タクシン元首相が不敬罪で起訴される 被告は容疑を全面否定 50万バーツで保釈
6月18日、仮釈放中のタクシン元首相を不敬罪で起訴する手続きがとられた。
元首相は事実上の亡命生活中だった2015年に訪れた韓国で朝鮮日報とのインタビューにおいて、前年14年5月にタクシン派政権が軍事クーデターで倒されたことに関連して複数の枢密顧問官がクーデターを支持していたなどと発言したとされ、これが不敬と判断され罪に問われることとなった。
検察によれば、18日は検察が元首相に起訴理由を説明した後、起訴の手続きがとられ、元首相には旅券の提出と無断出国の禁止が命じられた。
その後、容疑をすべて否認した元首相は国外逃亡や証拠隠滅などの可能性がないと判断され、50万バーツの保証金で保釈が認められた。
調子の乗るなとの王政軍部からの警告です。
タイでは何を言おうが王様、軍部が絶大な権力を維持しています。
この体制は今後も変わらないでしょう。
不敬罪は普通なら保釈金を払っても保釈は認められません。
タクシン氏にとって200万円ははした金で、痛くもかゆくもないと思います。
なお、不敬罪は短期旅行の外国人であっても適用される法律です。
タイ入国後は王族への侮辱行為、冗談などは厳に慎まないと、すべてのタイ人が密告者ですからすぐあなたは捕まります。
日本語でもダメです。密告する日本人もおり、何より日本語が話せるタイ人は結構います。
今は便利なスマホですぐ動画撮影されますよ。
知らなかったでは法律は通用しません。
初犯でもかなり厳しい罪が科せられます。
王族崇拝に抵抗がある方はタイに来るべきではありません。
タクシン氏は9年以上も前の言動で不敬罪に問われています。おそらく不敬罪に時効はないのだと思います。
麻薬関連よりも罪は重く、殺人と同等の重罪になります。
どれくらいが不敬罪に抵触するかですが、タイのどこにでも掲げられている王様の肖像画を指差すだけで不敬罪になります。
十分ご注意くださいね。