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ミステリーな森の生活

洋書ミステリー、英語学習、洋画レビューなどから始めましたが、今は、種々雑多(山岳小説、落語など)です。

フェルメール全点踏破の旅

2011年06月19日 | 雑記

フェルメール関係の書物で一番人気のフェルメール全点
踏破の旅を読んでみた。フェルメールにはまっている。

理由は、前に読んだミステリーの中で、35点の作品のうち
9品は真作ではないとの言葉からだ。

普通、35点のうち、3作品を除く32作品が真作と言われて
いるが、更に6作品が非真作だと言うのだ。

それは、プロではなく皆さんの目で見ればわかるだろうという
ことだった。

具体的に、どの作品とは言ってないが、年代で1656年から
1669年の期間以外とのことだ。

フェルメールの世界(小林頼子著)の年代で、該当しそうなものを
選ぶと下記になる。

1.マリアとマルタ家のキリスト
2.バージナルの前に立つ女
3.手紙を書く女と召使
4.ギターを弾く女
5.信仰の寓意
6.バージナルの前に座る女

確かに、後半の5作品は、質が落ちるような気がする。本著によると
フェルメールは43歳で亡くなったが、数年前から力の衰えが見えたこと
から病気だったのではないかとの推測もあるようだ。また、初期の作品は、
やはり、作風が違ったり、完成度が低いように感じるものだ。

また、今回、フェルメール全点踏破の旅を読んで、面白かったのは、
来歴が250年のたどれる”天秤を持つ女”のような作品があることだ。

したがって、単純に年代では分けられないのかも知れない。中には、
来歴がなく、専門家の発見というのもあるようだ。
 

また、最高傑作と呼ばれるのは同じ時期に描かれたとされる下記
4作品とのことだ。
1.青衣の女
2.真珠の首飾り
3.窓辺の水差しを持つ女
4.天秤を持つ女

著者は、今回、実際にいろいろな美術館を巡り、33作品を見たとの
ことだった。私も海外で美術館に行くのが好きだったので、10~15
作品は見ているのかも知れないが、自分の中では、見たもの、見てない
ものも含めて、好きな作品トップ5は、下記になる。

1.デルフト眺望
2.牛乳を注ぐ女
3.真珠の耳飾りの少女
4.眠る女
5.海外芸術

皆さんは、いかがだろう。 

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