文明化重視から文化再生へ、日本の文化の根源を支える、生業(なりわい)。その再構築にIT技術の導入を

ふゆみずたんぼで生態系保全農業。商工業はIT生産技術。出版はXMLフオーマット、フルバッチ制作で再構築を.

Epub3対応と医薬品業界として (2)

2013-07-09 22:52:28 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 現状では、これが可能な分野は、医療関係や学習参考書関係、製造業、そして大規模な領域を有する大手流通業関連に限定されると思う。
 また、農業の分野でも、大手流通企業群と連携して、一部の根菜類の栽培現場でも、複数の優れた業務形態が確立されたいる部分もある。

 その中でも、医薬品関連業界はその筆頭であり、海外市場との相互関係と、法整備を含めて進んでいる業界の典型である。
 なによりも市場からの機能向上要求が真摯であり、かつその導入に伴う諸費用をも積極的に市場から調達も回収も可能であることが大きい。インフラ整備も必要十分以上に整備が進んでいる。

 医薬品を事例とすると、毎年の医薬品に関する情報更新量が半端な規模ではなくて、しかも毎日のレベルでリアルタイムに近く、絶えず情報の更新が要求されている背景がある。

 仕組みとしては、医薬品関連の業界が全体としてSGMLからWEB対応に拡大されて進化したXMLコンテンツがビッグデータとして運用されており、その下位の機能としてHTML5形式からのEPUBUをすんなりと受け入れていける仕組みです。

 最大の特徴はEpub3を介した処理形態が、すべて自動化された処理が可能であるという事です。

 スマートホンやタブレットの利用形態に関してもすでに実質的な医療現場での導入が進んでいて身近にタブレット相当品が普及してきていて、あらかじめEpubの本来機能が南アのかを十分に認識された状態で利用が始まっています。

 従って、医薬品等の業界では、HTML5の大幅な機能拡大として、利用促進が加速度的に進んでいくと考えています。

 そこでは、電子書籍出版での最大の隘路となってきている異体字や外字の問題はすでに業界内部で合意と標準化が進んでいて、すでに課題ではなくなっているようです。関心のあることはユニバーサルフオントやユニバーサルデザインの導入を前提にした課題整理にこそ関心が向かっていると考えています。

Epub3対応と医薬品業界での動向として  (1)

2013-07-09 22:46:44 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 IT化においても主体的な立場で自己主張できる企業群として典型的な分野は、医学関連、医薬品業界だと考えられます。
  
 この業界に関わるキーワードは、大企業化によって、国家をも凌駕するような全世界的な広がりと規模で行動することが実際に行われてきている。この業界全体としてのフオ―マットがすでに20年ほど前から着実にSGMLから始まってXMLによる構造化が進み、すでに一定レベルにて確立されていること。

 法律的な裏付けをもってトップから末端まで、すぐれたITレベルを維持しつつ、継続的に技術向上が図られてきている事。膨大なビッグデータの活用がすでになされている事がある

 同時に、長年にわたって顧客とされる方々からのビジネスモデルへの高い評価を得て開発と販売が両輪となって着実に発展生成されてきている業界がある。

 医薬品業界を例としますと、XMLコンテンツがあり、メディア(レイアウト) と定義を行い、XMLコンテンツをhtml5上での再定義の上で、Epub3に変換するという構造を全うしている。
それは従来の紙媒体からペーパレスが、現場でリアルタイムに使えるレベルにまでIT技術による業務管理が高度化し、すでにクラウドやサーバレベルの運用が当たり前となって、より高度化したレベルで、その端末機能としても、スマートホンやタブレットがすんなりと導入可能となっているからです。
 

Adobe systems社の動きに関して日本での対応は (3)

2013-07-02 18:27:25 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 はっきりとしていることは、日本国内で堅く構築されてきたビジネスモデルが大きく揺らいでしまうだろうという事です。
 それは、従来の古典的な印刷産業など、典型的な受注産業としてのいままでの業務環境がどんどん規模縮小していかざるを得ない状況に入りつつあるという認識があるからです。
 本来の印刷産業とは、明確にいって装置産業でもあり、それ以上に製造業の一端であるはずだからです。
 日本的な印刷産業での受注形態は世界的に見たら異端な形式だといわざるを得ません。

