何気無く大切な一日が、かけがえ無く今日も過ぎてゆく 高橋忠史・多系統萎縮症と生きる・唄い屋。

難病の多系統萎縮症に侵されても音楽を諦めない男のライヴ報告や日々の思い・命のメッセージ

ブルース

2022年05月18日 05時33分08秒 | Weblog
目覚めの朝、両足の痛さと猛烈なシビレを感じ、生きていることを確認する。
今日もラッキーに生きて、一日が始まる。

今月末、70歳になる。
年齢だけ見るとじじいだ。
当然、病気も重なって、老け込んでいると思われがちだ。
が、違う。
高橋忠史・・・青春真っ只中。
運動機能も衰え歩く事も出来ないし、医者に死ぬ死ぬといわれながらまだ生きてる。
じじいだがじじいになってたまるかー。
詩を書き続け、声が出なくなっても唄い続けてやる。
身体は老人よりもっと動かなくなってるが、気力は青年だ。
まだやりたい事だらけだ。

ミックスダウンはまだ続いてる。
お手本は、テレビドラマの効果音だ。
演奏楽器のモノラルチャンネルにステレオディレイを掛けて設定をいろいろ変えてみたらみたら、よりとんでもなくサラウンド効果が上がった。
ミックスダウンまだまだ続く、面白そうだ。




  ブルース

言いたい事隠して
ペコペコしながら
ブルース唄って
うえをむいて涙ぐむ

縛られ剥ぎ取られ
自由を奪われても
ブルース唄って
生きている今をつかみ取る

傷を舐めながら
なぐさめ合って
ブルース唄ってる
小さな声に力を込めて