鉄道模型のある生活ブログ

鉄道模型にかぎらす、なんでも書いてしまいます。

宇宙

2024年05月13日 | 科学、生物

孫が遠足で、スプリング8と、西はりま天文台に行きました。 私も昔からスプリングエイトには行きたかったので様子を聞くとさっぱりわからなかったとのこと。 本当にわかるのはすごい科学者だけだから、こんな施設があるということだけ分かれば十分です。

西はりま天文台は明石の天文台ぐらいだと思ったけれど、ホームページを見たら根本的に違う。 宇宙を観察する施設です。

そこで、高齢者学校で宇宙を習った事を思い出しました。 もう7年も前のことです。 何人もの先生、ほとんど京大や阪大、大阪公立大学などの専門に研究しておられる先生の話で、難しい話をわかりやすく説明してくれました。 でも、ほとんど忘れちゃったのですが。

 

これはパソコンで見ることができる無料アプリです。 MITAKAが有名です。 以前ダウンロードして見たので、地球から宇宙の果てまで旅行できるすごいアプリです。 今回ダウンロードしようとしたらWindows専用。 私のWindowsパソコンは動作が遅くて使い物にならないんでダウンロードは諦めましたが、みなさん試してみてください。

 

講義風景。 京大の先生です。太陽が生まれてから終焉までのスライドです。 丸くなっているのは時系列を一枚の絵に入れるためで意味はありませんが、右上隅で太陽が生まれて、現在は生まれてから43億年でスライドの左端の部分。そして、最後には大きく膨らんで地球も飲み込んで消えてしまう、 これが60億年です。 それまでに地球から脱出しなければなりませんね。

 

これは違う先生の講義で、月ができた時の様子。  地球にも小天体が頻繁に衝突していたとのこと。

ちなみに授業は週一回ですが一年間あるので宇宙の話だけではなく、ニュートロンやヒッグス粒子などの話、地球に及ぼす効果では植物や動物の話など、いろいろな先生が話されます。

ここでは宇宙の内容を選んで載せています。

 

太陽の黒点の変化で地球に影響があるという話。 テムズ川が凍った絵はいろいろな文献にも掲載されています。

黒点は黒いので、そこだけ核融合がなされていない様に見えますが、周りの温度が6000℃に対して4000℃と低いので黒く見えるだけだそうです。

 

アンドロメダ銀河が衝突して地球もえらいことになりそうです。

地球が属している天の川銀河もアンドロメダ銀河のように小さな点々で形成されていて、その小さな点の一つ太陽系で、その中に地球もある。

時速40万Kmで我々の天の川銀河に接近。 時速40万Kmなら10時間で400万Kmだ、100時間なら、、、1万時間なら、、

それが40億年後に衝突とのこと、宇宙はなんと広いことか! そして時間感覚が違うことか。

宇宙の広さは、Mitakaで体験できます。

 

さて我が家の太陽系

ガラス玉の飾りです。 テニスボールぐらいの大きさのガラスの中に太陽系ソーラーシステムが作られている。 名前も書かれています・

 

 

台の上に乗せてあるので自動的に回転はしないけれど色は変わる。

 

夜見ると綺麗なんです。

 

ガラスの中にどうやって彫ったんだろうかと考えてしまいます。

 

宇宙を見ていると、世の中の恨みつらみなど、些細なことだと思って忘れてしまいます。

空を見上げれば宇宙です。 宇宙には星だけではなくて、神様もいるんです。 天に在します我らが神よ、

なんと宇宙は壮大なことでしょう。

 

 

 

 

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毛細血管 血管の老化

2022年06月26日 | 科学、生物

毛細血管という名前は聞いたことがありますね。 私も聞いたことがあります。 髪の毛のように細い血管で末端部まで張り巡らされている血管でしょう?  ほぼ正解ですが、髪の毛の太さは約100μm 、毛細血管の太さは約5μm(内径)ということなので、髪の毛よりもはるかに細い。

これが、身体中を回っていて細胞に血液を与えるというか、酸素を与えて老廃物を取り除く。 これぐらいまではなんとなく知っていたのですが、体の細胞の数は50兆個ほどあります。 これ全部に血液を与えると考えると、どういう仕組みかと悩んでしまいます。 悩むまでもなく体は自動的にちゃんと血液を細胞に送り続けてくれているのですが、歳をとるとこれが怪しくなる。

