鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

HNモジュールは鉄道模型の王様だ! その15  ダイヤ運転1 今までの方法

2023年04月30日 | HNモジュール

HNモジュール、単線でキャブコントロールで1つのコントローラーでは駅と駅の間の短い区間しか走れない。 次の区間には連携プレイで列車の引き渡しをしなければならない。 もちろん全区間を一つのブロックにすることもできるが、それだと同時に1台しか走れない。 

ということで、何台も列車を実物の様に走らせるためにはダイヤ運転で、お互いの区間を時間どうり走って列車の引き渡しをしなければなりません。 

実は初めからダイヤ運転をするつもりでHNモジュールを設計したのです。

初期の頃こんなダイヤの書き方を考えました。 横に駅名、縦に時間ですが、運転や駅でのポイント操作など細かく書いてあります。

 

その後、書き方を少し変えたりして。

 

2011年には実物の様なダイヤで横に時間、縦に駅名を書く様にしました。

普通の人はこれが見やすいのでしょうが、模型としては運転しにくい。 何故かというと、模型では駅が横方向に並んでいます。 右に走らせたら良いのか、左に走らせたら良いのか分かりにくい。

 

その結果、横方向に駅にすると、たとえばプロヴァンスからブリックにゆくには左方向、トラバーサーに行くには右方向と直感的にわかる。  模型では実物と違って前後ではなく、左右に列車を走らせるのです。

だからこの書き方がわかりやすい、と言う事で現在もこの方式を使っています。

発車時間、到着時間ですが、発車は時間どうりできるのですが、到着時間は守るのが難しい。 ゆっくりすぎて、急に飛ばしたり、逆に飛ばしすぎて急にゆっくりさせたりで実感的ではない。

そこで、出発時間は守るが、到着時間は特に気にしなくて良ことにした。 走行時間は十分に取ってあるので、実感的な速度で運転すれば良い。 早着は構わないのだ。

 

次回は、実際の具体的な例を挙げてダイヤ運転を説明します。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

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新レイアウトの製作 その13  鉄道名を決めた

2023年04月29日 | レイアウト

鉄道名を決めました。

日本とヨーロッパの2つの情景をもつ軽便鉄道なので

「桃山鉄道 日欧軽便線」

とします。

日本の部分の線路施設は終わって、ヨーロッパ部分の路盤作りをしています。

湖? 池? を作るので、鉄橋の高さを考えるために試しています。 これじゃあ低いかな?

 

これぐらいの高さは欲しい、ということで全体の路盤の高さを決めました。

 

スタイロフォームを使うと線路位置が高くなりすぎるので前のレイアウトで使っていたベニア板を使います。 先日、表面をきれいにした板です。 スペーサーを置いて接着剤を塗って

 

ベニアを置いて接着しています。

 

もちろん水平をしっかり見ています。 でも完全に水平にする必要はなく、勾配がない程度の精度です。

たくさん置いてあるのは接着のための重石です。

 

こちらの部分の元の路盤は使えないことが判明

 

剥がしましたが、やはり下から昔の情景が。 この川はザクセン保存鉄道の遺跡?です。

 

一旦MDF板を置いて

 

建物などを置いて情景を考えつつ

 

手作りコンパスで線路位置を描いて

 

路盤を切り出しました。

 

つづく

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海外旅行 1996年第4回ヨーロッパ鉄道模型紀行 その4  ミュンヘンのホテルで

2023年04月28日 | 模型車両

ノイシュヴァンシュタイン城に行った翌日、ぎっくり腰が痛い。モデルバーンの木村社長に言うと、ホテルのプールにあるサウナに行くと良い、水着は私のものを貸すからとのこと。 何回も海外旅行に来ている人はホテルのプールのために水着を持ってきているのだ。

友人は私の勧めでビュルツブルグのマリエンベルグ要塞とレントゲンの研究室に行った。 他の人たちも皆んな何処かに出かけて、私は一人でプールに行った。 結構大きい室内プールだ。 その横にサウナ室があった。

