2011/7/6、109シネマズ木場。
3D字幕版。
3D映画になると必ずと言っていいほど、3Dか2Dかの議論になる。
館にもよるが、3Dの追加料金である300円なり400円なりが、
「3D効果」に見合うかどうか、と言う議論だ。
そして議論になるということは、
大抵の映画が3D効果は大してない、と言うことでもある。
その結果、3D追加料金なんか払うもんかと言う意見も多い。
3Dが単に製作側の収入を増やすためだけという指摘だ。
確かにそういう面もあろう。
何とか客単価を上げたいと思っている、製作、配給、興行の各社の思惑だろう。
しかし、ここで3つの疑問を呈しておく。
一つは、そもそも3D化するのは3D効果を追求するためなのか、ということ。
カラー映画なのに色をふんだんに使っていないとか、
5.1chなのに音に迫力が無い、後ろから音が聞こえるシーンが少ないとか、
と言っているのと同じような気がする。
飛び出してないとか奥行きが無いとか立体感が感じられないとか、
3Dってそういうためのものなの?と聞きたくなる。
もう一つは、3D追加料金だけを取り上げて見合う見合わないは変じゃないか。
もともと1800円の価値のない映画なんてざらにあるし、
もっと高くてもいいはずの映画もたくさんある。
それはキャストが有名でギャラの高いからではなく、コンテンツの出来が良いから。
もっとも映画の良し悪しは好みの問題もあるので、
ある人が絶賛する映画が別の人にとって酷評のケースもある。
とはいえ、3D追加料金だけを3D効果として評価するのは変だな、と思う次第。
最後に3Dは本当に儲かるのか、ということ。
3Dによる客単価アップは必ずしも3Dによる製作費アップに見合っていない。
金もうけだけなら3D化しないで製作費を押さえた方が得なケースが多いはずだ。
映画もビジネスとして儲からないとやってけないのは判るし、
そのため、3Dが客単価アップの一つの手段として使われるのは確かだと思う。
でも3D化が単価アップだけのためとは思わない、いや思いたくない。
**
クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンス、浅野忠信。
*
ジェーン(ナタリー・ポートマン)は宇宙物理学者。
毎夜起こる観測にエリック・セルビグ教授(ステラン・スカルスゴード)、
助手のダーシー(カツト・デニングス)と一緒に観測車で砂漠に向かう。
そこで天空からの光を見つけて向かう途中、現場近くで一人の男と衝突してしまう。
その男、ソー(クリス・ヘムズワース)は、天空に住む一族だった。
王のオーディン(アンソニー・ホプキンス)はソーに王位を譲ろうとしていたが、
王宮に侵入者があり、王位継承の儀は中断される。
侵入者は倒されるが、狙っていたものは、氷の巨人の持っていた箱。
かつて王であるオーディンが氷の王ローフェイとの戦いで奪い取ったものだ。
ソーは巨人の侵入に怒り、部下の四天王を従えて、巨人の星に出向く。
巨人との折衝で切れてしまったソーは大暴れし、大勢の巨人をやっつけてしまう。
それがオーディンの怒りに触れ、ミョルニール(ムジョルニア)を取り上げられて、
パワーを奪われ、追放される。
そして地球に落ちてきたところを、ジェーンの車に跳ねられたと言うわけだ。
ソーはジェーンに介抱され一旦は入院するが、暴れまくり追い出される。
一方、ミョルニールもソーの落ちた近くに落下してきて、SHIELDの監視下に置かれる。
ソーは自分のものであるミョルニールを取り返すために、SHIELDの野営地に入り、
あっさり逮捕されるが、暴れてエージェントのコールマンに怪しいと思われる。
王国では弟のロキがオーディンの突然の眠りに乗じて王を名乗り、王国を支配する。
四天王はオーディンを探そうとロキの命令に違反して地球に向かう。
ロキは地球に姿を現し、オーディンが死んだとソーに伝え、
失意のソーはそれまでの身勝手な行動を反省し、すっかり良い子になるが、
四天王によってロキの嘘はばれる。
ロキはソーを倒すためロボットを地球に送り、暴れまくらせる。
果たしてソーの運命は、ロキとソーの行く末は、、、。
