みちのくの放浪子

九州人の東北紀行

春満月

2019年02月20日 | 俳句日記



2月20日〔水〕曇り

昨日は十五夜であった。
正確に言えば今朝の0時54分が満月である。
春が立って最初の満月の夜。
残念ながら雲の向こうだった。
今夜はどうだろう?

“名月”は我々日本人には馴染みの秋の季語だが漢味が強く女性には使いづらい、その点“春満月”には和の心が通っていて、早・仲・晩と時節に応じて使ってみてはどうだろうか?

女流俳人の池田澄子さんの句に次がある。

《初恋の あとの永生き 春満月》池田澄子

日本の婦女に似つかわしい達観した生きざまが
伺われてホンワカと嬉しい。
無論、アラ古希ぐらいの感慨であろう。
人生百年時代、アラ5thでは早すぎる。

〈あやにくの 風にフラれし 春満月〉放浪子
季語・春満月(春)


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