辺でも3番程度の繁殖がなされたと考えられています。
 利根川下流域では、各地に分散し、だんだんと個体数が増えだし、そろそろネズミ算的に増えだす前に対策を講じるべきではないかとの声も多いと聞いています。
 でも同時にコブハクチョウがいることを喜び、とても大事に考える方々も多く、そこが外来種として排除などでは、一筋縄ではいかないところでしょう。

 このまま放置してよいものなのか、関係者が頭を抱える状況です。
 
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千葉県印旛郡栄町の白鳥群です

2008-02-23 20:42:08 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2008/2/20
千葉県印旛郡栄町四谷地区から五右衛門沼にかけての40haにも及ぶ田んぼに
2ケ所に分散して、600羽ほどのコハクチョウ、2フアミリーのオオハクチョウがのんびりと休眠し、採餌もしていました。たっぷりと水が張られています。
 聞きますと100羽ほどは、本埜村へ戻ったとのことです。やれやれ
 上流側の田んぼでは、白鳥群にさすがに2番穂が食べつくされていました。湿った田んぼで、脚で2番穂を踏みつけて、嘴で稲の上部をきれいにしごいて、食べます。
 でも、20日現在、下流域にはまだまだたっぷりと残っています。今期は豊作ということもあって、結局、飛来した白鳥には十分に餌が確保されていたことになります。

 ご一緒した「ふゆみずたんぼ・不耕起栽培」農家の新海さんは、ぽつんと、今年はいろいろとありすぎた、この秋の渡来はかなり減るのではないかとの心配げでした。

 2-23 現在、一気に北帰が始まった模様で、激減したとのことです。例年2月の中旬には東北天北海道を経て繁殖地のツンドラ地帯へ戻り始めていますので、例年通りのごとくです
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2007-2008年度、関東地方への雁類の渡来状況(3)

2008-01-14 22:43:42 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
利根川下流に雁や水鳥越冬地の第2極を形成(2) 
2008-1-7現在
1 千葉県印旛郡本埜村の白鳥越冬地では、白鳥群の生活スタイルが一気に変化してしましました。
 この地域には推定800羽を超す総数(うちオオハクチョウが32羽程度)がここをねぐらにしていましたが、最新情報では夜遅くなっても総数が200羽以下の状態に。
 ほとんどが複数個所をねぐらとして戻らなくなったとのことです。
 代わりに12月に入って推定3,000羽といわれるオナガガモが殺到し、白鳥のための餌を横取りし,オオハクチョウもいるために、コハクチョウはほとんど餌にありつけない状況とのこと。

2 いままで、ここにはオナガガモがほとんどおらず、この急な出現には驚きが。
 ちょうど東京都が肥えて飛びにくい鴨「メタボリックガモ」を話題として、鴨への餌付け行為を実質的に禁止してしまった時期とも重なり、なにか符合します。
  結局、上野不忍池では、オナガガモは急減し1/3以下に。1,000羽単位で減少しています。 (どうも東京都は鳥インフルへの警戒が、このような行為となっているのでないかとの意見が多い)

3 ことしは、印旛沼周辺では2番穂に実がきちんと入っています。落ち穂がたくさんあります。そして米価の低迷によって、意欲を喪失した農家が多いのか、いままでになく「耕起」されない田んぼが至る所に出現しています。
 まさに雨が降れば白鳥のえさ場に、それよりもしっかりとしたねぐらが形成できれば、万単位でマガン等が出現しても、少なくとも餌は落ち穂や2番穂が確保できそうだなとかんがえてもいます。
 それらの何箇所かへ、特に栄町の新海さんの田んぼ、及びその周辺には現在はコハクチョウ多数が定着しています。
  自然に取れる米を中心にした餌そのものは、耕起しなければどうもふんだんにある模様です。野生化した白鳥の群れは、2番穂もおちぼもたくさんある状況となってきています。

4 白鳥の野生への回帰は、千葉でみると加速度的に進みだして、かつ自立をしだしています。家族単位でのフアミリーが、まだ5個所程度ですが、印旛沼周辺では気がつきだされて、質問が増えてきました。
 学習という言葉は、中国で白い羽根の家族に学ぶ(白鳥のこと?)と言われるらしいですが、親子の情愛の姿を学ぶという、 ふゆみずたんぼ等を介し、白鳥の自立化を目撃して喜び、そしていろいろなことから「印旛沼の地域の再生はおれたちがやる‥」と、 自立の宣言をする農家の方も出てきています。本当に頼もしい方々です。
  
