何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

小路を散策

2015年09月23日 21時16分12秒 | Weblog
メインストリートのように沢山の人や車が行き交う道路じゃないけど、その地域に住む人達にとって大切な生活道路がある。

袋小路の行き止まりの道など、近くに住んでいても一生通らない道もあるかも知れない。
リハビリを兼ねての散歩だから、風の向くまま気の向くままふらりふらりと町歩き。
もう10ヶ月以上ほぼ毎日歩いているからアパートから駅につながるほとんどの道を制覇したつもりだったが、住宅街の中に隠れるようにひっそりとした小路を見つけた。
この道を通るのは、この地域でもほんの少数の人しか居ないだろう。
きれいに掃除され緑豊かな道、この道を管理する人達の人柄が見えるようだ。

ここにも素敵な人達の暮らしがある。
人の家の、玄関さきにおじゃまさせてもらったような気分で、何となく「おじゃましました。」と心でつぶやいて、小路を出た。

駅まで歩いて、帰り道は神社のほうを回って行く事にした。
駅を背にして、あかしあ通りを歩き始めたら、何処かで見たことのある人が薬局の前で立ち止まってなにやら物色中。
すぐに気付いた。
何時も、朝、神社であう人だ。
去年からずっとすれ違い様にあいさつを交わすが話した事は無い。
そして今日もすれ違い様にあいさつしあった。
「こんにちわ。」
いつもは、おはようございますだから、互いにはじめての言葉だった。

何だか、異国で、同郷の仲間と出会ったようで、妙に嬉しかった。
すれ違いに見せた彼の顔には笑顔が溢れていた。

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