ちょうちょ採集@ちちぶ

今日は、曇天にもめげず、秩父のほうへ蝶を採集しに行ってきました。
曇天なのでアゲハ系はなかなか出てこないと知りつつ、一応はミヤマカラスアゲハ狙いということで。

高田馬場で乗り換え、西武新宿線で所沢、そこから西武池袋線の快速急行で秩父線に直通して西吾野駅へ。


所沢でみた面白いものたち。

西武車両の側面に「高田馬場 池袋から山手線で〇〇分」とか書いてあるんだけども・・・この違和感を共有してくださる方はいらっしゃるでしょうか。。
確かにこの車両は池袋線だけれども・・・

なんか、旧型車両の塗装したやつが来た。

その次にはHikarie号が!!!


そして、私が乗るのがこの快速急行。
国鉄急行型電車のような懐かしい雰囲気と、それと対照的な大量の山ガールに囲まれつつ、一路秩父へ!!

そうそう、途中で座席が全部後ろを向いて、客も後ろ向きに乗ってる特急がいて「なにこれ珍百景!!」って思ったけど、スイッチバックがあるんですね!!



とっても辺鄙で良い雰囲気の駅であります。


クマが出るとか駅に書いてあったら私が泣いちゃうじゃないのー


ということは気にせず、ずんずんと林道奥へ。
ほとんど舗装道路だからまぁ安心でしょう。


ナナフシのベビーがいた。

みたいなことはあれど、お目当ての蝶が現れない・・・
ということで、舗装道路だけ歩いて帰ることになるとさびしいので・・・


こんなところを適当にずんずん入って行ってみました!!!
大冒険だったよー♪


この尺取虫はじめて見た。
私は蛾はスズメガ科とヤママユガ科しか詳しくないので名前の分かる人だれか教えて・・・


というところで飽きて別の林道へ。

そこでもやっぱりなかなか蝶は出てこない。。

虫は採れずとも・・・ってことで野イチゴを採って食べてみました。
美味しかったぁー


そうこうしているうちに、曇りながらも気温が上がってきて、蝶が少しは出てきた。
もちろん、お目当ての黒系アゲハはあんまり欲しくないオナガアゲハなら沢山いたぐらいで、ほかはほとんどいなかったけど・・・


バシロちゃんが愛し合っているところ。
いい写真がとれた。


セセリさんも近くでよく見ると美人ね。

曇りでよかったのは、こんな風に近くで写真をとってもなかなか逃げないこと。
晴れた日だったら私の気配を感じた瞬間に逃げちゃうからね。



途中、こんなのが歩いてた。
知らなかったけど、キマダラコウモリとかいうらしい。


プラナリアみたいな脚が可愛い。



なんだかんだ言って、曇天の割にはとれたかな。
オオムラサキ位の大きなオレンジのタテハチョウ(ヒオドシかなぁ・・・)が採れなかったのと、普段の5m網なら余裕で届くところのオニグルミにスミナガシが集まっていたのが悔しかった。。
曇天で坊主もありうるから網は軽いのにしたんだけど、5mを持ってっても良かったかも。



　
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いろえんぴつー

昨日、授業の空き時間が多かったので、色鉛筆を買ってきました。
五月祭の売り上げから運営費を差し引いた金額が5000円ちょいあったので、それを使ってちゃんとした高級なものを。

5000円を手にしたと言っても、学祭だから利益のでる価格設定はできないし、普通種の昆虫標本の販売は蝶薄利経営なんで、5000円儲けたというわけじゃないんだけど・・・

でも、採集とか飼育とかはお金を払ってでも幸せなので、気分的には5000円は丸儲け(笑)


ということで、せっかく色鉛筆を買ったということで、ためしに10分ぐらいで描ける適当な絵を描いてみました。


色つきの絵やイラストを描くなんて何年振りだろう・・・
上手くなれるように時間を見つけてちょっとは練習しようと思います。
小遣い稼ぎに売れる程度の作品は描けるようにはなりたい。