サウナに入ると、先に入っていた人が水着を脱げと言う。 外に帽子のハンガーのようなものがあるので、そこに水着をかけてスッポンポンでサウナに入れと言う。 その人もそうしている。 ということで裸でサウナに入り、プールサイドでは水着で過ごした。

プールは混浴というか男女一緒なのは当たり前だが、サウナはどうかと言うとやはり混浴だ。 と言うことは女も水着を脱ぐのだ。

プールサイドにいると女性がサウナに向かっていった。 そして入るかと思いきや、室外に出るドアから出ていった。 横の人が外にもサウナがあるんだと言った。 女性は外のサウナに行ったのでした。 残念?

後日、日本に帰ってから木村社長にこの事を言うと、たしかにサウナで女性もスッポンポンで入ってきて、人が寝ている上を跨いでいかれたこともあると言っていた。 へ〜 そうなんだ、。

さて、このプールサイドにビーチチェアが並べてあって、横に小さなテーブルがある。ボーイに飲み物を注文してサイドテーブルに置いてチェアに寝転んでいると、ものすごく豪華な気分になる。 ドイツのミュンヘンのホテルでセレブになった気分である。 海外で必死になって観光地を回るだけが旅行ではないなと思った。

隣のビーチチェアにイタリア人が居た。 話しかけてきたので腰が痛いのでここに寝転んでいると言ったら、このプールの隅にマッサージルームがある。 ここのマッサージはうまいからやってもらったらとの事。 海外でのマッサージは話の種にもなりそうなのでやってもらおうと思ったが、昨日ぎっくり腰をやったところなので、今日腰を揉んでもらうのは怖い。 悪化したらどうしようと思って、マッサージは止めた。

 

午後、友人が帰ってきた。マリエンベルグ要塞は寒くて居ていられないとさっさと帰ってきたのだが、ノイシュヴァンシュタインの方が寒かったと思うのだが、一人だと寒く感じるのかもしれない。

そして、二人でミュンヘンの街に繰り出した。

うろうろしていると、ツアー仲間のKさんとばったり逢った。

そこで、一緒に夕食という事でカールスプラッツ近くの店に入った。

Kさんは少しドイツ語が話せて、今日はバイオリンを作っている村があるので一人でそこに行って来たそうだ。 かなりのお年なのに元気だ。 ドイツ語が話せる人がいると頼もしい。 食事の注文はこの方に任せて気楽に食べて飲むことができた。 

多分、カールスプラッツの入り口だと思う。 

 

翌朝(だと思った) ミュンヘンの街に出る。

マリエンプラッツにある市庁舎のからくり時計。

 

南ドイツの民族衣装で演奏をしている。 

 

ノイハウザー通り。 昨晩Kさんと夕食を食べた店だ。

 

 

何人かいるがこれはツアーの1/4ぐらいか。

私の隣の松葉杖をついている人は、この格好でドイツまで来ている。 Hanaさんというけれどスーツケースは持てないのでリュックだけだ。 リュック一つでドイツ旅行。 これで土産に鉄道模型も買ってリュックに詰め込んでいる。

 

ここはノイハウザー通り入り口のカールスプラッツのマクドナルドです。 ここに先ほどの人たちと昼食に入ったのですが。

Hanaさんはトレイを持つのが大変なので皆で手伝ったりしたのですが、実はこの方、仕事で一週間休みを取れれば一人でドイツに来ている。 年に何回もドイツに来ている強者なのです。 松葉杖とリュックだけで。 松葉杖は機内では客室アテンダントが上の棚に入れてしまうので、トイレに行くごとに松葉杖を取ってもらわなければならない。 大変なのですが、後の方はファーストクラスを使う様になりました。 

と、この方のことを詳しいのですが、旅行後、数年経ってHNモジュールの仲間になって20年ほどお付き合いしていたのです。

過去形で書いたのは、この方一昨年お亡くなりになりました。 病気ですが、家族的は付き合いはないので詳しいことは分かりませんが、亡くなる1週間ぐらい前に電話をいただいた時には入院はしているものの元気な声でした。 ご冥福を祈ります。

