この1週間、こればかり聴いていました。
五つの赤い風船『ゲームは終わり(解散記念実況盤)[完全版]』(GREENWOOD RECORDS GRCL-6047)CD6枚組 2015年8月発売
五つの赤い風船は、1972年8月31日、日比谷野外音楽堂での“追い出しコンサート”で解散したのですが、本アルバムのCD1、CD2は7月19日、京都会館大ホールから始まった“五つの赤い風船みおさめコンサート”ツアーにおける7月30日文京公会堂での音源で、CD3が8月31日の音源となっています。
中古レコードでアナログ盤を所有していますが、加川御大、斉藤哲夫を聴くために購入したので、ずうっと同じ日の音源だと思っていました。
今回、正真正銘の8月31日の五つの赤い風船の音源を含め、CD3枚分の未発表音源が追加された完全版が発売されました。
小生としては、8月31日の音源は、オリジナルにこだわらず出演順に収録して欲しかったと思っています。
それは、解散記念としてのライブなので、徐々にラストへと向かっていく興奮が、未発表分だけで編集されていると半減していると感じたからです。
「めめずはん」の合唱で終わってしまうのは。
さて、今回の発見。
金森幸介さん率いる都会の村人、五つの赤い風船のベーシスト長野たかしさん率いるI.M.O.バンド(金森さんもメンバー)の唄が良いのです。
今の小生に響いてきました。
もう一つの発見。
なぎらけんいち「悲惨な戦い」は、この“追い出しコンサート”での音源を使用していたとのこと。
CD4に収録されています。
今回、この完全版購入の切っ掛けは、加川御大の「下宿屋」の収録、高田渡「夜汽車のブルース」、遠藤賢司「どうにもとまらない(山本リンダ)」の収録など。
改めて、西岡さんの【声】は、癒しを与えるんだと感じました。
西岡さんのライブは、1973年、岡林信康、加藤和彦、はしだのりひことの、“4人の会”というコンサートで接しました。
西岡さんの初ソロ・アルバム『満員の木』が発表された頃でした。
西岡さんに親しみを覚えたのは、後に、赤い風船に有山さんが一時加入してたという話を聞いてからです。
ではでは。