5 これら、白鳥の新たなねぐら形成が進みだしている個所は、ふゆみずたんぼをはじめとして、ごく自然にそうなってきました。
 でも、その箇所で持主の農家の方と話と、かっての地主さんで、300年から400年以上の歴史を背負った方々ばかりなのに瞠目します。
 地域を自分たちで管理する。当たり前のことに、いま気がつきだして率先して、ふゆみずたんぼにも取り組みだしている方も出だしています。農家の方々の自立が始まれば、これこそ大きなエポックとなるでしょう。   

6 再度記載しますが、利根川下流域の茨城県菅生沼から、新利根町、栄町+本埜村、北印旛沼、香取市堀之内、東庄町夏目の 堰までの白鳥の塒が点状につながって、さらに面となって、そこへいつの間にか雁が入り込んでくる。
 多様なカモやクイナ、サギ類が、そして春や秋の渡りの時期だけでなく、白鳥島と一緒に越冬するタシギやクサシギ、キアシシキ、タゲリなどが入り込んでくれば 素晴らしいなと考える最近です。

7 あくまでも、日本の田んぼ等での生態系は、稲作による年間を通じた湿地形成と、農法に裏打ちされた中規模な環境の攪乱行為にあわせて形成されていると考えられます。
 千葉の里山のケースと同様に、地域のなりわい(生業)として張り付いて生活をしてきた農家の方々の、特に生産物を得るがための攪乱行為があっての生物多様性の発露だと考えています。
 日本の農業は、日本文化の原点でもあり、日本の中小企業でのもの作りありようは農業、特に稲作技術そのものです。

 いま、最も大事なことはこれら400年もの歴史を持ち、地域での指導力を発揮できる地権者の方々を応援して生活手段の再構築を進めてもらうことにあると確信します。

8 日本の白鳥の自立化はとても意味深です。白鳥とは寿命がドックイヤーとして(ほぼ犬とおなじ)、
 日本人の生活ぶりを先取りしてくれる、世界を旅する人間のパートナーとして、対等に付き合ってあげることが,今後の付き合い方だと考えてみたらいかがでしょうか。   

9 キーワードとしては、
ふゆみずたんぼ、不耕起栽培、かっての地域の庄屋(地主)、雁類・鴨類・白鳥の渡来動向白鳥への餌付け、白鳥の自立化、農家のなりわい(生業)の再構築支援、
田んぼを介した地域でのふゆみずたんぼによる湿地の復活。

写真は湯浅一夫さんが、本埜村にて撮影したもの。圧倒的なオナガガモの大群


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とんでもないハイブリットなガンの問題

2008-01-13 16:02:04 | 利根川下流域に水鳥の大規模越冬地形成
2008-1-13
 2003年春に、茨城県牛久市牛久沼で、外来種とされるカナダガン(雄)とヨーロッパ産でハイイロガン系の放鳥されたガチョウが交雑して3羽の異様な雑種F1が3羽誕生。中山さんの報告で現地に伺い、茨城県の鳥獣保護課の担当官との一緒に観察しました。3羽のうち1羽は行方不明。ところがガチョウが死亡し2003年にはカナダガン(雄)とF1のうちの1羽が、さらに交雑してF2が誕生してしまった状況でした。県側はくにの環境省野生生物課と検討されたとはききましたが、結果は法令がないということで先送り。
 結果として2003年夏に成長した幼鳥が田んぼに入り込んで稲を食害。撲殺されました。
以後も同じことを繰り返しで、食害された農家の方に撲殺されてしまう結果を繰り返して現在も定着しています。
 2004年春にも現地を調査しましたが、状況は変わりません
 F2が放置されるということはとんでもないと考えます。


とんでもないハイブリットなガンの問題を提起せざる得ません

2006年5月、牛久沼にて写真は中山正夫さん撮影。
2007年度は繁殖に失敗したとのことで幼鳥は観察できなかったとのことです。
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