この方のHNモジュールは素晴らしいもので

スイス風の駅で2つのモジュールを連結して大きな駅にしています。

 

さすがに何度もヨーロッパに行っている人の作品で、細かいところにも目が届いています。

 

さて、ミュンヘン

マクドナルドの隣の玩具屋ですが、この地下で鉄道模型も売っています。

 

皆んなで記念写真を撮った後ろの建物、キリンさんがいるところでも鉄道模型を売っています、

そして、市庁舎の前や、少し横手でもたくさん鉄道模型の店がありました。

でも、これから20年近く経ってからミュンヘンに行った時には、鉄道模型を売っている店はほとんどなくなって、ミュンヘン中央駅内の11番線という店だけしか見つけられませんでした。

寂しいことです。

 

ミュンヘン地下鉄

 

これからスイスのチューリッヒに向かいます。

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

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HNモジュールは鉄道模型の王様だ! その14  運転

2023年04月27日 | HNモジュール

HNモジュールの運転です。

鉄道模型は動かすものですが、最近は鉄道模型趣味誌でも運転方法についての記載はほとんどありません。

車両を作った記事でも、動いた程度の記載で、レイアウトでもどうやって運転しているのかあまり書いてありません。

模型車両を動かすことはごく当たり前の方法で珍しくないからでしょうか?

でも車両を動かすだけでは、運転と言うにはおこがましい。

大きな運転会でエンドレスを列車が走っている。それは見ていても気持ちが良いものですが、一定速度で走っているだけで果たして運転と言って良いものか? やはり、駅から走り出して速度を変えて、カーブで減速して、駅に近づいたら停止位置にきっちり止める、せめてこれぐらいの操作をしなければ運転とは言えないのではないでしょうか?

さて、HNモジュールは基本的に単線で終点ありの線路配置になります。 ですからエンドレスの様に一定速度で動かしっぱなしにしておくわけには行きません。 自ずと運転しなければならないのです。

HNモジュールではキャブコントロール方式という運転方法を採用しています。

キャブとは運転台のことで運転台コントロールとでも言いましょうか。 この様な方法は昔から当然にように行なわれている方法ですが、最近本で見たことがないので、少し説明します。

両端に終着駅と中に中間駅があるシンプルな線路配置を考えます。

コントローラーは左の「かや駅」と、右の「はな駅」にあり、中間駅のポイントまでそれぞれのコントローラーがつながっています。

中間駅の1番線、2番線は線路にギャップが切ってあって電気的に独立しています。

この部分に右と左のコントローラーへの切り替えスイッチS1、S2がついていて、スイッチの操作でどちらのコントローラーからも走らせることができるようになっています。 これがキャブコントローラー(キャブコン)という方法です。

当然ポイントもあってポイントのスイッチP1、 P2もついています。

両端の駅のポイントと操作については省略します。

 

ここで、両方の終着駅から中間駅に向かって列車が走り出します。 中間駅のキャブの切り替えは上の図の様にして、「かや駅」の運転士が「フランス駅」の1番線まで運転できる様になっていますので、1番線に止める様に運転します。 右からの列車も同様に2番線に到着させます。

 

両列車が到着してきっちり停止すると、中間駅では1番線を右の「はな駅」のコントローラーになる様にキャブ切り替えスイッチを換え、2番線も「かや駅」側に切り替えます。 そして、ポイントP1、 P2も切り替えます。

一方運転士は、先ほど走らせた列車を運転するのではなく、新たな列車を運転するので、今度は進行方向が逆になるので逆転スイッチを変えなければなりません。 これを忘れると、反対方向に走るので、ちょっと待って! と言うことになります。

 