**
エンドクレジット後にまたしても「アベンジャーズ」のちら見せがある。
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とセルビグ教授が登場。
「アベンジャーズ」につながるヒントを残す。
/*
なんか普通だった。
展開などに意外性は乏しい。
むしろ、ソー、結構いいやつじゃやんくらいの勢いだった。
しかし、この先の「アベンジャーズ」メンバーの成り立ちや
背景が全く違うのに、もっと言えば物語の設定が到底相容れると思えないのに、
チームを組んでしまうところのすごさというか、楽しみである。
*
ソーは北欧神話のトール(Tor、本来はソール=Thorらしい)
ソーはトール(Thor)の英語読みだ。
ムジョルニアはミョルニール(Mjornir)の英語読み。
字幕はムジョルニアだが、そう喋っているようには聞こえなかった。
ダーシーも「ミョムミョム」とか言ってなかったっけ
(「ムミョムミョ」かも)
*** 追記 ***
トール・ハンマー=ムジョルニア=ミョルニール
カインズホームで木製のトールハンマーのレプリカ発見。
「カケヤ」と言えば普通は太鼓型の大型の木製ハンマーで
杭打ちなんかに使うあれですが、角型の小さいのもあるんですね。
柄を少し切ってメタルシルバーにでも塗ればそっくりです。
980円でした。
買いませんけど。
3D字幕版。
3D映画になると必ずと言っていいほど、3Dか2Dかの議論になる。
館にもよるが、3Dの追加料金である300円なり400円なりが、
「3D効果」に見合うかどうか、と言う議論だ。
そして議論になるということは、
大抵の映画が3D効果は大してない、と言うことでもある。
その結果、3D追加料金なんか払うもんかと言う意見も多い。
3Dが単に製作側の収入を増やすためだけという指摘だ。
確かにそういう面もあろう。
何とか客単価を上げたいと思っている、製作、配給、興行の各社の思惑だろう。
しかし、ここで3つの疑問を呈しておく。
一つは、そもそも3D化するのは3D効果を追求するためなのか、ということ。
カラー映画なのに色をふんだんに使っていないとか、
5.1chなのに音に迫力が無い、後ろから音が聞こえるシーンが少ないとか、
と言っているのと同じような気がする。
飛び出してないとか奥行きが無いとか立体感が感じられないとか、
3Dってそういうためのものなの?と聞きたくなる。
もう一つは、3D追加料金だけを取り上げて見合う見合わないは変じゃないか。
もともと1800円の価値のない映画なんてざらにあるし、
もっと高くてもいいはずの映画もたくさんある。
それはキャストが有名でギャラの高いからではなく、コンテンツの出来が良いから。
もっとも映画の良し悪しは好みの問題もあるので、
ある人が絶賛する映画が別の人にとって酷評のケースもある。
とはいえ、3D追加料金だけを3D効果として評価するのは変だな、と思う次第。
最後に3Dは本当に儲かるのか、ということ。
3Dによる客単価アップは必ずしも3Dによる製作費アップに見合っていない。
金もうけだけなら3D化しないで製作費を押さえた方が得なケースが多いはずだ。
映画もビジネスとして儲からないとやってけないのは判るし、
そのため、3Dが客単価アップの一つの手段として使われるのは確かだと思う。
でも3D化が単価アップだけのためとは思わない、いや思いたくない。
**
クリス・ヘムズワース、ナタリー・ポートマン、アンソニー・ホプキンス、浅野忠信。
*
ジェーン(ナタリー・ポートマン)は宇宙物理学者。
毎夜起こる観測にエリック・セルビグ教授(ステラン・スカルスゴード)、
助手のダーシー(カツト・デニングス)と一緒に観測車で砂漠に向かう。
そこで天空からの光を見つけて向かう途中、現場近くで一人の男と衝突してしまう。
その男、ソー(クリス・ヘムズワース)は、天空に住む一族だった。
王のオーディン(アンソニー・ホプキンス)はソーに王位を譲ろうとしていたが、
王宮に侵入者があり、王位継承の儀は中断される。
侵入者は倒されるが、狙っていたものは、氷の巨人の持っていた箱。
