何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

連休

2015年07月20日 07時23分20秒 | Weblog
やけに静かだなー。携帯電話のカレンダーを見てみたら土曜日を含めた連休だったんだ。入院患者も休みだから居なくて静かなんだろう。
でも夕方来てくれた典子さんによると、他の病棟は見舞い客で賑わって居たそうだ。
今僕の居る病棟は、神経内科の患者さんの病棟で、脳に異変が起こっている人達の居る所で、本来の僕の病気は脊髄小脳変性症だから、掛かっているのは、この神経内科でいいのだが、今回の症状は泌尿器科に属する。

と、ここまで書いて昨日は終わった。

という訳で、病室では脳に異常ありの人達なので、1日中色々と小さな事件が起きる。
何故か、夜中に起こる。隣の97歳の女性は二度ほどオムツを変える。小水の時はいいのだが、大便の時は部屋中に匂いが散乱して堪らなく臭い。
特に部屋の温度が適正になってクーラーが作動していない時は、換気がされないのでオーバーだが息が詰まりそうになるほど。
そして斜め前の女性は昼間もたまにアルツハイマーてきな症状が軽く出て不振な行動をとる事があるが、やはり夜中、なぜか下半身に着けているものを全部脱いでベッドにおもらししてしまう。昨夜は二回、夜勤の看護師さんが3~4人やって来て後始末。
という事で夜が明けるまで四回も起こされてしまった。
僕もいつか近い将来、寝たきりになって、下着は脱がないが、下の世話をしてもらう事になる。
こんなふうに回りの人達に迷惑をかけながら生きて行くんだと見せつけられているような気になって切なくなる。
でも、これが現実で、介護に綺麗事なんて無いんだ。
泌尿器科病棟だったらつらい近未来の現実を見なくてすんだかも知れない。
でも、これがこれから生きていく僕に与えられた試練だろう。

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