時間が来たらそれぞれの運転士は列車を発車させます。 「かや駅」には緑の列車が向かい、「はな駅」にはクリーム色の列車が向かい

これで列車交換ができました。

これが、一つのクールです。

中間駅のポイント係は右と左と両方からくる列車を見ながらポイントとキャブ切り替えスイッチの操作をしなければなりません。

運転士は列車の方向を間違わないように気を遣いながら出発させ、何メーターか先にある駅の停止位置に列車を停止させなければなりません。

これが基本的な運転です。

 

つぎに、各駅停車が駅に停まっている時に急行が停車せずにすれ違う方法を述べると

右から来た各駅停車(赤)が「フランス駅」に停車しました。 この時点でS1は左のコントローラー、S2は右のコントローラーにつなげています。左から急行(青)が「かや駅」を出発します。

 

赤が停車すると、S2をOFFにしてP2のポイントを1番線側に切り替えます。

 

急行は止まらずに通過しますが、この時に1番線を通過した時点で右のコントローラーの領域に入ります。ですから、右の運転士は進行方向を合わすために逆転スイッチを切り替えて、コントロールノブもある程度の電圧まで上げておく必要があります。 このレベルが左のコントローラーと違うとギャップの位置で列車の速度が急激に変わるので、瞬時に調整して自然に見える様な速度に調整します。 これをS2がOFFになる前に操作すると、赤い列車が右方向に走り出すので、あくまでも中間駅の係員がS2をOFFにしてからコントローラーのつまみを回します。

 

急行が「はな駅」のコントロール領域に入ると、「かや駅」のコントローラーをゼロに戻して進行方向を左に切り替えます。

中間駅では、コントローラーがゼロに戻ったことを確認してP1を2番線に切り替えてS2を「かや駅」側に切り替えます。

これで赤い列車が「かや駅」に向かって走れる様になり

「かや駅」側の運転士が赤い電車を出発させて「かや駅」に向かわせます。

これで、無事急行運転終了です。

 

よくある失敗ですが、中間駅の操作員が操作を間違うと2台同時に動き出し、列車がぶつかると言う事故が生じます。

中間駅の操作員は右と左の両側から列車が来るので、頭がこんがらかって大変なのです。

 

実際の運転会では駅の数が多いのでこんなになります。 でもそれぞれは上記の基本の連続なので自分のところだけ見ていれば良いのですが、どこかでダイヤが乱れると来るべき列車が来ていなかったり、すれ違いさせるために長く止めたりといろいろあって、面白いのです。

HNモジュールではフリーな時間は適当に運転していますが、ダイヤ運転では全員が配置について、時刻表に沿った「運転」をしています。  疲れるよ、 心地よい疲れだけれど。

 

つづく

 

 

 

 

 

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新レイアウトの製作 その12 右のエンドレス

2023年04月26日 | 模型車両

レイアウトの製作ですが、2つエンドレスを作ります。 左半分の線路が敷けたので、右のエンドレエスにかかります。

以前のレイアウトの海が邪魔なので剥がしています。

 

レジンを剥がすのは結構面倒です。 その下の紙も剥がしています。

 

全体にスタイロフォームを乗っけてこの上に線路を敷こうと思っています。

 

でも、下の板が水平ではないのでスタイロフォームの真ん中が持ち上がってしまいました。

下も水平にしなければ。

 

下の板、すなわち前のレイアウトのベースになっていた板を切って

 

持ち上げて、この下から、工作を始めなければなりません。 大細工になってきました。

 

この板を使うために、一旦平らに置いて、この上の石膏や芝生などを取り除きます。

石膏を湿らせて削っています。

 

新しいベニヤを買ってきた方が楽なのですが、以前のレイアウトを壊してその材料も使いながらレイアウトを作り直すのは新しいレイアウトを作るよりも大変です。

こういう削ったりの作業に疲れ果ててしまいました。

 

もう一枚写真を入れておきましょう。 こういう作業が大変なことを分かっていただけましたか? といいつつ、自分が好きでやっているので、仕方がありません。

ということで、この板の表面は(一応)綺麗になりました。

 

つづく

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