かつて王であるオーディンが氷の王ローフェイとの戦いで奪い取ったものだ。
ソーは巨人の侵入に怒り、部下の四天王を従えて、巨人の星に出向く。
巨人との折衝で切れてしまったソーは大暴れし、大勢の巨人をやっつけてしまう。
それがオーディンの怒りに触れ、ミョルニール(ムジョルニア)を取り上げられて、
パワーを奪われ、追放される。
そして地球に落ちてきたところを、ジェーンの車に跳ねられたと言うわけだ。
ソーはジェーンに介抱され一旦は入院するが、暴れまくり追い出される。
一方、ミョルニールもソーの落ちた近くに落下してきて、SHIELDの監視下に置かれる。
ソーは自分のものであるミョルニールを取り返すために、SHIELDの野営地に入り、
あっさり逮捕されるが、暴れてエージェントのコールマンに怪しいと思われる。
王国では弟のロキがオーディンの突然の眠りに乗じて王を名乗り、王国を支配する。
四天王はオーディンを探そうとロキの命令に違反して地球に向かう。
ロキは地球に姿を現し、オーディンが死んだとソーに伝え、
失意のソーはそれまでの身勝手な行動を反省し、すっかり良い子になるが、
四天王によってロキの嘘はばれる。
ロキはソーを倒すためロボットを地球に送り、暴れまくらせる。
果たしてソーの運命は、ロキとソーの行く末は、、、。
**
エンドクレジット後にまたしても「アベンジャーズ」のちら見せがある。
ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)とセルビグ教授が登場。
「アベンジャーズ」につながるヒントを残す。
/*
なんか普通だった。
展開などに意外性は乏しい。
むしろ、ソー、結構いいやつじゃやんくらいの勢いだった。
しかし、この先の「アベンジャーズ」メンバーの成り立ちや
背景が全く違うのに、もっと言えば物語の設定が到底相容れると思えないのに、
チームを組んでしまうところのすごさというか、楽しみである。
*
ソーは北欧神話のトール(Tor、本来はソール=Thorらしい)
ソーはトール(Thor)の英語読みだ。
ムジョルニアはミョルニール(Mjornir)の英語読み。
字幕はムジョルニアだが、そう喋っているようには聞こえなかった。
ダーシーも「ミョムミョム」とか言ってなかったっけ
(「ムミョムミョ」かも)
*** 追記 ***
トール・ハンマー=ムジョルニア=ミョルニール
カインズホームで木製のトールハンマーのレプリカ発見。
「カケヤ」と言えば普通は太鼓型の大型の木製ハンマーで
杭打ちなんかに使うあれですが、角型の小さいのもあるんですね。
柄を少し切ってメタルシルバーにでも塗ればそっくりです。
980円でした。
買いませんけど。
XpanDはメガネが重い、RealDとMasterImageはゴーストが出やすいのも欠点です。
3D映画のお話。子供が観る映画ならアトラクション的な楽しませ方という意味が大きいんでしょうね多分。
もしかしたら大作映画としてのステイタス…みたいなものもあるんですかねぇ?。この映画は3Dで作れるぐらいシッカリしたものですよ…的なアピールというか。
…個人的には料金よりもメガネの不便さというか、メガネかけた時の暗さが気になります。あんまり3D効果が無いのならば明るい画面で2Dの映画を観たかったという風に思っちゃいますね。この「マイティ・ソー」もそんな一つでした。
では、また来させていただきます。今後とも宜しくお願いいたします。
3Dでなくても1800円に見合わない映画もたくさんあるし、
何で3D追加料金だけが批判の対象になるのかな、と言う疑問です。
ユナイテッドシネマ豊洲ではRealDのメガネ持参だと一般1900円です。
普段1800円で見られている方にとっての追加料金は100円です。
今後とも3Dは増えると思っていますが、
確かに3Dにする必要があったのか疑問の映画も多々あります。
それでも、作品によっては3Dで立体化され飛び出す映像と、目の前で手に触れるような映像に目を見張るものもあります。
私の行っているシネコンではIMAX3Dなので、臨場感たっぷりでスリル満点の映像でした。