何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

569日目 遊湯広場

2005年10月16日 01時22分06秒 | Weblog
10月15日

 今夜のライブは、嬉野温泉街にある遊湯広場。中嶋さんの設定で、春に続き2度目だ。その前に、公会堂で明日行われる、第2回盲導犬フェスティバルの音あわせがあるので3時に公会堂に出かける事にしている。今日も良く寝た。10時間。この3日間で4日分ほど眠っている、それでもまだ身体が硬い。喉の調子ももうひとつ良くない感じがする。体温計で測ってみたら36度4部あった、微熱気味だ。昨日までは怖くて測らなかったのだが、37度近くあったのだろう。腰の痛みは幾分快方に向かいだしたようだ。

 近くのファミレスで食事を済ませ、公会堂に出掛けた。鍋島さんというドラムの人が、明日、中嶋さん達のバンドでドラムをたたくという事で、MDに合わせて3曲ほどたたいていた、めっちゃ上手かった。彼は、真っ黒な盲導犬を従えた全盲の人だ。近くに住んでいれば一緒に演奏してもらいたいようなドラムをたたいていた。僕のリハーサルは簡単にランナーを途中まで歌って、後はミキサーの中嶋さんに任せる事にした。岸川さん夫婦の音合わせも終わり、5時半に中嶋さんの先導で、遊湯広場に。

 久しぶりに車から音響機材を出してセッティング。今夜は、前座で、嬉野在住の盲目の歌手、松山さんが唄ってくれる。松山千春さん並の歌声で、道行く人をしばし立ち止まらせていた。甘い歌声が3曲終わって、僕の出番だ。中嶋さん達ビートルズ大好き人が数人集まってくれて街角公園ライブを堪能してくれた。お客さんは数えるほどしかいなかったが、外で歌うと気持ちがいいのだ、1時間ほどのライブを終えて、コンビニで弁当とお酒を買って、岸川マッサージ3階の定宿に戻った。

 弁当を食べ終えてしばらくしたら、人の気配がする。隣の部屋、ライブハウス・アロマ館にドラムの鍋島さんがやってきていて、岸川さんたちがカラオケで歌うときに生ドラムをたたいてもらうという事で、練習をするそうだ。僕もやる事が無いので、座って聞かせてもらっていた。岸川さんも奥さんの洋子さんも歌手だ。とってもいい声をしている。生ドラムが入って岸川さん、心地よさそうに歌っていた。岸川さんの作った盲導犬音頭を聞いているうちに、そこにあった太鼓をたたきたくなって、ちょっと遊びで参加したら、いい感じとみんなにおだてられ、明日のフィナーレで一緒にたたく事になった。明日は、パーカッション奏者(あくまで遊び)としての初舞台だ。夜11時を過ぎ、皆さんは帰っていった。

 此処のところ、身体の調子もだが、又又パソコンの調子が悪くなってきた。CDの焼付けが上手く出来ないのだ。前回、住所録やメールリストを無くした時も同じような症状になっていた。此処のところ稼ぎは少なく、ギターの修理代やギターの購入費など多額のお金を使っている。もうこれ以上、高額なものは買えない、CDを焼けなくなると少ない稼ぎが、又少なくなってしまう。あー…大ピンチ。といっても、大ピンチは今日に始まった事ではないか。まー、何とかなるだろう。

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