鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

2000年 オーストリアの旅 その13 エッツタール

2023年11月30日 | 海外旅行

インスブルックにいます。 さて今日はどこに行こうか? 候補として、フルプメスは駅前から市電のような電車で行ける。もう一箇所はエッツという町だ。 どちらも山間の町。 駅に着くと小雨が降り出したが、一向にどちらに行こうか決断がつかない。

 

迷った挙句、OBBに乗って、エッツタール(Ötztal)にゆくことに。10時45分発21番線だ。

 

車止めが面白い形をしている。 この各駅停車でゆこう。

 

中は普通の客車。

駅で、エッツタールまでの往復切符を買って出発。 30分ぐらいだったろうか、エッツタール駅に到着。

 

駅前からバスで行くが、行き先はオーバーグルグルという面白い名前の町だ。

バス停で、時刻を見る。 この時に月火水木などのドイツ語を知らないと困る。 曜日によって走っていない日があるからだ。

時刻表を覗いていると、現地の人達がエッツにはこれに乗れば良いと言ってくれた。 ドイツ語がわからないだろうから英語で親切に教えてくれたのだ。 ちなみに、エッツタールというのはエッツ谷という意味で、国鉄の駅名はエッツタールだが、行く町はエッツだ。

 

ミルク色のエッツ川に沿って走ってゆく。 途中小さな村を回って行くので少し時間がかかるが、村々を見られるのも面白い。

 

エッツに近づくと、駅で説明してくれた人達が、この日本人はエッツで降りるので止まってくれと運転士に言っている。 運転手はここよりも次のバス停の方が中心に近いと言って、みんなで私のことを心配してくれてありがたいことだ。

観光客や店が多い、案外大きな町だ。 それにしても山の傾斜がすごい。 あの谷間を行くとオーバーグルグルという町だろう。

 

山に向かって歩いて行く。 鹿の角が生えた家もある。

 

教会が感じ良い。 夢のような景色でしょう! 家々のゼラニウムも綺麗だし、

 

散策している人や、カヌーのパドルを持った若者がいたり、エッツを楽しんでいる人と時々出会う。

 

道標、これは後日レイアウトに使わせていただきました。 向こうに見えるポストのようなものは教会への道案内。

 

所々にキリストの像が、

 

綺麗な噴水がある。

 

あちこちに噴水がある。 この地方の家の壁には絵が描いてある。

 

この家は出窓の装飾もすごい。

 

ここは店のようだけれど、花が綺麗だ。

 

普通の家のようですが

 

玄関が洒落ている。 みんな家や町を綺麗にすることに心がけているようです。

 

さらに上にゆくと、野菜畑があったり、家の横にたくさん薪が積んであったり生活感がある。

 

薪の横から。 こういう美しいところで暮らしている人がいるんだ。 雨樋の先が伸びていて、下にドラム缶がある。なるほどだ。

 

小鳥も可愛がっているんだ。

 

下のメイン道路に降りて、昼食にすることに。 この店に入ろう。

 

レストラン この辺りに座って、

 

ドイツ語のメニューを見て注文したのがこれ。

ズッペ、 スープのことです。いろいろ入っていますが、これしか注文しなかった、というか、できなかったので、昼食はこれだけ。

せめて、パンを頼めば良かったとは未だに後悔しているのです。

 

天気が良ければ、芝生の上ででも寝転んでいようと思ったのですが、小雨で濡れていて、ゆっくりできないので、インスブルックに帰ることにしました。

帰りの列車で、車掌が検札に来たので切符を見せたら、これはダメだ、と金を払わされてしまいました。 行く時に往復と言って買った切符が片道切符だったのです。 言葉が通じなかったんだろう。 罰金まではとられなかったけれど、金額の見当がついていないのでの失敗でした。

エッツの美しさは忘れられません。 そこで

 

後日作った、ウイーンチロル鉄道。 エッツとアッヘンゼー鉄道のイメージです。

 

道標だってあるんだよ、そしてポストのような教会への道標、それにスマートも。

海外旅行に行った刺激は物凄いものです。

 

つづく

 

 

 

 

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しまかぜ

2023年11月29日 | 実物の鉄道

近鉄 しまかぜ です。

川岸の樹木を刈ってくれたので、この場所から写せるようになりました。 散歩の途中に、しまかぜが来るのを待って撮影。

 

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新レイアウトの製作 その55 山

2023年11月25日 | レイアウト

トンネルができたので山を仕上げてゆきます。

 

ここで崖を作るのに、ジオラマ造形シートを買いました。 今まで使ったことがありません。 どんな物なのか?