 同様にして、その受注産業としての印刷業を裏からしっかりと支えてきたとされる従来型の販売デイラーにとっては、顧客先の規模縮小と合わせて、取扱い販売製品・サービスの一つの主役から外されてしまうという、Adobe社などの主体的な取り扱い製品の販売手法の変更も重なって、その存立基盤が大きく崩れ、今のままでは存在しえない時代に入ったと考えられる。

 電子書籍出版と呼ばれる分野でのepub3用のオーサーリング環境やpdfでの展開など、Adobe社などへの期待は今後難しいという事ははっきりとしてきました。

 epub3をフルにサポートする親切なベンダーなどは存在することが、明らかに困難な時代に入ったと考えています。ベンダーからの提案を期待して待つなどのことはできなくなりましたと思います。

 多分、気が付いたら大手ベンダーそのものが、新たに構築されていくであろうEpubでのマーケテイングで主体的な役割を担っていくというイメージも考えていかねばならない状況も想定されます。


Adobe systems社の今後の動向 (2)

2013-07-02 18:17:52 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 Adobe systems社では、選抜して残った社員には、多くの時間に最大限の努力により新規分野へのチャレンジを求めているという情報がある。
 今後、これからのadobe社の動向は全く目が離せなくなってきたと思います。

■ adobeそのものの方向性も、特定の狭い範囲での市況を対象にするより、スマートホンやタブレットの市場拡大に乗じて、受注制作するうえでの、少数企業の特定作業者向けに貴重な業務制作環境を提供するというより、著作者の方々がEPUB3などの制作に自らかかわるという成長性のある巨大マーケッとを選択したとも考えられる。

 あらゆる分野の方々が利用できる環境を提供していこうという新たなビジネスチャンスを求める方向性に切り替えつつある。これは大きな賭けでもあると考える。

 同時にこれは、Adobe社が少数だけどもプロの市場での購入者が熱狂的なフアン層を抱えている強みでもある。Appleの社の販売戦略との類似性がある。
 Adobe社が新たに打ち出す製品などや、サービス形態に素直にまっすぐに取り組んでくれる固定した顧客の存在は心強いと思う。


Adobe systems社の自己改革とは (1)

2013-07-02 17:50:51 | 電子出版はEPUB3が標準規格に
 いま、スマートホンやタブレットの普及と、Epub化の流れは全世界的にますます加速しています。その中で最も注目されることの一つは、この渦中にあって、デザイン関連ソフト及び言語としてのIndesignなどを
世界中に販売してきているAdobe systems社としての対応策の在り方に関して関心が持たれてきています。
 
 adobe社そのものは、ある面で着々とその企業路線改革を進めてきていると理解している。

 具体的には全世界的にパッケージ販売による取引形態を見直し従来型のソフト販売をクラウド化により、アプリソフトの単品売りを一気に廃止して、取引そのものがAdobe systems社によるトータル化を実現しつつあります。

 全世界中で流通系を中心にして社員の大規模リストラを可能にし、またサポートセンターをも国際的に見直しをして統合していく方向性も打ち出し実践している。
 結果として企業として大幅なコスト削減を可能にしました。同時に新規分野への進出のための資源の再配分に成功をしているようです。

 2013年7月1日 日経新聞社の記事によると、自社の新たな市場獲得を狙って、今回もフランス社を買収している。Adobe system社は企業のマーケテイング活動支援ソフトを手掛けるフランスのニオレーン社(パリ市)の買収を発表した。595億円で。7月中に手続き完了予定。

 Adobeはデザイン関連ソフトが主力だったがマーケテイング分野を強化しており、買収によって企業基盤を広げる。この意味が何をもたらすのかは、adobe社のトップが何を考えてこの布石を打っているのかの理解が必要となる。