文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

電子書籍出版。…9 日本語環境は未整備のままにあるという感触

2010-09-16 14:32:53 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1  日本語処理という日本の文化を形成する根幹が、ありとあらゆる未整備態のままです。
 EPUBフオーマットというような、世界標準化に向かって、まさに「パンドラの蓋」が一気に開いてしまった状態と見える。
 はたしてこれで良いのかというより、如何に鎖国状態であったかという関心のほうが強い。

2 明治以降、世界では新聞社は勿論、大手の出版社の多くは、
 会社内に書籍を印刷製本する部門を持って、一貫生産をしてきています。
 日本だけは、出版社では見事に印刷製本部門と別の企業体をなしてきて現在に至っています。
  良くも悪くも。

3 今回、気が付いたことは、印刷会社が紙媒体以外の仕事に、ほとんど関心を持っていないという事実です。
 どの会社もほとんど例外がありません。
 電子書籍出版に限って言えば、これに取り組もうという意欲はほとんど感じ取れない状況です。
 出版社もある面では同様ですが、どうしたらよいかが分からない。


電子書籍出版では、気がついたら、…8

2010-09-16 14:29:11 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1  EPUBはb-ジョンアップの時に最低限の機能は掲載する模様。でも、縦組みサポートには、ルビ機能と、インデントと最小限の約物対処がつくだけらしい。時期もはっきりしていない。バージョンは現状を1として、2を飛ばしてEPUB3となる模様。

2 電子書籍出版関係のサイトにいくつかをテスト発信して状況を調べています。完璧にPDFだけしか受け付けない「デジタル○○○○」などは分かりやすいが、ほかは、一回崩して組み直しが必須に。しかもEPUBのごとく自動組版されたものはいくつかの、まあ初期的なトラブルがついて回っています。

3 1回崩すと、再度の校正等の問題が生じるので、特に自動的にPDF生成されるものなどは、カットや写真が次のページに飛ぶなどするし、使い方が流動的ですからそれに合わせた組み方を意識しないと、仕事にならないことも実感。特にPDF生成に難があったり。まあ、初歩的な段階を実感。

 4  NPOや市民団体等の過去のアーカイブス情報を掲載してほしいとの要望で取り組んでみたが、組み換えが生じてしまって難。ローカルな情報であり、アーカイブスと言いながら著作権管理上では、著しく問題を抱えそう。この面からも個人情報、著作権管理上でのトラブルが心配に。取り組みを先送り。 

5 少しわかってきたことは、日本語処理での縦組みだけでなく、日本独自の出力パンフレット社会貢献型企業ごとのハウスルール、人名地名で生じる異体字管理の問題。多種多様な日本語組版環境と、各メーカのフオーマットの相違点。さらに日本語フオントの多種多様な書体の存在とその管理未成熟。


電子書籍出版。…7 自社でもつくり込みをしてみたら

2010-09-16 14:28:25 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1 (株)モリサワ製のMC-BOOKは、特定のソフト購入先が特定されて、そこだけに販売する戦略と聞きました。
 7/20以降から、導入先で稼働開始に。
 個人等は購入がやや難しいと聞かされています。
 
2  (株)モリサワのMcbookで制作した、「童話」をアップルストアに2点を掲載してみた。
 いろいろな機能を把握しながら、更新を繰り返して完成度を高めつつあるところです。

3  ひとつは、日英翻訳を行ってみています。日本語のマークされた箇所の文書をクリックすると英語に替わる。
 同様に英語をクリックすると日本語に替わる機能。
 英語の学習用を兼ねる狙い。リンクできる数に制限があり、課題。

4 でも、EPUBで感じる疑問。日本語が縦組みを必要とする、あたりまえなことがなぜ採用されなかったのか。
 確かに日本と台湾しか縦組みは存在しないことは分かった。ショックだけど。
 でも、今になるまでこの事実がつかめなかったのか、

5 EPUBのフオーマット設計段階でを日本側から申し入れしなかったのか。
 それで無視されたのか。
  日本の携帯電話が世界に通用しないガラパゴス化といわれるが、今回はそれどころではないと感じる。
 今後のこともあり、事実関係をつかむ必要。


電子書籍出版。…6 私どもも電子書籍出版にチャレンジ

2010-09-16 14:23:16 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1 (株)モリサワ製のMC-BOOKは、特定のソフト購入先が特定されて、そこだけに販売する戦略と聞きました。
 7/20以降から、導入先で稼働開始に。個人等は購入が難しいと聞かされた。
 
2  (株)モリサワのMcbookで制作した、「童話」をアップルストアに2点を掲載してみた。
 いろいろな機能を把握しながら、更新を繰り返して完成度を高めつつあるところです。