私は一応、研究者を目指してることになってるけど、ひとつのことを狭く深く探求するよりも、昔からマルチな人間でいたいという希望が強いんだよね・・・
本当に自分のしたい研究ができるなら研究者になろうと思って、受験時代も京大志望を心に秘めてやってきたわけだけど・・・

中高生時代も、私は狭く深く極めた生物系の分野がある一方で、主に家庭科や書道、美術なんかの実技系でマルチにそこそこのクオリティを意識してこなしてた気がする。

何かでトップを取るというよりも、何をやっても金を取れる程度のクオリティでこなせる能力が欲しいと思う今日この頃なのです。。


そう考えると、私は中学生時代とか教員志望だったし、学校や予備校なんかの非常勤講師なんかをやりながら、アマチュアで昆虫の研究でもやりつつ、生体・標本販売だとか顕微鏡写真みたく趣味を使って小遣い稼ぎなんかやってたほうが賢いのかななんて。
世間には正社員でやってないと一人前の大人としてダメみたいな風潮はあるけれど、業界によっては、必ずしも「正社員＞非正社員」というわけではないし給与水準的にも職場環境も定額使い放題の正社員より安定してるようだし。

今現在、週1回のバイトだけで自分1人分の生活費や娯楽費はほぼ自分で払っている。
自宅生だから家賃や光熱費はないわけだけど、本気でやれば案外いけるんじゃないかね。
家庭を築く人はそうもいかないのかもだけど、私みたいに恋愛感情のない人間はルームメイトと同棲とかは有り得ても家庭は築かないだろうし。

はぁ・・・何書いてんだろ。

　
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いきもの博物館に出展!!

だいぶ報告が遅れましたが、東大の五月祭で「いきもの博物館」という展示に加担していました。

いつも解剖パーティーとかをやっているみかみ部の活動です。
とってもいい展示ができたと思います。

18日の朝から重い思いをして持って行きました。
その展示品はこちら。



小学生時代の標本も入ったスズメガ・ヤママユガ箱。
購入品も入れればもっと沢山あるんですけども。

最近はあまり蛾をやらないとはいえ、やっぱり大型蛾のモフモフは惚れますー
ウスタビガのもふもふについて語ったり小学生時代の標本がある話をしたりしました。
あとは「羊たちの沈黙」や「少年の日の想い出(エーミール)」のネタは男女問わずお客さんのほうから持ちかけてきました。



こちらは、地理・季節による変異と異常型など、変わったものの箱。
個人的にメイン展示だったんですけど、みんなスルーしていくのが悲しかったです。。。
何度かこのブログにも取り上げた標本ばかりだと思うので説明することもないかと思いますが。

あ、一番下に不自然に入れてあるのはトカラカラスアゲハのペアです。
どうせ売れないだろうと思って販売コーナーにネタで3000円、途中から「ask」にして置いておいたんですけど、やっぱり売れませんでした(よかったよかった)。

とはいえ、3000円でも格安なので部内者には購入希望者が何人もいましたが・・・やっぱり手元に置いておきたい。。



こちらは装飾用というか、一般客はこんぐらいのほうがいいかなと思ってとにかく大量に芸術的に詰め込んだ箱。
販売コーナーの売り物の標本はここからいくつか出して売っていました。


私の展示以外については、露天商さながらのみかみん、ずっと立っているのに軽快に動きながら説明するリサさん・・・みんな語ってましたね。


そういえば、この五月祭で感じたことがあります。
自分の可愛い子供のような蝶を気に入ってくれる人が居て、自分の前で「机に飾る～♪♪」なんて言いながら嬉しそうに買っていくというのは感激に近いような感情が湧きます。
私は採集した個体で状態のいいものは1頭1頭、覚えていて、中学生時代などのものは触角を整えていないとか色々ありますが、最近では自分がきれいだと思うように翅を整えるぐらいのプロ意識を持ってやっています。
蝶自体の色きれい、翅が擦れていない、というだけじゃなくて、翅の整えかた、体毛のふわふわ具合、そんなところも気にしながら「この子にする!!」って吟味してそのうえで選んでもらえるうれしさかな。
オークションで昆虫を売っていたことは何度もありますが、今までにない感覚でした。


