南アルプスの山中に台湾マフィアが現金20億を積んだヘリコプターが墜落。
それを、首になりかけた刑事、台湾マフィアから狙われる一匹オオカミ、
台湾マフィアの殺し屋が壮絶なるサバイバル戦に出るとある。
540ページからの長編であり、第一部の200ページくらいは、あまり、
山には関係なく、長く感じた。
また、登場人物に善人がいないのである。すべて、悪人であり、救いようがない。
しかも、皆、暗い過去があるのだ。
また、中国人とのハーフが主人公ということもあり、ちょっと、とっつきにくさを
感じた。
しかし、後半の300ページくらいは、山岳ものになり、急に面白くなってきた。
悪人の登場人物も、それぞれに、面白みが出てきたのだ。
また、これだけ、絶望的なストーリーなのに、最後は、スカッとした、
気持ちの良い終わり方になっており、そこのどんでん返しは、気に入った。
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