鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

フランス ローカル線の気動車 オートレイル  3

2023年01月31日 | 模型車両

ヘッドライトの交換です。

分解したついでに、連結器の伸縮機構です。 ヨーロッパのほとんど全ての車両はこんな感じの伸縮機構がついています。

ですから、直線での連結間隔は車体がひっつくほどでも、半径400ぐらいのカーブはもちろん、かなりのSカーブでも曲がれます。 こういうメカニズムになっていますが、こうやって床上から見られる形は珍しいので載せました。

それから、ウヲームギヤも台車の前側についています。 台車の中でもう一輪にも伝導しています。 これも急カーブを曲がれる仕組みで、エンドウのMPギヤでは急カーブは無理です。

さて、ライト

ありあわせの米球のコードの被覆を剥がしたら、こんなに短くなってしまいました。

 

これを頑張ってはんだ付けして、点灯OK

 

赤い色は暗いままですが、交換球が無いのでこのままにします・

 

非動力側の台車の裏です。 右の集電子は単なる集電ですが、左の腕のような集電子は何か?

 

車輪を回転させると位置が変わります。 これはヘッドライトとテールライトを進行方向によって変えるためのスイッチです。 何故ダイオードでしない? 古めかしい方法だ、と思うでしょうが、ここから電子リレー基盤?につながていて確実に進行方向で切り替わる。 そして、この利点はDCCにした時にヘッドライトとテールライトのためにデコーダーを載せなくても良いことです。 動力側にはデコーダーを載せるので、付随車側をこういう回路にしておくのは理にかなっているのです。 ダイオードよりもよっぽど構造が複雑だけれど、理由があるのです。

 

電球を変えたことで、運転室内にも熱対策をします。

 

アルミテープを貼りました。

 

つづく

 

 

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1987年 アメリカ RSNA その1

2023年01月30日 | 海外旅行

1984年にシカゴに行ってから3年、またアメリカに行く機会ができました。 今度は学会関係のツアーです。

放射線医学で最も大きな学会、北米放射線学会(RSNA)が、毎年11月末ごろにアメリカのシカゴで行なわれています。 放射線科医師はそこで発表するのが大きな目標の一つですが、世界中で応募が多くてなかなか採用されません。 ですからそこでの発表は大きなシンボル的なことになります。 一方、技術や物理的な内容は工学部や理学部、今では医学部保健学科などの先生たちや放射線技師、さらにメーカーなども発表したりしています。私はここでは発表の経験がないどころか、演題を出そうとすらしなかったのですが、後輩の中では何人もここで発表しています。 

こういう、世界で一番大きな放射線学会を見学するためにツアーが組まれています。 その一つに乗っかってアメリカに行きました。 ツアーの人数は15人ぐらいだったか、この時の記録をすべて紛失して、写真だけが残っているので記憶だけを頼りに書きます。 このツアーは、アメリカ系のメーカーが主催していて、かなり割安のツアー料金で良いホテルに泊ったり、金銭的な援助があったのかもしれません。

成田発、シカゴ直通のJALでした。 ジャンボジェットだったのでしょうか、席は飛行機の中の螺旋階段を上がった2階席で、コックピットの後ろの部屋でした。 多分、我々以外の客はいなくて、エコノミーだとは思うのですが貸切という感じ。 そこで、メーカーの部長クラスもいたのですが、飛行機に乗り慣れているのでガブガブ酒は飲むはリラックスした雰囲気でした。 ツアー客もほとんど放射線関係の同業者だったので、すぐに打ち解けわーわーやっていたのです。

スチュワーデス達も他の客がいないので打ち解けて一緒にしゃべったりしていて、しまいに、飛行機で用意していたつまみやおやつがなくなったので、じゃあ私の私的なおやつも持って来ますと言って持って来たり。 そこで、スチュワーデスに膝の上に座ってなどという人も、いやそれはと丁寧に断られていましたが、なにせ12時間ほどの長旅ですから。 

そして、食事が終わった後、スチュワーデスが機長達の食事を持ってコックピットに入って行きました。 コックピットのすぐ後ろの席ですから、よくわかる。 すると酔った一人が、スチュワーデスの後ろについてコックピットの中に入って行きました。 皆、唖然です、コックピットに入っていった、そして追い出されもしないで帰ってこない。 

