文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

関東地方への主にコハクチョウの南下(2)

2008-12-28 16:22:53 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2008-12-28
 本日現在で、関東地方へのコハクチョウが越冬する箇所での渡来数は、明らかに少なく、各地で例年の1/2程度といわれています。

 長野県の穂高町では、150羽以下。例年の1/2以下とのこと。餌付けを打ち切ったために
従来の越冬地から離れて、白鳥のための「ふゆみず田んぼ」に全部が集合し、近在の麦畑等で餌をとっているとのことです(会田さん)

 埼玉県寄井町周辺では、やはり餌付け禁止の影響で、零年の1/4程度しか渡来していないとのことです。(産経新聞記事)

 千葉県印旛郡本埜村の越冬地では、餌を例年通り与えているが、個体数は100~200の間で浮動。明らかに少ないとのことです。

 福島県いわき市夏井川流域では、例年年流域全体で600羽程度の渡来数が大きく減って
300羽を切っている、中心の個所では、夏井川の渡来地に行政側でネットを張られ、
白鳥観察の来訪者が1/10以下、いろいろなイベントが一切禁止されてしまったとのこと。
 白鳥もここから立ち去り、近在に白鳥のために農家に協力を依頼してきた「ふゆみず田んぼ」に集まって、餌をとっている。ねぐらもそこに移動したとのことです

この冬の白鳥や雁類の渡来情報 関東地方を中心にして(1)

2008-12-28 16:04:20 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2008-12-28
 2008年12月25日~27日に、関東地方でも、この冬で最も厳しい北風が吹き荒れました。26日朝、千葉県印旛郡栄町の、専業農家新海さんから電話をいただきました。
 コハクチョウが50羽、初めて渡来して、一生懸命田んぼで2番穂の餌を食べているという話でした。
 ただ、ひとつ質問がありました。
今回の群れは全体がスマートでスリム、平たく言えば痩せている、親が6羽、いずれも首が黄色い。幼鳥がなんと44羽もいる。どういうことか説明してほしいとのこと。
 そこで、考えられることを申した。
1 どこかで自然の餌をあさってきている群れであること。黄色いということは田んぼというより泥湿地。
2 幼鳥ばかりということはよくわからないが、大群でシベリアから南下中に中継地等で何かがあって、親と離れた幼鳥が大量に出て、1家族か複数家族に迷った幼鳥が張り付いて、面倒見の良い親が受け入れてそれらだけで群れが形成されたのかもしれない。
と伝えました。

 毎年、12月末から1月の15日ころまでの北日本の天候次第で、白鳥も雁類の渡りも大きな影響を受けています。特に正月の4,5日が重要です。

 今年はかってない規模での暖冬傾向だといわれています。
北海道の道東、厚岸湾にはまだ6,000羽もの、これはオオハクチ。ウが居残っています。
これらは本来、その多くが山形県の最上川下流域に移動して越冬を行うのですが、
暖冬もあってか。
 あるいは北海道、青森、秋田、岩手県内での白鳥への実質的な餌つけの中止、禁止があって、本来の越冬地から、厚岸に舞い戻っている個体が多いという現象も考えられませんでしょうか。
 もうすこし経過を見なければなりませんが。
 





いわき市にマガンの群れ 親鳥2羽に幼鳥23羽 2008-1--10

2008-12-28 14:51:35 | 日本で越冬するガン・ハクチョウ類の生態
2008-12-28
 いわき市在の小野清十さんからの情報です。
福島県いわき市内の田んぼに、2008年10月5日 日本野鳥の会いわき支部の吉田正晴さんが、成鳥2羽に幼鳥23羽の群れを発見、この写真を撮影、観察されました。(添付写真、許諾済み)、それから5日間の滞在後、飛び去ったとのことです。 
 いわき市等でこれだけのマガンの群れは初観察とのことです。
 この群れが飛来した、そのなぜ…
 
 考えられる第一は、例年10月5日とは、宮城県蕪栗沼や伊豆沼でも初認の頃です。
カムチャッカ等で南下準備中の無数のマガンの中で、親とはぐれた幼鳥がいつの間にか群れとなって固まり、南下。降りたところが越冬地よりも遠く離れたいわき市であった可能性。 親の2羽はそれに巻き込まれて、抑えきれずに一緒に飛来したものとも考えられます。近年春に北へ渡り去る時期にもマガン群から幼鳥だけの群れが残ってhしまう傾向が顕著と聞いています。
 渡来数が175,000羽も超えるようになって、通過地では大混乱で、はぐれが多数出るでしょうし、越冬地でも同様なのではないかと推測されます。
 いずれにせよ、この群れは約1週間のこれで目的地の蕪栗沼に、2羽の親に先導されて戻ったとも考えられます。


トヨタの危機 典型的でとてもよくない大企業病に堕ちいって(1)

