タイ下院総選挙(5月14日実施)後初となる国会が3日、招集された。首相指名選は13日に実施される見通しだ。
連立政権樹立を目指す野党8党は、第1党となった革新系「前進党」ピター党首を首相候補とすることで合意しているが、投票に加わる上院(250人)の支持が広がらず、苦戦を強いられている。
3日夕、ワチラロンコン国王が国会を招集し、開会の式典を王宮で実施した。4日に下院議員が登院し、下院の正副議長を選出する予定。
首相選出には下院議員500人と上院250人のうち、過半数の376票が必要だ。野党8党は合わせて312議席。ピター氏が首相に選出されるには64票の上乗せが必要だ。
前進党は支持を取り付けるために上院議員に働きかけを続けている。しかし、2019年に当時の軍政が事実上指名した上院議員は軍や警察関係者、その親族らで構成されている。
前進党は、王室を中傷したり侮辱したりした場合に禁錮3~15年が科される不敬罪の改正や徴兵制の廃止を掲げており、上院議員の間でピター氏への支持は限定的だ。
今日夕方、全てのメディアが途中中断され、国王が首相任命のための式典を開催し放映されました。
現在もまたテレビなどで通常番組はすべて事前予告なしに中止となり、強制的に式典関連が放映されています。(今は選挙だけに集中しろと言わんばかりです)
13日には首相選挙の投票がありますので、ここで新政権が誕生しますが、今回の選挙で第1党となった前進党のピタ氏は、かなり難しいというのが前評判のようです。(選挙違反の方はどうなったんでしょうかね?)
過半数を取得できなかった場合、どのような方法で首相任命をするのでしょうか?
いずれにしましても鬼が出るか蛇が出るか全くわからない先行きとなっています。
夏休みタイ旅行をとお考えの方、タイ内政が非常に不安定な状況ですので、日々の情報収集は大事ですよ。
前回のクーデターの時もいきなりでした。すぐに空港が閉鎖され、バンコクも閉鎖となりました。
移動の自由は制限され、夜間の外出はできなくなrました。
運悪くクーデターに巻き込まれると、数か月足止めを食らうこともあり得ます。
この場合の滞在費はすべて自己負担です。事情が事情だけにオーバーステイにはならないと思いますが・・
タイは論ずるより行動のほうが早い国です。
生活タイ語を少々
ネーノン・・確実に、絶対に
ネーネー・・ネーノンを強調した言い方、例、ターイネーネー(絶対死ぬ)