何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

459日目 NL ファーム

2005年06月28日 22時22分05秒 | Weblog
6月27日

 朝10時過ぎ、中野さんに電話した。2度目だ。今日のスケジュールが決まっていない。

 昨夜、ライブの帰りに坂下さんの家によって、そのままてっちゃんの店「輩」に向かった。今日のスケジュールをてっちゃんが埋めてくれる手配になっていた事を確認する為に。連絡の行き違いがあって、無くなった事を知った。勝坂砦に戻って、どうしようかと思ったが、それは一瞬。明日は明日の風が吹く…、と、早めに眠ってしまった。

 10時半頃、中野さんから電話が掛かった。2度かけて留守電だったのだが、しっかり返事をくれた。
 今日のスケジュールが決まっていないので何とかして…。と言う僕のお願いに、中野さんは必ず答えてくれる。とんでもない我侭なお願いに必ず答えてくれる人が居る。僕の1000一連続ライブは、こういう人達の底力が有るから続いているのだ。
 何とかするから、後で電話しますという会話で電話を切った。

 中野さんの電話を待って、時間を空遊していた。12時過ぎ、中野さんからの電話があった。コミュニティー雑誌「三遠南信アミ」の編集をしている、照井さんが何とかしてくれるので、連絡をとって欲しいという事だった。早速電話したが、出ない。3度目の電話で繋がった。

 凄い展開になった。

 4時に、元花博会場・ガーデンパークで逢う事になった。

 照井さんが決めてくれた今日のライブ会場は、新居町にある競艇場の近くの「NLファーム」。照井さんは、その前に、次の企画の為に、ガーデンパークを視察しようと言うのだ

 素敵な野外ステージがあったキャパ1000人の椅子席が用意されている。ここで唄いつづけて1000日目(2005年9月26日)のライブをやろうと照井さんが言い出した。

 早速、事務所に行ってスケジュール確認。月曜日だから空いていた。照井さん、半端な女性じゃない、もう頭の中にその日の設定が浮かんでいるらしい。唄いつづけて1000日目には大きな事をやりたいと中野さんが言っていたのだが、実現しそうだ。

 そして、NLファームへ。新居の競艇場のすぐそばにある、不思議な空間だった。出会う人達も皆不思議な人達ばかり。浜名湖に面して入るが道路にさえぎられた不思議自然空間に、犬や鶏ややぎが居る。不思議なテントもそこここに立っている。今夜のライブは何時から始まるかも分からないまま、宿舎になっている施設の部屋の中で。音響機材を運び込んでセットし、リハーサルをしていたが、誰も何時から始めると言ってくれない。困った。

 6時が過ぎ、お客さんらしき人達がやってきてくれていたが、NLファームのスタッフとガーデン(庭)で碁を打っている。
 6時半になって、やっとライブ開始。懐かしいフリー芸術家の耳塚さんもやってきてくれて1時間半のライブを6人ほどの観客で完成。
 耳塚さんは、まだ連続ライブを続けていることにビックリして、7月2日、あいているスケジュールを埋めてくれた。ライブ終了後やって来た、遊墨画作家のヤマモリさんも、これからのスケジュールを埋めてくれる約束をしてくれた。照井さんのおかげで又新しい協力者が出来た。

 帰り際、照井さんは、唄いつづけて1000日目を頭の中で完璧にイメージしているようで、その前の日の999日を、このNLファームでやって泊り込めばいいということまで考えてくれていた。連続ライブ550日目、そして唄いつづけて1000日目は、すごいイベントになるかもしれない。

 体調は、決して良くは無い。でも、テンションは最高値。暑い暑い日だったが、気持ちも熱く盛り上がった一日だった。勝坂まで2時間、遠いとは思わなかった。

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