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「ミステリと言う勿れ」第2巻

2021-03-20 15:31:29 | 本、コミック、雑誌、書籍
先日の続き。

最近第8巻が発売された「ミステリと言う勿れ」
一つ書くのを忘れた。それは本のサイズ。

通常と言うか多くの週刊誌はB5サイズ(257×182mm)で、週刊誌に連載されている漫画の単行本は
その半分のB6サイズ(182×128mm)が一般的。
女性週刊誌などはB5サイズの縦にA4サイズの横(257×210mm)AB版と呼ばれるサイズが多い。
オオバンの女性週刊誌はさらに大きいサイズ(A4変型判、297×235mm)もあるようだ。

この他に文庫本サイズ(A6、148×105mm)、新書サイズ(173×105mm、182×103mm)
等々多くのサイズがある。

さて、「ミステリと言う勿れ」は実測で175×112mmと、縦はB6に近いが、奥行きはかなり小さい。
小B6版(174×112mm)と思われる。(差は計測誤差か)
Wikiによれば新書版サイズとあるが、ちょっと違うのか、そもそも新書版サイズには多くのサイズがあるのか、



前置きはこのくらいにして、第2巻は第1巻の続きから始まる。

第1巻のエピソード2「会話する犯人」では、主人公の久能整が「印象派展」に出かけるため、
慌てて飛び乗ったバスがバスジャックに遭い、久能が巻き込まれる。

犯人2人、運転手と乗客6人に久能を入れた10人を乗せたバスは「犬堂家」の屋敷に到着した。

第2巻はここから。
バスジャック犯二人は兄弟で、兄は「ガロ」と名乗り、弟は「オトヤ」と名乗った。
二人は運転手と乗客にいろいろな質問を問いかける。
二人が部屋を出たすきに屋敷内で固定電話を見付けた久能は、エピソード1で知り合った池本刑事に電話する。
池本からその家が連続生き埋め殺人の被害者、犬堂愛珠(あんじゅ)の屋敷だと知らされた久能。

犯人がこの中にいると断定し、警察を呼ぶ。
久能は理路整然と犯人を言い当て、また乗客の中の「熊田翔」と名乗る人物が実は「犬堂我路」(ガロ)であると見破り、
我路と名乗っていた人物は「ハヤ」であることも見抜いた。

今作も久能の物知りが炸裂。
ハヤ:甲矢、兄矢、早矢
 弓道で2本持つ矢のうち、最初に放つ方の矢
オトヤ:乙矢
 弓道で2本持つ矢のうち2番目に射る矢。二の矢。

犬堂我路はこの後も物語の重要人物となるので要注目。
犯人が分かったことで乗客はバスジャックではなかったなどと言い出し、我路、甲矢、乙矢は不起訴になる。

後日、久能の家に冷凍便で連続殺人犯の右手が送られてくる。
我路たちの仕業だったらしい。



エピソード3「つかの間のトレイン」

バスジャック事件で印象派展に行きそびれた久能。
別れ際に我路が言っていた「次は広島」に誘われるように新幹線で広島に向かう。
たまたま開いていた隣の席に若い女性が座る。
見ると話しにその女性が読んでいる手紙。
書かれたイラストが暗号と見て「京都には来るな」と読み解いた久能。
他の手紙から、紘子(ひろこ)というその女性の実の両親との複雑な関係を読み解いていく。

しばらくして列車が京都に近づいたころ、後ろの席に移ってきた別の女性、サキは女性の養母だった。
サキと紘子は予定通り京都で降り、久能は広島への旅を続ける。



エピソード4「思惑通りと想定外」

広島に着き、「印象派展」を楽しんだ後、原爆ドームに行った久能。
たまたま若い女性が若い男2人に絡まれている場面に遭遇するが、芝居だと見破る。
若い女性は、狩集汐路(かりあつまりしおじ)と名乗り、新幹線で久能の後ろに移動してきて、
ずっと後を付けていた。実は犬堂我路から久能整を紹介されたと言う。

汐路は殺される、我路の代わりになって、と言い苦悩を祖父の遺言の開示に連れていく。
汐路と3人のいとことその家族が集まる中、狩集家の顧問弁護士は遺言を読み上げる。
祖父の幸長は、既に子供4人をなくしていたため、孫4人にそれぞれ一つずつ蔵を託し、
「過不足なくせよ」との謎の言葉を遺していた。
汐路は、過去から財産争いで何人もの祖先が殺され続けてきたと言い、自分たちの親4人も財産争いの末に
全員が死んだのだと言い張り、久能に謎解きの手助けを頼んだのだった。

久能は広島行きすら我路と汐路の策略だったと悟り、帰京を諦め汐路の話に付き合うのだった。

第2巻はここまで。

果たして、「過不足なくせよ」とは何のことなのか、狩集家にまつわる代々の秘密とは。

第3巻に続く。


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