3  ひとつは、日英翻訳を行ってみています。日本語のマークされた箇所の文書をクリックすると英語に替わる。
 同様に英語をクリックすると日本語に替わる機能。
 英語の学習用を兼ねる狙い。リンクできる数に制限があり、課題。

4 でも、EPUBで感じる疑問。日本語が縦組みを必要とする、あたりまえなことがなぜ採用されなかったのか。
 確かに日本と台湾しか縦組みは存在しないことは分かった。
 ショックだけど。
 でも、今になるまでこの事実がつかめなかったのか、

5 EPUBのフオーマット設計段階でを日本側から申し入れしなかったのか。
 それで無視されたのか。日本の携帯電話が世界に通用しないガラパゴス化といわれるが、
 今回はそれどころではないと感じる。

 今後のこともあり、事実関係をつかむ必要。


電子書籍出版。…5 勝手の専用WPとはなんであったのか。

2010-09-16 14:20:12 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1 「専用WP」は片方向性に固執し、当初はtxTを外部出力する機能がなかった。
 WPコンバータが必要な所以に。同時に文字種がJISc6226の範囲の文字種はROMで共通であったが、
 記号類や約物はメーカごとにバラバラ。JIS第2水準文字が未搭載機種もとY「食と水と木材」は結構ありました。
  いま、同じ轍が電子書籍出版でも繰り替えされて 
 
2  少しずつ、小出しにして、季節ごとに「新製品」として売り出す。
 古くなった製品は新機能をサポートされず、本体買直し。
  かっての「専用WP」が結果として全滅したのも、マイクロソフトのたとえば「office」の「word」が、ソフトの買替えで乗換えできた、
 この部分も大きい。

3  ハウスルールや異体字対応はどうか。
  携帯電話のガラパゴス化とは、日本企業の携帯に限らないが、固有の「ものつくり」手法の結果に対しての揶揄。
  大企業が縦割りでほとんど同じだが、細部が異なる製品を、これでもかこれでもかと売り出す。
  細目部分の過剰品質の問題。特定者以外、誰もが使えない。

4  ブログなどの横組み情報を、縦組み文庫本に作り変える。簡単そうで、とても困難。
  一例として、年月日や金額などのコンバートは2010-8-29 →二千十年九月二十九日。1,255円→千二百二十五円となる。 
  TMLでは「文字精密変換」を実用化している。


電子書籍出版。… 4 電子書籍出版分野でのデータ変換サービスについて

2010-09-16 14:13:39 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1  そのFDなりMOに格納されたデータを、電子出版ベースで、epub形式、t-time形式、モリサワのMCbook形式に変換サービスを
 開始しました。
  最終電子媒体に格納するまでトータルにサポートをします。
 いろいろの面から一度ご質問を。なかなかすんなりとはいかない部分が多いのも事実

2  出版社や印刷会社に保管されている、過去40年前から、最近まで出版市場を制覇してきたのは、株式会社写研というメーカの
 組版ソフトで作られてきました。
  かっての8インチや3.5インチFDからも原則として変換可能です。一度ご相談ください。

3「電子出版対応」インプット側は、SK(写研)データ、Mcb2(モリサワ)、Indesign(アドベ)など、
 そしてWord。印刷会社が実際に作り出している組版情報の種類と機能と、アウトプット側のでえきることの順列組合せできまる。

4  結局、アウトプット先は、epubにはじまって、MCBook、パブー、デジタル書房、T-time、XMDF、
 そして未発表の大日本、凸版、エトセトラ、すべてに対応しなければばならない羽目に。まさに「電子出版対応」コンバータをつくることに。  良くも悪くも

5  写研テキストデータから、ePub変換するサービス。
 および、それを業務として取り組みを考えられる方々用のソフトの販売をり開始しました。

 その、発表文です。 http://www.tml.co.jp/2010/pdf/100820-news.pdf


電子書籍出版。…3 フアクトリーオートメーションの世界だという認識が

2010-09-16 14:11:32 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1 なぜ、日本の携帯電話が、(これからは少し変わると思いますが)世界の携帯の規格と仕様の2つとも見事にずれてしまいました。
 情けなくも、絶海の孤島群、ガラパゴス諸島と呼ばれてしまったのか。
 その深い深い謎の世界を、探検して、知ってみたいと思いませんか。
 
 2  これを事務管理主体のOAと対比して、インダストリアルオートメーション(IA)とかファクトリーオートメーション(FA)の分野に
 該当する。 
  商売をするための生産物をつくる現場なのだと。
  したがって広範囲な、製造物を紡ぎだせるだけの仕組みとノウハウとが必須なのだということ。

