みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

近世の世界史に観る12年周期

2018年08月17日 | 俳句日記


近代史を開いたエポック・メーキングな
事件が「ボストン茶会事件」であった事
を否定する人はいないと思う。
この蟻の一穴が今日の世界を創った。

以降、第1期は米独立戦争が主役だ。
第2期は、米国の独立に啓発されたフラ
ンス革命が主役で、


次第にナポレオンが第3・4期と大向こうを張った。


第5期はナポレオン戦争後のウイーン体制の成立と崩壊、中世が完全に崩壊してい
く過程で、王国から帝国主義への移行が
進む。背景には産業革命があった。

つまりは、強い帝国と植民地主義の台頭
である。新顔のプレイヤーが登場する。
露のニコライ1世、ドイツ連邦の巨魁であるメッテルニッヒである。

第6・7期は、その流れが加速された。
特にアメリカ大陸の植民地を失った英国
が、挽回を図っていたところに登場した
のが愛国者ビクトリア女王だ。


ここで列強相まっての中東・東南・極東
構わずアジアの争奪戦が始まる。
阿片戦争、エジプトに対する英普墺露の
四ヶ国条約、英の印度シクへの侵攻。


英国の積極姿勢に他の列強が引っ張られ
た感も無きにしもあらず。
クリミア戦争もその構図の中にあった。
そして、清に続いて印度が怒る。


セポイ(インド傭兵)の反乱である。
だがこれも戦争ばかりしていた欧米には
敵う術も無かった。
そして、1869年を迎える。

8月17日〔金〕曇り 台風の影響で涼風
早朝から化学療法を受ける為に、済生会
病院に七時間拘束されていた。
受診した後も打ち合わせがあった。
もう、日を跨いでいる。

本日の稿はこれまでとします。
12年周期年表は明日載せます。
悪しからず。
それにしても性懲りもなく宇宙まで…。

〈白玉も 月も好まじ 宇宙ゴミ〉放浪子
季語・月(秋)





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