2008-12-28 14:10:37 | トヨタカンバン方式と自動車産業の革新へ
2008-12-28
 トヨタの危機とは大げさな、1ケ月前ならばと言われてしまったことでしょう。
しかし、トヨタの最近の動向をみていると、とてもおかしいを通りこして、ある面での危機に完全に陥ってしまっているとしか言いようがありません。
 どうも経営者が裸の大様になってしまっていて、機敏な対応策がなにも取れていない状況とまで感じ取れます。
 
 その一 天下のトヨタの社長交代NEWSが朝日新聞朝刊のトップ記事として、12/25に報道されました。2009年の遅くも4月までに、豊田家の御曹司に変わると。キャッチはなんともはや「大政奉還」。
 早速、同日の東証の企業情報ではトヨタ側から「そのような発表はなされていません」とのコメントが出されました。しかし、そこで止まったまま、記者会見を通じての公式な反論も容認もなければ、なにも起こりません。
 したがって朝日新聞等では、早や、次の社長の談話や副社長からの会見情報は流れますが、今の社長の動向情報はその後見ていません。
 現状に対しての最小限の情報開示がなされていません。これは異常なことと考えます

 そのニ トヨタの非正規雇用者や、派遣社員の期限前での首切り等、天下のトヨタのこれ以上ないほど、市民へのむちゃくちゃ悪い方法でのイメージ形成はありません。
 製鉄会社など基礎材を販売していて、顧客には直接製品が触れていない企業ではともかく、トヨタはじめ自動車産業は、最終顧客の圧倒的な先は市民です。
 そのための自動車会社として、高感度をいかに高めて、製品の購入時に指名買いをもらうかが、企業としても最も大事なことと思います。しかも若者が購入種の主役のははず。

 非正規社員を、しかも契約完了更新前に、一方的に首を切る。それだけでなく住まいを取り上げ、なんとも早や、年末の正月直前に実行する。そのトヨタともあろう大会社が、たった数十億円をケチって、しかも守るべき契約をも履行しようとない、その精神構造に
市民全体が慄然としています。
 マーケッターに語らせたら、市民への裏切り行為として、この結果が精神的なダメージとなって、これから販売面や経営戦略上で経済的な評価では何千億円のマイナスになるかわからないと言っています。
 この夏の秋葉原殺傷事件事件では、K自動車の派遣社員に対しての首切りと、その後の処遇が、直接の引き金になったのだという、ブログが飛び交いました。
 まさに、トヨタの行っている首切り行為が、それを裏付けて同じだなと、一部のブロガーの意見が実は正しかったのだという観測が静かに広がり出しています。

 これに関してトヨタは会社として、経営者としての何らのコメントも、未だ出してきていません。早い時期に、出来たら年内に顧客先への広報、情報開示をしておかないと、ますますまずいことになりかねません。それは日本全体にとても悪い結果をもたらすだろうと考えざるをえません



CBD生物多様性市民ネット(仮名)の忘年会に参加して

2008-12-28 09:54:03 | Ramnet-J.日本の湿地保全に統合的対応
2008-12-28
 昨晩、集会と忘年会を兼ねて、新宿のレストランに集まりました。40名以上で盛況でした。参加者の平均年齢が30才前後かと思うくらい、若い元気な方々が多く、また情勢が半数以上というのもびっくりです。60歳以上での参加者が15人程度だったと思います
 自己紹介と市民としての何をやりたいのか何を課題と考えているのかなど、相互の発表とそれに関しての活発な意見交換がされました。
 とても多面的な方々が参加され、特に30代までの若い方々がそれぞれのテーマをしっかりともって参加されていることに感銘を受けました。
なかで、湿地を重視した話と、貧困、農業問題、一次産業の復興など,また韓国で開催されたラムサールCOP9での、日韓共同での「水田決議」などの成功事例を掲げて、これから生物多様性でも、湿地の分野では、Ramnetなどの名前も出て、その組織横断的な広がりのある「湿地問題対応チーム」成立を前提にした話もいくつかありました。

 最終的には
CBDへ向かって何を行っていくかということ。組織形態への話もありました。
1 広報活動
2 調査研究活動
3 国際部としての活動
4 事務局機能のありかた

 私からは
1 生物多様性千葉県戦略の国内、世界への情報発信、特にその戦略形成を行っていったプロセスの大事さと、これから2ヶ年での方向性
2 同時に日本国としての情報発信が「里山イニシァチブ」にあり、里山条例等を含めた千葉県での里山にかかわる諸活動を通じての情報発信と、啓発から実践への段階に関して
などを申し上げた次第です
3 里山シンポジュウム実行委員会のように、言いだしっぺが自己負担ですべてを行い、
年間テーマと、会場設営と、集客と最後の報告書の作成だけにとどめる方法もあると話し最大のメリットは、一生涯のよく友を得ることができたといいましたが、とてもわーとわきましたのが印象的でした。