何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

568日目 DEAR JOHN

2005年10月15日 02時13分05秒 | Weblog
10月14日

 昨日、滋賀県守山市の藤木猛氏からメールが入っていた。何を間違ったか…という出だしだった。藤木君は市議会議員をしているのだが、何を間違ったか市議会議長に任命されてしまったらしい。
 いや、何にも間違っちゃいない、反発を食らいながらも人権と平和の問題を青年団の頃から真剣に取り組んできた人だ、市議会の運営を健やかに進める役に着くのは当然だ。40代前半の若さだが、彼のやってきた事からすれば議長は当然の位置だ。
 でも、少しの不安もある。バリバリ意見を言う議員だったはずの藤木君を、意見を言わせない場所に置いたのだとしたら、老齢議員たちの思う壺にはまるかもしれない。
 でも、とにかく嬉しい報告だった。

 朝何度も目が覚めたが、身体が…特に腰が痛むので、そのまま寝続けた。11時に一度起きたが、どうにも身体がだるく、又12時過ぎに横になった。2時半ごろ受付の女性がやってきて目が覚めた。
 岸川さんのTV撮影があるので手伝って欲しいという。2階のマッサージ室に出掛けると、アロマと岸川さんがマッサージ台の所に居た。僕は、治療してもらう人になるらしい。上半身裸になって、針を打ってもらった。撮影されているのかいないのかはうつ伏せになった僕にはわからない。ほんの短い時間で撮影は終了。僕は3階に戻った。まだ腰がかなり痛い。夜のライブは武雄市、此処を6時に出ればいいというので、それまで横になっているしかない。

 5時過ぎに、食事もしたいので岸川マッサージを出た。左骨盤の上辺りの腰が鉛のように固まって鈍痛がし続けている。車に乗って走り始めたが、腰の痛みは消えない。今夜のライブ会場武雄市のディアージョンに向かう途中、コンビニによってジュースを買って、そのついでに藤木君にメールを入れた。そんな頃、中嶋さんから連絡があって、武雄温泉駅の先の道端でハザードランプをつけて待っていてくれとの事だった。6時半に到着、すぐに中嶋さんもやってきてくれて、先導されてディアージョンへ。

 ビートルズの流れるカレーハウスだ。時折ビートルズコピーバンドの演奏もやっているらしい。店は狭くは無かったが、自然な響きの木造だったので、完全生でやる事にした。

 マスターは、ま、適当にやってよというかんじの結構気だるい雰囲気の人。表面が気だるい人に限って、心は熱かったりするのだ。

 中嶋さんが集めた人達が8人ほど(おひねりが8千円だったから)やってきてくれて7時15分からライブ開始。1時間半、岸川さんの所では人生の先輩が多かったので静かな曲を中心に唄ったが、今日はガンガンのロックンロール…ちょっとやりすぎて腰から肩まで固まってしまった。

 気だるい表情の心の熱いマスターが、カレーライスをご馳走してくれた。その熱い思いは、カレールーに託して、僕の口に広がっていった。

 岸川マッサージ3階に帰ってきたが、身体はますます固まってきている。はっきりいって全身が痛い。今夜もとことん眠るだけだ。

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