犯罪組織の銀行口座利用を阻止 タイ中銀「口座開設者の資金のやりとりなどを精査」
犯罪組織が第三者に開設させた銀行口座を犯罪関連の送金などに使っていることが問題となっているが、タイ中央銀行はこのほど、このような口座を減らすべくチェックなどを厳重に行う方針を明らかにした。
中銀担当者は、「犯罪に使われている可能性のある銀行口座の管理を厳しくするのではなく、銀行の内部データ、タイ銀行協会の中央詐欺記録(CFR)、不正資金洗浄対策室(AMLO)のデータと照合しながらその口座の開設者に不正な資金のやりとりなどがないかを調べる」と説明する。CFRは今年7月31日に稼働開始の予定。
なお、昨年1年間に犯罪に利用されている疑いがあるとされた銀行口座は合計20万件あまりで、そのうち30%ほどが新規に開設された口座だった。
タイでも日本同様毎日のように振り込め詐欺が起きています。
口座の悪用が蔓延しており、知り合いのタイ人も口座の名義貸しで逮捕収監されました。
そのため、資金移動する個人を特定するため、すでに振込するときには非常に面倒な手続きが必要になっています。
これは自分の口座への入金時も同様で、タイ人はID番号、外国人はパスポート番号を求められ、自己名義の携帯電話番号にOTPが送られてきて、そこから初めて振り込み、入金手続きに入るという煩雑さです。
今後は口座開設はかなり記事しくなると言われています。
タイに長期滞在するには相応のビザが必要ですが、ビザ開設にはタイの口座と一定の資金が必要なのです。
ビザ業者いわく、ビザ取得より口座開設の方が難しい。
タイでの長期滞在は簡単には入手できなくなりそうです。
60日のアライバルビザ(ノービザの人用の60日滞在ビザ)も月末からといっていましたが、
その後何ら話は出ておらず、最悪またいつものように消える案なのかもしれません。
一部の報道では、詐欺事件に関与する中国人が、このビザを使用(滞在延長を繰り返し)して多数入国する可能性があるため、導入を躊躇しているそうです。
観光客の入国も増えるが、犯罪者の入国もノーチェックで増える可能性が大なのです。この60日アライバルビザがタイ国内の犯罪の増加に寄与するようなものです。
コロナしかり、諸悪の根源は中国人にありです。
タイでは1度出した計画を平気でキャンセルや先延ばしする国です。
このビザを希望する方は、あまり過大な期待発せずに待たれた方がいいと思います。
導入されればラッキーです。