 

説明書を見るとすごい岩山ができている。 こりゃあ良い。

 

ロールになっている材料を少し切って試しました。 表面はフェルトのような生地です。

 

裏はアルミホイールのような材料で、手で簡単に任意の形にできます。

 

ここに崖を作ろうと思います。

 

説明書のように石膏を塗りました。 でも、フェルトの布が石膏を弾いて塗りにくい。

 

こんな感じになって、布の繊維が出てくるし、たくさん石膏を塗ったところもベタッとなって、岩肌には見えない。

これを岩肌のように削るのかもしれないけれど、とても説明書の作例のように作る自信がありません。純正のこれ用の石膏と筆ブラシを使えば良いのかもしれないけれど、結構高価だ。

スタイロフォームを使わずにこれだけで山を作ると、とても軽量な山ができそうなので、モジュールには有効かもしれませんが、この際、諦めることにしました。

 

スタイロフォームの山に道を作ります。教会にゆく道に石垣板を貼りました。 

 

穴を開けたのは石膏を食いつかせるためです。

 

結局、岩は石膏を型に入れて固めた物を使用することにして、山のあちこちに貼りました。

でも、岩をどこに貼るか? けっこうデザインに気を使うのです。

 

つづく

 

 

 

 

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HNモジュールは良いよ!!  その2

2023年11月24日 | HNモジュール

HNモジュールは複数のモジュールを繋いで大きなレイアウトにして運転します。

モジュールの1/10の型紙を作ってあります。 部屋の大きさに合わせて、その日に参加するモジュールの配置を考えます。

これって案外面白い。 これはかなり昔の写真です。 今は型紙を磁石のシートで作って、白板の上で動きにくいようにして考えているようです。

 

いろいろ考えます。 これなんか渦巻きの内側には人が入れないので、プランだけだったと思います。

 

こんなS型や

 

駅から分かれて、こんな形もありました。

 

ブリュックという4つに分岐した駅ができて、線路は複雑、運転も複雑。 それ以上にブリュック駅でのポイントとギャップの操作は大変。 だから面白いのだけれど。

 

モジュールの数が多くて、分岐を使わない時にはこんなに大きな形になってしまいます。

単線なので中間駅でブロックを切って、複数台運転するようにしています。

 

リバースのモジュールを作ってきた人がいて、醸造所から龍徳温泉を通って戻れるようになっています。

 

東京、北九州との合同運転会の時にはモジュール数が多くてこんな感じでした。

 

とても大きなレイアウトになりました。 関西、東京、北九州のモジュールが入り乱れてつながっています。

これって1日で搬入、組み立て、運転、解体、搬出を行ったので、まあ忙しかったけれど、モジュールがきっちりできていれば接続は簡単です。

まあ、なかなか繋がりにくいモジュールもあるけれど、そこは何とか工夫してつなげました。

 

そして、コロナ

運転会を開ける状態ではなかったのですが、それでも何とか開いて

少ないモジュールながらちゃんと運転会を開催しました。

もちろん、運転そのものもですが、やはり仲間が集まって顔を合わせることが楽しいので、コロナに負けず頑張りました。

 

そして、つい先日です。 たくさん見学にもきていただいて、情景のある模型を楽しんでもらいました。

 

ドイツのモジュール FREMOです。 桁が違います。 我がメンバーもミュンヘンまで行って見てきました。

情景があってこその鉄道模型とういことがわかるでしょう!!

