goo blog サービス終了のお知らせ 

文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

福島県南会津郡を旅して、ヒメサユリを堪能する-3

2020-04-21 22:44:34 | 妻と景勝地を巡る旅
 ここの入会地は、主に茅の栽培地として複数の村での共同管理地。農家の藁ぶき屋根の改修に必須の茅。今でも毎年1回は野焼きも欠かせない。ヒメサユリは種から球根になっても、一つ目の花が咲くには5年目、それから毎年ひとつづく程度しか花が増えないそうです。大変微妙なところがあって大変とのこと

 高清水公園には、東京からバスで直接。バスの駐車場はがらがらであった。地元の観光協会の方が案内をしてくれました。
話好きな方で、いろいろと突っ込んだ話も。
 3.11のある前までは、時期に合わせてたくさんの観光会社が、東北観光のルートの中に組み込んでくれていて、ここにも
入りきれないほどの観光バスが殺到してきたことも。それのあった後は、最近は少し復活気味であはあるが、入込客は1/10ほどのこともあったそうです。
 ヒメサユリは栽培そして保護に、とても手間がかかり大変だとの話で、手を抜くこともできず、採算バランスをとることに困惑しているような感じです。

 本来、日当たりのよい乾燥した場所。山野沿いに群生をしているタイプの花でありましたが、そのような場所では盗掘されてzつ滅状態に近く、群落として残っているのは、ここの入会地だけだろうという話。たしかに幅広い入会地としての茅野の原でした。
 
 周辺は、まさにダケカンバの鬱蒼とした2次林ばかりで、少しのシラカバが混じっている程度。戦後、丸裸の山となって茅野の腹が延々と続くような山並になっていたそうです。伐採すべき時期なのだが市場がどこにもないという嘆きも聞かされました。
 たしかに、人の姿はどこにも見えません。








 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。