さて、高齢者の学校でこの辺りのことを習ったのですが、ほとんど覚えていません。 学生にするような講義なので私など理解できるわけはないのですが、私が理解できたことを書くということは簡単なことだけ選んで書くということになるので読んでみてください。

毛細血管の図です。 原図を載せるのは申し訳ないので適当に省略した絵を描きました。

筒のようなものが毛細血管で、血管壁そのものも細胞なので隙間があります。ペリサイトという細胞が大切らしいのですが、ここでは名前だけにします(説明は無理)。

左に赤血球があります。太い血管の中では小さな粒のように見えますが、毛細血管は赤血球よりも細いのです。 

じゃあ、赤血球は毛細血管を通れないかというと、通るんですね。 この時に図のように変形します。 するとこれがバネのような効果で血液中の酸素を血管壁の外に押し出します。 こうして、周りにある細胞に酸素を供給しているのです。

これを聞いて思わずびっくり、単に毛細血管が通っているので細胞に酸素を与えていたとだけしか思っていなかったので、こんな仕組みで酸素を押し出していたのかと、感心したのでした。

でも、これだけで小さな細胞一つづつに酸素を送れるほどではないので、それこそ毛細血管がたくさんあるのだろうと思ったら案の定。

毛細血管が100μm程度の間隔で並んでいる。細胞はさらに小さいのだが、毛細血管から押し出された酸素は50μm程度まで届くそうだ、だから100μm間隔ならば間にあるすべての細胞に酸素が届く。

なるほどではあるが、身体中の至る所に100μm間隔で毛細血管があるとは驚き。 身体中毛細血管だらけだ。

これは特別な機械で撮影した血管の写真。 毛細血管が上の略図のように並行に並んでいるのが見えます。

それで、歳をとるとこれがぐじゃぐじゃになってくるんですね。 先に届かない血管。 ゴースト血管と呼びますがそれが増えてくる。ゴースト血管が増えると癌になったり認知症になるリスクも増えます。

そこで、ゴースト血管を作らないような生活が大切になります。

そこで、この先生が出したのが

この本です。 詳しく知りたい方な買って読んでください、 日本語が苦手な人には英語、他、世界何か国語でも出されていますので、そちらをどうぞ、 というほど世界でも注目されている。

この後、腫瘍における血管とか老化における血管の講義など、もう血管でお腹がいっぱいになってしまって、頭にも入らず。

でも、血管の老化を防ぐには

1)バランスの良い食事と生活習慣病の元凶を断つ

2)運動して血流を改善する

3)血管同士の接着を誘導できるような食材を摂る

いずれも当たり前のようなことですが、食材が気になる、

ヒハツ、シナモン、ルイボス などが良いようだ。

どんな所で手に入るか聞いたら、さすが年寄りのクラス、私はそれを買って食べていますと言う人もいる。 どうもスーパーや薬屋で売っているようだ。

最後に、最新の研究として、新型コロナウイルにかかって治ったのに症状が残る人の話をされました。

体からウイルスが消えても倦怠感など症状が残っている人が一定数いる。 この方々の血管を調べると、毛細血管が老化している。 すなわち歳をとったのと同じようなことが体の中で起きていることを発見されたそうです。 もちろん程度問題があり、どの程度かは人によって違うのですが、毛細血管が歳をとったようになるので老人がしんどいというのと同じような症状かもしれません。

まあ、私は2時間かかって聞いたのですが、これほど短くするのは至難の技で、間違いあるかもしれません、 その時にはお許しを

 

 

 