 

 

 

 

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2000年 オーストリアの旅 その12 アッヘンゼー鉄道

2023年11月23日 | 海外旅行

ツィラータールバーンでイエンバッハ駅に戻ってきました。

国鉄の駅の反対側にある鉄道が、アッヘンゼー鉄道です。

イエンバッハ駅の両側から軽便鉄道が出ている。 もう聖地ですね。

 

これは到着した列車の機関車を離して、出発準備をする所です。 たくさんの客が降りてきました。人気なのです。

 

こんな機関車。 見ればわかるけれど登山用の機関車です。 釜が傾いています。

かなり変わった構造で、真ん中の大きなクランク軸をシリンダーからのロッドで動かして、それをどうやって動輪に連動しているんだろう?

よく見たら下にギヤが見えています。 ラック式の機関車です。

この機関車は100年前に出来たとか。 まだ現役で使われています。

 

登山鉄道なので機関車が後ろで客車を押します。

皆、記念写真を撮っていますが、

 

私も撮ってもらったら、ピンボケ。 オートフォーカスなのに!!

 

出発するとすぐに機関庫の横を通った。 これは煙室扉を開けているんだな、こうやって整備して100年間毎日走らせているんだ。

 

トラバーサーもあった。 機関車を乗せて横に移動させる装置だ。 留金が面白い。 きっと足で踏んでレバーを持ち上げるんだろう。

そしてすぐにラック区間に入り山を登りだす。

 

この辺りはまだ坂が緩い。 とは言え、そんじょそこらにある坂よりはきつい。

 

後ろから機関車が押しているが、まだまだこの辺りでの煙は少ない。

 

良い景色でしょう? ゆっくりと坂を登っています。

実はビデオを撮っていたのですが、それをみれば、近所家のベランダから手を振ってくれる人や、将棋をしている人たちも手を振ってくれる。

近隣の住民が、とても好意的だ。 

 

イエンバッハの街が下に見えてきてこの辺りから森林にはいり一段と傾斜が強くなり、蒸気機関車はゆっくりと、しかしすごく力強いドラフト音で後ろから押している。  煙突からはすごい煙を空に噴き出している。 すごくダイナミックなのでビデオを見てもらいたいものだ。 小さな機関車がこんなに頑張っているんだ。  

機関車が後ろなので煙は客車に来ない。 快適なのです。

 

森を抜けて集落が見えてきた。 スマートが下ってきた、この景色好きだな。 ということで、この数年後作ったウイーンチロル鉄道ではツィラータール鉄道、アッヘンゼー鉄道、そしてこのスマートがいる風景も再現したのでした。

 

峠を登り切った駅があります。 ここでアッヘン湖からきた列車とすれ違いです。

車掌さんがいますが、この人たちは走っている客車の外側のステップ、見えているでしょう、に乗って、切符を売ったりチェックしているんです。 車両から車両へも外のステップを伝わってサーカスのような事をしている。 しかもすごい勾配で機関車がゼイゼイ言っているような坂でもです。

 

この鉄道はアッヘン湖に向かう鉄道です。 湖はドイツ語でゼーです。 英語ならsea ドイツ語でseeで読みがゼー。

だからアッヘンゼー鉄道なのです。

オーストリアは何度か言っているかもしれないけれど、ドイツ語です。 多分ドイツ語はオーストリアから始まってハプスブルグ家によって、ドイツに広がったと思うんだけれど、なにせオーストリアはドイツ語。

さて、ここからは下りになるので機関車を反対側に付け替えて、出発。

 

アッヘン湖が見えてきました。 レジャーの場所のようです。

 

アッヘンゼー到着。 ここで皆さんは降りましたが、私は折り返し列車に乗るので、写真だけ撮ってまた列車に乗りました。

湖の横で、遠くに見える家々もスイスの家のような形をしている、保養地のような感じでした。

 

車できている人もたくさんいます。 奥さんと子供たちが列車に乗って、旦那は車を運んで来るというパターン。

これはゴルフ3のセダンだな、当時の私の車もゴルフ3だ。 ライトに親しみを感じる。

 

つづく

 

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