我々もコックピットに入りたいよ〜、ということで、交代でコックピットに入れてもらえることになりました。

狭いです。機長と副操縦士が前に並んで後ろのさらに狭いところで地図を見ている人がいます。 航路を確認しているようです。飛行機の前の窓は小さい、そこからずーと前方に茜色に輝く空が見えていました。 あの空の場所がシカゴですと、機長が教えてくれました。 コックピットに入ったのはこの一回だけですが、身元がはっきりしている客なので入れてくれたようです。 それにしても貴重な経験でした。

かくして、シカゴ、オヘア空港に到着、ツアーなのでバスでシカゴ市内に行きますが、時間があるのでどこか行きたいところはないですかとのことで、私はシカゴ大学と希望したのです。 他人もシカゴ大学には大賛成で、私にとっては懐かしいシカゴ大学の中を観光バスで回ったのでした。 広い敷地なのでバスの運転士が迷っていましたが、、

そして、私の住んでいた所の近くを通った時に、ツアーコンダクターが小さな家を指差してここが、「モハメド・アリ」の生まれた家ですと説明された。 え〜、 この辺りで育ったのかと、びっくりというか感激でした。

そして、ダウンタウンの立派なホテルに到着。 

ウエスティンです。ツアーでなければとても泊まれないような高級ホテルです。

夕食後、11時を回っていただろうか、ベッドに入り、日本からの長旅で疲れ果てて、うとうとした途端に電話のベルが鳴った。 「今、地下のバーにいるから来ないか」と、友人達からの誘いでした。ツアーの仲間ではなく、以前から知り合いの友人達が同じ飛行機で来ていて、しかも同じホテル。

疲れた体に鞭打って、バーに出かけて

飲んでおります。 私は京都、他の人は大阪、岐阜、そして山口の人です。 学会に出ていると全国の人と知り合いになれます。 でも、まさかシカゴで呼び出されるとは思っていなかった。 それにしても夜中の2時まで、それでお開きにしようと思ったら、大阪の先輩が「僕もう一杯」とウイスキーを注文して、参ったまいった。

長い1日が終わりました

つづく

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フランス ローカル線の気動車 オートレイル  2

2023年01月29日 | 模型車両

ヘッドライトが暗いので交換します。

分解しました。 ありゃ? 室内灯は付いていないと思ったけれど付いている。

 

走らせてみると、ヘッドライトの電球と室内灯の電球が点灯しているのがわかります。 でも暗い。

 

分解したついでに構造を見ています。 床板はダイキャストだ。 すごい。 

モーターからジョイントで台車に連動しています。

 

モーターにはフライホイールがついています。 ヨーロッパ製なら当然です。

そして、右の黒い蓋は外すとDCCの8ピンのプラグです。 こういうものも20年以上前から当然ついている機能です。

 

まずは室内灯から。 このアルミカバーの内側に電球がありここからの光がアクリルを通って全体が光ります。

 

かなり電圧を上げて明るく光っていますが、実際の走行ではここまで電圧を上げません。

 

電球です。  これが暗いので手持ちの電球、昔使っていた米球に交換します。 LEDに交換した建物から外して持っていたのです。

 

右が交換した日本製の米球、左がROCOオリジナル。 かなり右の方が明るい。

LEDに交換しようと思ったけれど、基盤から丸々作らなければならないので、これでゆくことにします。

 

屋根です。 電球からの熱で屋根のプラが変形しないように薄いアルミが貼ってありましたが、台所用の熱いものに交換。

以前、これをしなかったので屋根が膨らんできたことがあったのでこれは絶対に必要です。

 

つづく

 

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フランス ローカル線の気動車 オートレイル  1

2023年01月27日 | 模型車両

ここ数年、フランス型が気に入っています。

こういうローカルな物です。

 

青、赤、黄色などいろいろありますが、この薄い緑が気になる。

 

これがかなり前にROCOから売り出されています。

 

これを最近買ったのです。 形はX2722と言います。

昔からフランスのこういう気動車が欲しかったけれど車体長が長い。 カーブはR430は曲がれるはずだが、車体のオーバーハングが大きそうなので避けて来ました。 

 

早速、実戦配備。 このレイアウトなら、車体長は問題なし。 気持ちよく走ります。

 

後ろはこんな形で、こちら先頭でもおかしくない。

 

しかし、よく見るとヘッドライトが点いていない。 いや、点灯しているのだが暗い。

これは購入どきに店で、数年前の設計なのでライト類が電球で暗いです、と説明を受けていました。 いや、中古ではないです、新品で購入ですが、少し前の製品。 その分、安かったのですが、、、

 

そこで、ライト類を明るくなるように改造しようと思っています。

つづく

 