3   今までの日本を含めて、IT技術の背景にはしっかりとした、オフィスオートメーション(OA)と呼ばれる
 統合システムがてきてきました。
  いま、はっきりとしてきたことは出版に代表される、統合システムは、生産物をつくるための仕組みが必要ということ。
 


電子書籍出版。  2 電子書籍の世界。不思議な世界。改めて

2010-09-16 14:02:50 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

1 過去40年間、出版業界に君臨した写研。その各種FDやMOから、写研テキストに限定されますが、ダイレクトにEPUBに変換できるとしたら、いかがでしょうか。
 技術的な検討中です。変換サービスを受けられたいですか。どのような機能があればよろしいでしょうか。
 ご要望を教えてください。

2 電子出版に、個人的に、あるいは出版社として参入してみたいけれど、いろいろとIT技術上でも、APPへ登録を行うこともとっても大変だということが、意外に大変なことなのだとわかってきています。
 そのような手続きの代行などにも、ご関心があれば、ご相談に乗れそうです。

3  EPUB上での日本語ベースにした編集をすることも、適切な日本語対応の編集環境が見いだせなくて、苦労されていませんか。
 今後順次ご相談に乗れそうです。どういう機能を要望されるか、ご意見をお聞かせください。

4  どのような形であれ、電子出版を思考して、つまりしっかりと内容が監査された、印刷され、製本される状態にまで完璧に本文、見出し、そして表紙、カットや写真なども画像の管理をよほど正確にしておかないと、いけないし。
 改めて編集者に仕事って大変だなと痛感


5  (株)モリサワのMCBookの電子出版仕様にまとめて、やっと第一号を本日登録完了。
 全体のフレームを統一して、エラーのないようにまとめました。
 色々とMCBookでの支援ツールはあっても、初めは使い慣れないことも原因で、でもこれで第2巻目以降はどんどん作ります。


6  なぜ専用WPが、Micrsoft社のOfficeに完敗したか。
 下手をすれば、かなりの角度で日本の電子出版業界も、はぼガラパゴス化することは避けられないと考えます。
 それだけ深い深い、深い穴ぼこが開いています。

7 いままでは、大企業でなくてはできなかっただろう出版事業が、楽しみながら私どもでもできる。
 チャレンジし甲斐のある、新しい世界がパット開けてきました。
 でも、電子出版の世界が、ここまで、一言で言って、業界的にも準備ができていなかったとは不思議でなりません。


電子書籍出版… 1 異体字問題・ハウスルールをそのままにして

2010-09-16 13:53:55 | 電子出版はEPUB3が標準規格に

 1  異体字は、そのままでは文字の形は表現できてもGoogle検索で、検索不能となり、まさに非関税障害になったり、せっかくの日本のコンテンツ制作の大きな障害になることは前からわかっていても、なかなか国内企業の商売優先路線が強すぎて、規制もできず、現状に。 
2 携帯電話が「ガラパゴス」と揶揄されて久しいが、今回の電子出版でいえば、W3Cでは、縦組みの最低限の規格さえなかなか通せない現実があって、その背景に縦組みが実は日本と台湾でしか実用的に使えていないという現実が。W3Cで規格採用がどんなに頼んでも進まない現実。

3 気が付いたら 文芸書から電子出版にデータを移行させるのに、印刷用の文字指定が国内では当たり前のように、異体字だらけ。それも組版ソフト単位でコード付けが異なったり、大手出版社でのハウスルールが、異体字として数百字単位で現存したまま、現実が先行していて整理をどうつけるか

4  気が付いたら 結果として何もできていない。そのあたりがまさに専用ワープロが一斉に世の中に出ていったときとの類似点。
 epubとかJepax規格とか、いろいろと整理すべき規格がありますが、参加ソフト会社ごとに、独自路線が強まると、細目のずれがどんどん広がらないかの心配も。

5  気が付いたら。 それよりも何よりも、それぞれの会社ごとでの開発仕様も規格も公表されず、ばらばらに出来上がった部分から、生煮え状態でソフトが世の中に出だす。
 それも試行錯誤に近く、周辺にいるソフト会社もお手伝いの仕様もない。どうなることやら。

6  気が付いたら、昭和60年ころ、各社から出荷されだした専用ワープロを片っ端から購入して内部を調査。
 確かにJIS第1第2水準(一部のみ)はROM化されていましたが、拡張非漢字部分が配列や採用記号文字がまちまち、そして罫線や表組みの機能部分はまるでばらばらな状態でした。
 今のままだと、その昭和60年代の大混乱の再現になりかねない。