ということで、五月祭を無事に終了して、最終日は朝から夜まで食事をとらず大型の標本箱を3箱も抱えて帰ったもんだから全身筋肉痛で死にそうでした。
翌朝まで手が痙攣してた。



そういえば、高尾のカラスアゲハが手元に残ってないや・・・どうしよう。
まだいるなら採りに行くかな・・・

今週末は秩父にミヤマカラスアゲハいこうかな。



　
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展翅終了のおしらせ

今日は、GW中に展翅していた蝶たちを早速、展翅板から外しました。

普通は数週間ぐらいは乾燥させる人が多いみたいですが、私はカツオブシムシが標本に付くのが怖いので、夏場はなるべく高温乾燥のところに置いて数日で取り込むようにしています。
高温乾燥条件下においても乾かなかったものはまだ展翅板のうえですが。

展翅自体はそこそこ上手でしょう(笑)


高尾のカラスアゲハは発光鱗が全体に散らばっていて、あんまり綺麗ではありません。
だからといって別に嫌いではありませんが。


三浦半島のモンキアゲハ。
左の前翅にかなり大きな亀裂があったので修正しました。
それを除けばド完品だったので残念。
破れた感じではなかったから、蛹期に割れたとかなのかも知れないけど。


サトキマダラヒカゲってこんなにきれいなんですね。。
沢山とったので欲しい人いたら差し上げます。


完品のヒメウラナミジャノメ。
ジャノメチョウの完品標本はなかなか難しいのでよかった。


こちらオナガアゲハ。
異常型とまでは言わないものの、春型の♂としては異常なほど赤紋が発達しています。
性標となっている白紋の横にまで発現しています。



　
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うらうらうらうらうらたかお～♪

5月5日、蝶採集のために、まおさまとかじのん氏を裏高尾に案内しました。

こちらも昆虫協会のHPで大々的に紹介されているので隠しませんが、東大生研の野草の会なんかでもお世話になっている木下沢(小下沢)林道です。

高尾駅を出発し、ゆっくり歩いて産地に向かおうとすると、すすんですぐの線路脇に大量のウスバシロチョウが!!!
ということで、長竿を線路敷地内に思い切り伸ばして、肩を壊しつつ時間を使って十分に採集した後、やっぱりバスでポイントへ。
長竿をMAX状態で振り続けたの初めてだったわww



林道の途中でみかけた「みなごろしハッチ」の女王様。
とーべーとべーハッチみなごろしハッチ～♪

ゆっくり撮影してから採ろうと思ったら逃げられた。
あぅー2500円が消えたぁぁー!!!



こんなのも見た。
見る角度で色が変わるアオオサムシ??
ゴミムシ類は積極的に採ろうとは思わないけど、いたら綺麗だから採る。
他の小さい甲虫類もしかり。


蝶はウスバシロチョウとオナガアゲハはすごい量いました。
私が最も欲しかったのはミヤマカラスアゲハですが、いなかったかな。。


家に帰ってから成果を確認。
ウスバシロチョウは6頭採って1頭をまおさまにあげたので5頭あるはず…が4頭しかない????
最初のほうで2頭同時にネットインした片方を取り込み忘れたっぽい??
本当に殺して捨てただけだったら最悪やな。。。



こんないい場所をみつけた♪♪
何が良かったかは言わないけど。



前日の三浦半島も含めて、二日分の成果はこんな感じ。
ボロ品も含めればもう少し採集したけど、

裏高尾では集団給水とか初めて見たわ。。
クロアゲハとカラスアゲハがとれた。



　
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つーか、山いってきた。

GW後半、5月4日に三浦半島の塚山公園に行ってきました。
高校時代から何度か行っているポイントですが、かなり久しぶりの訪問。

アゲハチョウ科が物凄くたくさん採れるポイントです。
ほんとはピンポイントで紹介するのタブーなんでしょうけど、昆虫協会とかが大々的に紹介しているし、珍種という珍種は私の知る限り採れないので問題ないでしょう。


