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日常と好きなものと母の自宅介護の極私的記録

バスに乗って

2014-12-25 00:08:30 | ロンドン 旅行
「ロンドン滞在記22」


ほとんど予定も消化したし
ゆっくりしようよ、最後くらい。
というわけで
午後までホテルに引きこもって
遅め遅めの出発と相成った最終日。




一度もバスに乗ってないから
バスに乗ろう。

パンクファッションの発祥地
ヴィヴィアン・ウエストウッド・ワールズ・エンド
へはバス移動せなアカンから好都合。
見に行こうということになりました。


まあここでも
計画通りに進まない旅の洗礼は
しっかりございましたがw



実はワールズ・エンド
しっかり
閉まっておりました。

というか店の前に
絶賛
囲いがしてあって
有名な逆回転の時計も半分しか見えず。

まあ、こんなものよね。

何が起こるかわからないから旅なんだ!
…にも最後にしてすっかり慣れた我々。


印象的だったのは
むしろ
初体験のバスでのこと。


ロンドン名物の
赤い2階建てバス。


実は地下鉄を降りてから
乗るバスがわからず、まごまご…




するとそこへ
停留所で座して待つ
老淑女に声をかけられました。

「あなたたちどこ行くの?教えたげるわ」

スリ未遂が思った以上に足をひいていて
始めどうしようかと思案。
え?我々?
声をかけておられる?
ん?
いや、あのう、、、だ、大丈夫と思うんで、
え?

「そこのあなたよ!!教えてあげるから、こっち来なさい」

「あ、はい。すいません」
と、
恐る恐る地図を見せ、
ここに行きたいと停留所の名前を告げようとした所

「びゅ~ふぉ~と、、、あい、うぉんと、、、おー、ぢす、びゅ~ふぉ~と」
「びゅ~ふぉ~???ああ、ボーフォート・ストリート駅ね」

発音が違いました。

顔を赤くして
「おー、ろんぐ、みすていく、なるほどね。ボーフォート駅っちゅうのね。いえすいえす」
必死に取り繕っておると
新たに参戦したのは
隣にいた初老の紳士。

「ボーフォートなら19番か、319番だね」と

お二人共、別に夫婦ではないのですが、
何番行きのバスに乗りなさいと
電光掲示板を指さしながら
親切丁寧に説明して下さいました。

ほんまに無茶苦茶助かりました。
ここで改めて感謝を。
ありがとうございました!




お二人をお見送りして乗り込んだ
ボーフォート・ストリート行きの赤いバス。
オイスターカードでタッチ・アンド・ゴーした後
二階へ。





市民の足ですから
ロンドンの皆さんには迷惑でしたでしょうが
「赤バスだぜー」
なんて3歳児のように
はしゃいでしまいました。
楽しかったwww






日本に来ている異国からの旅行者にも
何か困った事はありませんか?
の声掛けをしよう。
そう決意。

思えば地下鉄で混雑の中、降りる際の「Sorry」や「Excuse me」
店で物を買う時の「Hi」の挨拶。
ありがとう、ごめんなさいと
きちんと口にする優しさと礼儀正しさは
日本の「おもんぱかって」精神とはまた違って
ロンドンの魅力の一つじゃないかなと思います。
一声かける、言葉にする大切さを学ばせてもらいました。


一言の大切さが身にしみる。
長生きしてね
老紳士、老淑女。



つづく。

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