 

 

 

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伏見桃山城

2023年01月26日 | 雑談

まだ雪が残っているうちに、桃山城に散歩に行きました。

ここは明治天皇の御陵、桃山御陵の入り口です。

ここを入って、途中から横道にそれて、

 

こういう細い道を行くと

 

横に池が見えます。 今は柵があって近くに行けないけれど、高校生の頃に氷が張ってその上に同級生がのって割れて落ちたことがあります。 治部池と言います。 多分 治部は石田三成の治部で、この近くに屋敷があったのでしょう。

 

この池からすぐに桃山城があります。 

 

大天守と小天守がある綺麗な城です。

 

なかなか立派です。 この城は、伏見城を模して、伏見城の敷地のそばの遊園地に建てたコンクリートの城で、伏見城そのものではないので混同を避けて伏見桃山城と名づけました。  明治天皇陵が伏見城の跡に作られたので、発掘もできないし、もちろん城を作ることができません。 そこで、これが伏見城と思っているわけです。

 

さて、NHKの大河が徳川家康なので、先日もテレビでこの城を放映していました。

伏見城といえば、豊臣秀吉が建てた城で、豊臣のものだと思うでしょう。 秀吉は大阪城を建てましたが、秀頼に譲った跡自分の隠居所として伏見城(指月城)を建てました。 しかしその城は大地震で崩壊して、少し場所を変えて改めて伏見城を作り直したのですが、それが桃山御陵の場所で、参道は大手門から続く道でそのつもりになってみれば、守りの形になっています。

そして、秀吉がこの伏見城で政治をしたので、各大名は伏見に大名屋敷を作り、徳川家はもちろん、石田三成、加藤清正、福島正則、毛利家、伊達家、黒田家、ええい、思い出せないぐらいたくさんの大名が伏見に住んでいたのです。 伏見は日本の首都だったのです。 秀吉が亡くなったのは伏見城でです。 大阪城ではありません。

それで、伏見城が無くなったかというとそうではなく、その後、徳川家康が入りました。五大老の筆頭ですから当然でしょう。 徳川屋敷自体は我が家の近くだったようですが、石田三成が他の大名に命を狙われて、徳川屋敷に逃げ込んだのも伏見の話です。

そして、関ヶ原の戦いになります。 その時伏見城は徳川の城ですから、家康の家臣鳥居元忠が入っていて西軍に攻められて落城しました。 これで伏見城が無くなったと思ったら違いました。

関ヶ原で家康が勝利した後、伏見城に入りました。 西軍は壊滅ですから取り戻したのです。

大阪には秀頼がいますから、大阪城を居城にはできません。

そして、朝廷から征夷大将軍を受けるのですが、その場所が伏見城です。 まだまだ、伏見城は立派な城だったのです。

江戸幕府を開きましたが、本格的に江戸幕府が機能したのは3代将軍家光の時代になってからのことで、初めは伏見城で家康が統治して、朝廷の近くに二条城を建てるまで伏見城を使ったようです。 二条城ができて、一国一城の政令を発したことで伏見城は廃城になりました。

そして大名は江戸に移っていった。 しかし大名の名前の町名は伏見にたくさん残っています。

伏見城は秀吉が建てたので豪華な建物や門があったので、解体した時にこれらをあちこちに移築したようです。

徳川の天下で、徳川から伏見城の物を頂けるのは名誉なことだったようです。

ちなみに桃山とは、伏見城がなくなり、仕事がなくなった武士たちが農民になってこの山に桃の木を植えて、桃で一杯になった。 それで桃山という名ができたようで、秀吉の時代には桃山という地名はなかったのです。

そして、今、桃山という名はブランド名で、伏見よりずっと位が高い感じで扱われています。 ですから、マンションの名前に桃山をつけたものがものすごく多い。 レジデンス・桃山とか、

そうそう、桃山城ですが遊園地の廃止と同時に取り壊しが言われましたが、伏見のシンボルとして残してほしいとのたくさんの人の意見で解体せずに残しています。 でも、耐震対策をする金もなく、最近では朽ちて来て、赤い色も剥げて来て、近くに寄れないように縄張りがしてある有様です。 だれか修復費用を出してください。 クラウドファンディングでもなんでも、気力のある方なんとかしてください。  綺麗にして入場料を取って天守閣に上がれるようにして(エレベーターがあるはず)、伏見のシンボルですから。

 

昭和40年頃、桃山城を作っているところ。 この時にも資金難で何年か工事が止まっていた。

 

 

 

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