あれ、今年はツツジがない?!
ツツジに集まるアゲハたちを採るポイントなんですけどね。。。
珍種は採れないけれど、春型で雌を採れる数少ないポイントですね。
夏型ならクサギやヤブガラシでいくらでも採れますけど。


咲いているところはちゃんと咲いていましたけど、ずいぶん日焼けしていて蜜とか残ってなさそうな。。。



あら、白昼堂々・・・


めっけたぁー♪


お行儀よく。。


ヒメウラナミジャノメさんですね。



とりあえず、今回の戦績。
今年は春先の気温が高くてツツジが早く終わりつつあったのと、その一方で今になって気温が低くて蝶の発生はそんなに早くないという感じで、アゲハチョウ科は少な目。

普段は完品以外は全個体リリースしてるジャコウアゲハも1ペアだけ採ってきました。
モンキアゲハも1頭採れたからよかったかな、大きな亀裂があったけれど修理すれば完品並みに綺麗な個体。
で、サトキマダラヒカゲを乱獲してしまいました。。。


あと、ヒメウラナミジャノメは滅多に見ないド完品がいたのでキャッチ。
展翅したらド完品がただの完品になった(笑)


でも一番の収穫は、居合わせた同業者からオオヒカゲの多産地を聞き出せたこと!!
6月末ぐらいに行ってみようと思います。。


　
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生々しい衣装たち(笑)

「女々しい」とか「雄々(男々)しい」とかって言葉があるんだから、生物屋にだって…「生々しい」って良いんじゃない??
性自認なし無性愛で「無々しい」って言われるのは悲しいけど。。。


さて、今日はその生々しいTシャツを買ってきたわけさ。


まず、こちらの鳥さん。
同級生のざきさんが着てたのが羨ましくて…
H&Mで買ったって言ってたから、行ってみたら見つけたから買った(笑)
普通に鳥さんたち可愛いし、正統派だよね、うん。


次はこちらの蝶の総柄。
誰かがSNSであげてたのを見て欲しくなった。
UNIQLOだって聞いてたから行って探したけどない… (※女性物でした)
言われれば女性物だけどシャツ羽織るから気にしない。
とはいえ、さすがにピンクのは遠慮した。


他にも、私の持ってる生々しい衣装をあげちゃいましょう!!!


東京海洋大学の学祭で買ったもの。
この絵柄は背面に付いてるのでシャツを羽織ったときに見えないのが残念。
でも、可愛い。


心臓とかいろいろ。
これは本当に生々しい。
けど、色が単調でシャツに合わせにくいので滅多に着ない。


ミヤマカラスアゲハのポロシャツ。
実は自分でTシャツ転写紙にプリントして作ったもの。
一度も着たことがない。。


生物オリンピックの国内本戦。
高校時代に高頻度で着てたらかなり色褪せたから滅多に着ない。
虫食いが怖いので、たまに着て洗う程度。


フェアで値切って買った海外のTシャツ。
サイズがLLなので滅多に着ないが、白地の蝶柄Tシャツは他に持っていないので採集に着ていくことが多い。


何か分からないが非常に生々しい。
生物屋というよりは、私の芸術的センスに合致した絶妙なグロさに惚れ込んでいるかな。
そこそこお気に入り。


蝶でできたドクロ。
普段着のローテーションにも入っているうえ、採集やフェアとか昆虫系の集まりには大抵着ていくので色褪せが激しい。
虫屋さん達には大人気だけど、頻度を下げねば。。。


ということでした。
また、生々しい衣装が増えたら載せるかもです。

私が普段、着ている服なんかを観察して「あのとき書いてたやつだ」とか思ってください。
くれぐれも「どーせTシャツにチェックシャツだろ」なんて思わないでください。



ふーいっぱい書いて疲れた (汗。




　
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