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ウイルスによる治療

2022年06月15日 | 科学、生物

新型コロナが流行ってかないません。 ウイルスが悪いんだけれど、ウイルスは病気の治療などにも使われているという話を聞いたので、聞きかじり程度ですが書いてみます。

まずはウイルスと細菌の違い。

大きな違いは単独で増殖できるかできないです、ウイルスは自分で増殖できないので動物などの細胞の中に入って増殖する。

抗生物質が効くか効かないかも重要ですね、ウイルスには効かない。

問題の増殖ですが、

いい加減な図を描きました。元図をそのまま使うのはまずいのと複雑なので、私のわかる範囲で省略した図です。

四角いのが細胞。 左上にあるウイルスが細胞に入ります。 この時にウイルスにあるトゲトゲがどうのこうのとワイドショーなどでもいろいろ言われていました。

細胞に入ってから、増殖のためにmRNAを合成するタイプとDNAを合成するタイプがあって、これはウイルスの種類によって決まっているようです。 こうしてできたこれらからタンパク質を作って、新たな子孫ウイルスとして細胞から出て広げてゆく。

DNAウイルスとして知られているのが

 インフルエンザウイルス、はしか、C型肝炎ウイルス、エボラウイルス、HIV、そして新型コロナウイルス。

mRNAウイルスとして

 B型肝炎ウイルス、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、天然痘ウイルスなど

結構、知っている名前があるんです。 インフルエンザウイルスのスペイン風邪など世界中で5000万人以上の人が亡くなったことは皆さん聞いたことがあると思います。

ウイルスを薬として使うのは昔から行われています。

弱毒化したウイルスを使って免疫を作るのです、

例えば

ポリオ、はしか、風疹、おたふく風邪、水疱瘡 などで、みなさんも子供の頃に投与されていると思います。

 

さて、ウイルスを遺伝子治療に使う方法が開発されています。

簡単にいうと病気の発生する遺伝子を病気のない遺伝子に変えるのです。

遺伝子情報DNAのゲノムを改変するのです。 画期的に病気が治る方法です。

細胞の遺伝子のところにどうやって、新遺伝子情報を持ってゆくか?

色々な方法があるようですが、その一つとして、ウイルスに情報を持たせれば、手書きの図のように細胞中に入ってDNAなどを合成する、 その時に新遺伝子情報が細胞にコピーされて、治療終了。 あまり正しくない書き方かもしれないけれど、ウイルスを利用して細胞の中のDNAを書き換える。 もちろんウイルスは新型コロナウイルスのような危険なものではなくて安全なウイルスを使用するでしょうけれど。

一回の治療で完全に治ったりするようです。 

でも怖い気がしますね

そこで、この手の遺伝子治療の研究数を調べると、アメリカが一番で中国が続いている、日本はというとわずかに1.5%、なんでや? 国が金を出さないから? いやいや、国民性です。 怖がるのです。 安全安心100%でないと新しいことには敬遠する。 多分メディアが大きく影響して、10万人に一人のトラブルが出たら、全員がそうなるように報道するし、それに同調して反対を唱える人がたくさんいる。 アメリカ人なんて、それぐらい平気だ! という人がたくさんいる。 まあ、この辺りをどう考えるかは置いておいて、上のグラフが実態を示している。

ちなみに、遺伝子治療にはiPs細胞なども大きく役立つだろうし、まだまだ研究の段階ではあるが、実用化されているものもある。 医薬品の開発には10年、20年の年数がかかるし、実用化されなければ丸々会社の損害だから、すごく高額になる。

遺伝子治療で一回あたり1億円ぐらいのものはザラであるが、治療を受けなければ病院で対症療法の薬を飲み続けてそれぐらいの金額がかかることもありうる。 実際に支払う金額は保険が大いに関係するので、国によって事情は大きく異なる。

ということで、遺伝子治療ですが、そんな大袈裟なものではなくてもすでに使われているものもあります。

みなさんも注射したファイザーやモデルナのワクチンは遺伝子治療です。

このあたりで、将来怖いと言う人がいるんですね。 でも、世界中で何人打ったかの母数なしに副作用だけを大袈裟に考える、さきほどの話になります。

アストロゼネカがそうですが、10万人に一人ぐらい血栓ができた。 それで日本では承認しなかった。 でも、この会社は世界中の貧困な国の人にも打ってもらって新型ウイルスにかからないようにと、採算を無視した低価格で提供していたようです。 それに対して、ファイザーやモデルナは大儲けして小さな会社だったものが世界一ぐらいまで大きくなったということです。

 

以上、遺伝子導入にはベクターという大事なものがありますが飛ばしました。 ご自分で調べてください、面白いと思います。

 

 

 

 

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